2007年8月17日金曜日

明日入荷・注目新刊ご案内

その1 ~ 新しい「辛弃疾全集」出版 ~

『新校編辛弃疾全集』(宋)辛弃疾撰 徐漢明編 湖北人民出版社 2007年1月刊 税込定価2,793円

宋代の愛国詞人として知られる辛弃疾(1140-1207)の作品を新たに収集・整理。現在最も収録数が多い「新全集」。辛弃疾の作品を詞・詩・文の三つに分けて収録し、交勘を附す。収録各篇は、各種版本と比勘・誤入重複をはずし、異同は校勘記にて解説。巻末附録に《南渡録》《窃憤録》《窃憤続録》3篇を収録した《辛弃疾存疑文録》他、《諸家贈酬詩詞》《生平及著作版本》の関連研究資料を附す。横組簡体字本。

その2 ~新中国における古籍整理の成果を記録~

『新中国古籍整理図書総目録』  
全国古籍整理出版規劃領導小組辧公室編 岳麓書社  2007年1月刊 税込定価9,450円

中国では辛亥革命の1911年までに編纂・刊行された書物はすべて古籍として位置づけられ、1911年から「五四」運動が起こった1919年までに刊行された図書も伝統的な著述方式によるものは古籍と見なしている。本書は1949年10月~2003年12月までの54年間に整理・刊行された古籍各々の書名・叢書名・著述者・整理者・出版社・出版年代などを明記して収録した目録。古籍を「科学技術類」「文学類」「語言文字類」「文化芸術類」「歴史類」「地理類」「哲学類」「宗教類」「綜合参考類」「普及読物類」など10大門類とその下の細かい門類に帰納する分類方法は、伝統的な四部分類法及び現行の「中国図書館分類法」と異なる独特な分類法を採用している。横組簡体字本。

その3 ~ 過去100年にわたる江南地域研究書名を網羅した目録 ~

『江南区域史論著目録(1900-2000)』
陳忠平 唐力行 主編 北京図書館出版社 2007年6月刊 税込定価7,560円
江南地区とは、主に上海・江蘇南部及び浙江北部のことを指す。本書は、甲編「文章目録」と乙編「著作目録」から構成、1900年~2000年に中国大陸で発表された上古から民国時期までにおける江南地方の歴史研究論著を収録した目録。これらの著述の内容は、社会、政治、経済、文化、人物など多分野にわたる。

0 件のコメント: