2008年8月15日金曜日

速報[8月15日 Part2]~これから発売・入荷する本

309136 『中国類書庫(硬盤版・単機版)』
  北京愛如生数字化技術研究中心研製 2008年10月 10,500,000円
 「博採群書、分類纂輯」の特徴を持つ類書は、情報量が極めて多い上、すでに消失した多くの典籍の一部の内容を保存しているため、その学術的価値が無視できない。《中国類書庫》(硬盤版)は、時代のもっとも古い類書《皇覧》、規模のもっとも大きな類書《古今図書集成》、稀覯本《永楽大典》及び明代の日用類書などを含む、魏晋から清末民初までの代表的な類書300余部・26,917巻を収録する。「左図右文」の形式で各叢書の最善本をもとに作成された原書の影印版とデジタル式の全文を掲載しており、分類検索・条目検索・全文検索及び添加標注・分類書簽・ダウンロード・プリントも可能なので、中国文史研究の欠かせない集大成的な資料集と言える。

309137 『中国類書庫(硬盤版・5機版)』
  北京愛如生数字化技術研究中心研製 2008年10月 12,600,000円

309138 『中国類書庫(硬盤版・10機版)』
  北京愛如生数字化技術研究中心研製 2008年10月 14,700,000円

309150 『平武報恩寺』
  四川省文物考古研究院、四川省平武報恩寺博物館、四川省平武県文物保護管理所編 科学出版社 2008年7月 19,320円
 四川西北地区の少数民族文化と漢文化が共存している四川省平武県に位置する報恩寺は、明正統11年(1446年)に営造が始まり、約80年間がかかって建立された明代宮式建築群である。その独特の梁架構造及び壁画、彩塑、彫刻などは、宋元以来の宮式建築の研究に欠かせない実物資料である。本書は、大量の歴史文献を渉猟し、測量図86枚及び写真289枚を用い、平武報恩寺の歴史沿革、建築規模、建築特徴及び建築彩絵・壁画・彩塑・彫刻などを紹介する。報恩寺は、この度の汶川大地震により大きな被害を蒙ったが、本書は、報恩寺の修復に役立つ貴重な依拠でもある。

309132 『民国治蔵法規全編』(全4冊)
  学苑出版社 2008年5月 75,600円
 民国時期におけるチベットは、ダライラマ・バンチェンラマ・活仏たちの転生などの宗教問題、シムラ会議やマクマホン・ラインを象徴とした国境問題、発展が大きく遅れをとっている社会問題、イギリスによる侵略や干渉を受けている外部関係問題などを抱え、当時の中央政府は、極めて困難な情勢のもとでチベットに対する統治や管理に努めた。本書は、歴代の民国中央政府及び蒙蔵委員会が頒布したチベット関係の法律・法規・政策文献などを収録する。その内容は、当時のチベットに関わる人事・行政・軍事・宗教・経済・渉外事務などの広範囲にわたり、その中の「民国治蔵政策法令全編」「総理対於蒙蔵之遺訓及中央対蒙蔵之法令」「修訂蒙蔵委員会法規匯編」などは、民国時期のチベット情勢研究の欠かせない基本文献と位置づけられている。

309154 『皇朝経済報』
  全国図書館文献縮微複製中心 2008年9月 15,750円
 清政権が内部の動乱や外部の侵略を受け、衰退の一途を辿った光緒末年、一部の知識人により創刊された《皇朝経済報》は、進歩的・民主的・革命的思想の宣伝を主旨とした新聞である。短期間で終刊となったが、社会経済関係の報道や記事のほか、当時の奏章・時事・ニュース・雑誌の内容・詩文・雑文などを政体・政兵・政刑・政工・洋務・天文地理のコラムで数多く掲載したため、資料的価値が極めて高い。本書は、《皇朝経済報》の完全影印本。

309155 『中国新報』(全3冊)
  全国図書館文献縮微複製中心 2008年9月 63,000円
 20世紀初頭、中国における君主立憲運動は、一つの潮流となって、当時の政局に大きな影響をもたらした。数多くの立憲派の新聞や雑誌の中、1907年1月に東京で創刊された急進的な観点を鼓吹する《中国新報》は、終刊となった1908年まで、「国民立憲」の意義を掲示し、立憲や国会政治の実行を呼びかける国民党立憲派の重鎮楊度・熊范輿・梁啓超などの文章を多数掲載したため、もっとも重要な地位を占めている。本書は、《中国新報》の完全影印本。

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