2014年7月3日木曜日

速報[7月3日②] これから入荷・発売する本~『仏教考古-従印度到中国』『歴代文献学要籍研究論著目録』他


387434 『仏教考古-従印度到中国(全2冊)』
   李崇峰著 上海古籍出版社 2014年1月刊 12,400円+税
 本書は、天竺仏教史跡に端を発して、西から東へ天竺、新疆、北方地域、南方地域と、シルクロード沿いの仏教史跡に関する研究を通して、仏教石窟寺壁画や彫像等具体的考古発見と仏典の記述と照り合わせ、仏典と石窟との関連性に対する考察の視点から中印仏教交流の歴史を論述。中印仏教石窟中の一つ一つの要素の変化から、その発展と沿革、伝承の流れを探求している。

387415 『中国神話母題W編目』
     王憲昭著 中国社会科学出版社 2013年12月刊 17,910円+税
 本書は、中国で初めて国内各民族神話における「母題」(モチーフ)を全面的に収集、整理した大型神話学工具書である。漢族神話と少数民族神話と二つの部分に分け、国内外で出版された神話資料や著者が少数民族地域から直接採集した神話資料に基づき、1万点以上の各民族の神話作品から2万個以上の代表性のある“母題”を抽出した。本書は、神話学と民間物語学分野で今世界共通となっている“母題AT分類法”を用いて、中国神話の実際をも勘案し、“神話母題”に対する新しい分類と編目を試みた。典型的な意味を持ち、独立した存在として伝承できる“母題”を神話分類の基本要素にすることで、民族の集団意識をより的確に反映した。具体的に、まず各民族の神話母題を10個の大きなジャンルに分類し、各ジャンルの中でその関連性によってさらに細分した。

387432 『張蔭桓詩文珍本集刊(全5冊)』
     曹淳亮、林鋭 選編 上海古籍出版社 2013年12月刊 26,100円+税
 張蔭桓(1837‐1900)は清朝末期の大臣。有能な政治家、外交家であると同時に、優れた文学家、画家でもあり、多才多芸で知られている。本書は、張蔭桓の詩文手稿手跡、或いは希少な版本を多数収録。《奏稿》十九篇、《三洲日記》八巻、《戊戌日記》三巻、《鉄画楼詩鈔》五巻、《鉄画楼駢文》二巻、《鉄画楼詩続鈔》二巻、《張樵野詩稿》をはじめ、家書十数通と張氏が選編した書稿をも含めて、影印の形で5冊に収めた。また、張氏が描いた絵と蔵画の写真をも掲載した。

387438 『《西廂記》註釈彙評(上中下)』
    〔元〕王實甫 原著/周錫山 編著 上海人民出版社 2014年3月刊 17,100円+税
 《西廂記》は中国文学芸術史上最重要作品の一つ。特に晩明から清代においては、舞台上で盛んに上演されると同時に、脚本原本の重版も百回以上に達するなど、芸術伝承と出版の両面で評判を博した。本書の註釈部分は各種注本の良いところを精選し、著者本人の研究成果と見解をも組入れ、《西廂記》註釈本の最新作である。彙評部分も元明清三代数多くの西廂記評論と二十世紀研究成果を集大成しており、《西廂記》の了解、研究上参考価値の高いものである。...(続き)

387665 『歴代文献学要籍研究論著目録』
    陳東輝主編 浙江大学出版社 2014年3月刊 21,600円+税
 本目録は《漢書・芸文志》、《隋書・経籍志》、《郡斎読書志》、《直斎書録解題》、《文献通考・経籍志》、《四庫全書総目》、《校讎通義》、《書目答問》、《書林清話》、《中国古籍善本書目》等、歴代文献学重要研究論著の目録を近30種類も収録。各目録で収録された中国内陸、台湾、香港、澳門及び日本等外国の関連論著が、2013年6月までのものとされ、合せて四千種(篇)以上にも及んだ。これらの論著が著作、修士博士学位論文、著作論文中の関連部分、期刊と論文集、ネット文章の五つの部類に細分される。...(続き)

387617 『歴史巨人毛沢東画伝(全5巻)』
    中共中央文献研究室第一編研部 編 中央文献出版社 2013年12月刊 89,400円+税
 本書は、150万文字と4千点以上の写真を用いて、毛沢東の波瀾万丈な人生を全面的に映し出す。中華民族の独立などに多大なる功績を成し遂げた毛氏の偉業をたたえると同時に、毛氏晩年の失政失策も如実に伝えている。