2013年10月31日木曜日

『苦境と超越 現代中国教育評論』~中国の教育はどこへ向かうのか

 
http://www.toho-shoten.co.jp/toho-web/search/detail?id=4497213105&bookType=jp
『苦境と超越 現代中国教育評論/朱永新中国教育文集 3』
  朱永新 著/牧野篤 監訳 東方書店 2013年10月 5,250円

教育の拡大と普及、教師の質と待遇の改善、インターネットの利用など、中国の教育が積み重ねてきた成果を振り返る一方で、それに伴う影(過ち)も冷静に指摘する。子どもたちの未来のために、問題を真摯に見つめ、これからの中国の教育が目指すべき道を示す。シリーズ完結巻。

【朱永新中国教育文集シリーズ】
 『中国現代教育思想史/朱永新中国教育文集 2』  朱永新/王智新 訳 2013年01月
 『私の理想 新教育の夢/朱永新中国教育文集 1』  朱永新/石川啓二、王智新 訳 2012年07月

---------------------------------------------------------------------
【目次】

上編 一九四九―一九八九
 第一章 中国の教育――成果と過ち
 第二章 〝老九(インテリども)〟の詠嘆曲
 第三章 「勉強嫌い」の真意はいかに
 第四章 いびつな結合
 第五章 杯水車薪――焼け石に水
 第六章 困難な歩み
 第七章 職称制変奏曲
 第八章 道徳教育を憂うの記
 第九章 家庭教育の「幼稚病」
 第十章 希望の光

下編 一九九〇―二〇〇三
 第十一章 中国の教育――栄光とかげり
 第十二章 義務教育の「勘定」は誰が払うのか
 第十三章 均衡のとれた発展――持てるものと持たざるもの
 第十四章 〝老九〟の嘆き、ふたたび
 第十五章 読書――愛しているとはなかなかいえない
 第十六章 試験――無数の傷ついた心のわけ
 第十七章 インターネットの喜びと悲しみ
 第十八章 民営教育――敢えて問う、活路はいずこに
 第十九章 「教育科学研究」と名乗るもの
 第二十章 任重く道遠し

初版後記
教育――私を喜ばせ、また悲しませるもの(新版後記)
訳者あとがき(牧野篤)