2010年8月26日木曜日

速報[8月26日]~これから入荷・発売する本

 
327990 『清宮揚州御档選編(全6冊)』
    中国第一歴史档案館、揚州档案館編 広陵書社 2009年12月刊 51,450円
 本書は、中国第一歴史档案館に収蔵されている清代における揚州に関する上諭・題本・奏章260余点を影印収録する。その内容は、明末清初の史可法御城と清軍の揚州大虐殺、康煕・乾隆帝の南巡時の食事メニューや料理人の名簿、《全唐詩》《佩文韻府》を含む様々な書籍の刊刻、両淮塩課の赤字状況、嘉慶帝の諭旨を受けた官員が阮元を見舞ったという史実の真偽、阮元・王念孫の出世、災害救済情況、商人から集めた義捐金、科挙汚職案の処置などの広範囲にわたり、史料価値が高い。巻頭の「揚州行宮図」「揚州水陸図」「揚州城防図」など5幅のカラーの絵画は、当時の揚州の様子をリアルに再現している。

331077 『曾文正公手書日記(全12冊)』
    鳳凰出版社 2010年5月刊 136,500円
 曾国藩(1811-1872)は、中国近代史に大きな足跡を残した人物の一人である。清王朝が繁栄から衰退へと向かっている時期に生まれた曾国藩は、太平天国蜂起を鎮圧するため、湘軍を創設し、10数年にわたり太平天国を鎮め、「同治中興」という政局を作り出した。政治・軍事・経済のみならず、思想や文化とりわけ理学の面にも大きな影響を及ぼし、その影響力は今でも続いている。
 宣統元年(1909)、上海中国図書公司により刊行された《曾文正公手書日記》は、曾国藩が32年間にわたり綴り続けた日記を収録する。その内容は、道光・咸豊・同治・光緒時期の朝政・軍機・外交・文教など領域及び当時の数多くの歴史人物に及び、史料価値が極めて高い。本書は、宣統版《曾文正公手書日記》の完全影印本。


334692 『豫鄂皖贛四省農村経済調査報告』
    金陵大学農学院農業経済系編 国家図書館出版社 2010年10月刊 予価52,500円
 1930年代、当時の中国農村・農民問題研究の重鎮である金陵大学農学院農業経済系は、中国農民銀行の委託を受け、河南・湖北・安徽・江西で大規模な農村調査を行い、様々な成果を収めた。科学的な調査方法を用い、明らかにしたこれらの地域の土地分類・典当業(質屋)・租佃制度などについての多くの一次資料は、近代中国の農村の実態を知る重要な手がかりである。《豫鄂皖贛四省農村経済調査報告》は、この調査の報告集として下記のものを収録する。...(続き)

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