2013年6月25日火曜日
国際シンポジウム 上海租界とライシャム劇場(蘭心大戯院)(9/7,8)
【催事情報】
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■国際シンポジウム 上海租界とライシャム劇場(蘭心大戯院)
多民族が交差する劇場空間
20世紀前半、鬱勃たる中国ナショナリズムの昂揚と、西洋列強の帝国主義的な欲望との角逐する場となる上海。そこに迫りくる東亜の盟主たらんとする日本のプレゼンス。その時、この街のライシャム劇場(蘭心大戯院)は、そこに集った人たち、それを口の端に上らせる人たちに何を与えたのだろうか。民族、言語は異なっても、芸術は共存していくことへの夢や希望?それとも、政治の力学に劇場空間が翻弄されてあることに対する冷めた認識?租界都市上海における一劇場が生じさせる波紋の行方を追う
▼日程:9月7日(土),8日(日)
▼会場:大阪音楽大学第1キャンパスF215教室
〒561-8555 大阪府豊中市庄内幸町1-1-8
TEL:06-6334-2131(代表)
大阪、梅田より阪急宝塚線5分、庄内駅より徒歩8分
URL:http://www.daion.ac.jp/about/a5a6tu0000000mph.html
▼参加費:無料
▼参加申し込み先:E-mail:lyceumshanghai@gmail.com
▼主催:科学研究費補助金基盤B「上海租界劇場文化の歴史と表象-ライシャム・シアターをめぐる多言語横断的研究」研究班
URL:https://sites.google.com/site/symposiumlyceumtheatre/home
▼プログラム:
[9月7日(土)] 14:00~
基調講演 大橋毅彦 「Melting Pot ライシャム幻想」
部会1 「ライシャム劇場とは何だったのか」
報告
藤田拓之 「上海の外国人社会とライシャム劇場――素人劇団の舞台から西欧文化のシンボルへ」
関根真保 「上海ユダヤ避難民の文化活動とライシャム、その周辺」
榎本泰子 「太平洋戦争期の日本人とライシャム劇場――上海音楽協会をめぐって」
井口淳子 「ライシャム劇場、1940年代の前衛性――20世紀音楽と上海バレエ・リュス」
[9月8日(日)] 10:00~
部会2 「ライシャム劇場は何を生んだのか」
報告
星野幸代 「日中戦争期、蘭心大戯院で踊るということ:上海バレエ・リュスおよび中国人舞踏家たち」
趙 怡 「ライシャム劇場における中国芸術音楽――複数言語の新聞を通して見る」
瀬戸 宏 「蘭心大戯院(ライシャム・シアター)と話劇」
孫安 石 「1930年代、上海の娯楽文化――『良友』画報とWALAWALA初探」
昼休み
ラウンドテーブル 「ライシャム劇場はどう語られたのか?」
春名 徹、宮内淳子、孫安 石、趙 維平+報告者 進行:大橋毅彦