2013年10月8日火曜日

速報[10月8日④] これから入荷・発売する本~『黄埔軍校史料匯編・第2輯』『説文古音譜』他

 
★[速報 10/8]全58点一覧リスト >>> http://bit.ly/16OM1UC

380398 『黄埔軍校史料匯編・第2輯(全22冊)』
    広東省立中山図書館、広州市社会科学院歴史所、中山大学図書館 編著 広東教育出版社 2013年7月刊 315,000円
 1924年、孫文が広州に創立した中国国民党陸軍軍官学校(俗称黄埔軍校)は、中華民国陸軍の士官養成学校として、現代中国軍事史上において極めて大きな役割を果たした。本輯は、1928年から1949年までの黄埔軍校関係の雑誌(特刊、専刊など)・著述(講演録、宣言、条例、会議記録など)・教科書や参考書あわせて30数種を影印収録している。

380406 『中華典蔵百種・筆記類(55函・252冊)』
    中国線装書局 2013年7月刊 1,428,000円
 『中華典蔵百種』は、伝統的経史子集分類法に束縛されず、新たに政書・謀略・修身・蒙学・詩文・筆記・小説戯曲など10の分野に分け、夥しい数の典籍から精選し、100種を収録する。『筆記類』は、明代の小説家馮夢竜(1574-1646)の代表作など筆記小説の傑作から構成される。

380266 『皇明制書(全4冊)』
    楊一凡校 社会科学文献出版社 2013年7月刊 46,305円
 ……(略)……本書は、国家図書館収蔵の明嘉靖刊本を底本とし、日本東洋文庫・尊経閣文庫・内閣文庫などに収蔵されている嘉靖丹徒県刊本や不分巻本を参照して編纂された『皇明制書』の校勘・補遺・標点本である。

380285 『文選資料匯編・賦類巻(全2冊)』
    劉志偉主編 中華書局 2013年8月刊 5,197円
 本巻の「総論」部分は、年代順に『文選』の賦作を論述する資料を収録し、「分論」部分は、『文選』の賦作及びその評論資料を収録する。すべての資料の出所を明記している。

380286 『説文古音譜』
    劉賾撰 中華書局 2013年7月刊 10,395円
 劉賾(1891-1978)は、著名な古文字学者黄侃の愛弟子で、章太炎・黄侃学派の重要な後継者である。本書は、『説文解字』の9,000余字を分類し、黄侃作成の古声韵表に入れ、それぞれの字形・古音・古義を明らかにする劉賾の代表作である。

380288 『李秉衡集(全3冊)』
    [清]李秉衡撰/戚其章輯校 中華書局 2013年7月刊 6,930円
 李秉衡(1830-1900)は、四川総督・山東巡撫・安徽巡撫・長江水師大臣などを歴任した清末の高官であり、清仏戦争と日清戦争で功績を上げたが、義和団事変では大敗北を喫し、通州で自害して殉難した。李秉衡が残した『李忠節公奏議』16巻は、上述の歴史事件に関する具体的な記述が大量に含まれており、史料的価値が高いが、遺漏などの不備な点も数多く見られる。戚其章は、朱批奏折、軍機処原折副折、朝鮮档、『光緒財政通纂』などにより、校勘・補遺を行い、山東巡撫衙門档案や総理衙門档案などから公文書、電報を補い、1993年に斉魯書社より刊行。本書は、斉魯書社本をもとに、200箇所の誤りを修正し、「中国近代人物文集叢書」に加えている。

380270 『南華真経批注』
    范祥雍批校 上海古籍出版社 2013年7月刊 12,589円
 荘子の著書で内篇7篇・外篇15篇・雑篇11篇から構成される『荘子』は、唐天宝年間以降、荘子が「南華真人」として崇められるようになると『南華真経』と呼ばれるようになった。夥しい『南華真経』の版本の中、商務印書館『四部叢刊』影印明世徳堂刊本は、最も評価が高い。本書は、敦煌唐写本・宋本・覆宋本・日本高山寺蔵古鈔巻子などを参照し、商務印書館『四部叢刊』影印明世徳堂刊本『南華真経』に整理・校勘・批注を加える『南華真経』の最善本。『范祥雍古籍整理匯刊』シリーズの1点。