2014年2月20日木曜日

速報[2月20日①] これから入荷・発売する本~『上博楚簡文字声系』『新華成語大詞典』他


*表示価格は税抜き価格です。


http://www.toho-shoten.co.jp/toho-web/search/detail?id=384125&bookType=ch
384125 『上博楚簡文字声系(全8冊)』
    徐在国 編纂 安徽大学出版社 2013年12月刊 51,200円
 「正編」「合文」「附録」から成る本書は、戦国文字研究の新しい成果を踏まえ、上海博物館に収蔵されている1,200余枚の楚簡の文字を30の上古韵部と19の上古声紐に分類し、それぞれの字形・発音・字義を説明する。筆画索引と拼音索引を附す。

384141 『陸貴山文集(全8冊)』
    陸貴山著 作家出版社 2011年12月刊 34,200円
 本書は、《馬列文論巻》(第1巻)、《文芸理論巻》(第2~6巻)、《文芸批評巻》(第7巻)、《文芸思潮巻》(第8巻)に分け、当代文芸理論家陸貴山の50年にわたる文芸理論研究の成果を網羅的に収録する。

384150 『新華成語大詞典』
    商務印書館辞書研究中心編 商務印書館 2013年1月刊 7,590円
 本書は、多くの挿絵を配し、大量の例句を挙げ、26,000余の成語を収録する集大成的な成語大詞典である。成語の意味を説明するのみならず、様々な古代や近現代の文献資料に基づき、成語の源流、構成形式の変遷、特殊用法などが紹介されているのは、本詞典の大きな特徴と言える。前言・凡例・詞目首字音序表・正文・詞目筆画索引など5つの部分から構成される。

384169 『畳翠:浙東越窰青瓷博物館蔵青瓷精品(全2冊)』
    北京大学中国考古学研究中心 編 文物出版社 2013年11月刊 36,000円
 2013年11月、北京大学中国考古学研究中心・北京大学考古文博学院・浙東越窰青瓷博物館の共催により開かれた展覧会「畳翠:浙東越窰青瓷博物館蔵青瓷精品展」では、浙江省余姚市の浙東越窰青瓷博物館に収蔵されている数多くの青瓷瓷器から精選された、三国時代より宋代までの熊尊・弦紋両耳帯蓋尊・高大双竜蟠罌瓶・青釉鏤空三足薫・奇型狗頭魁・双面怪獣尊・太陽紋獣足洗・熊頂油灯・蜘網紋盤など127点の逸品を展示し、瓷器研究者や愛好家の関心を集めた。本書は、精美なカラ―写真や図版を配し、大量の越窰青瓷に関する出土資料を引用し、この展覧会のすべての展示品を紹介する。巻頭の論文「八月湖水平,涵虚混太清」(秦大樹、謝西営)と「浙江古代瓷業的発展」(沈岳明)及び巻末の「越窰資料目録索引」(謝西営)は、いずれも越窰研究の新しい成果と言える。

384171 『酒都文物:宜賓市第三次全国文物普査成果集成(上下)』
    宜賓市博物館編 文物出版社 2013年11月刊 15,120円
 五糧液の産地宜賓は、中国の「酒都」とも称される。本書は、2007年から2011までに宜賓で行われた「第三次全国文物普査」の成果を背景・機構・人員・宣伝・档案管理・経費・文物保護などの面から紹介する。

384174 『臨淄斉故城』
    山東省文物考古研究所 編 文物出版社 2013年10月刊 18,810円
 山東省淄博市斉都鎮一帯は、春秋戦国時代における斉国の都城の所在地である。1964年以降、断続的に行われた臨淄斉故城への考古発掘調査により、当時の城垣・宮殿・生活区・冶煉作坊の遺迹や墓葬が発見され、多くの瓦当・陶文・青銅礼器・車馬器などが出土された。本書は、この考古発掘調査の学術報告集であり、概述(地理環境・歴史沿革・工作概況・編写説明)、調査与勘探、小城発掘・大城発掘・採集遺物の5つの章及び後記と英文提要から構成される。

384176 『中国海関通志(全6冊、CD-ROM付)』
    方志出版社 2013年12月刊 108,000円
 本書は、中国初の海関通志であり、数百枚の歴史写真や図版を配し、近代海関館蔵資料や中央蘇区海関資料など初公刊のものを含む大量の歴史档案・文献資料に基づき、序・凡例・総述・大事記・古代巻・近代巻・当代巻・各地海関巻・人物・専記・附録・編後記など12の部分に分け、古代海関の原形「関卡」が設立された西周時期から2008年までの中国海関の歴史沿革・発展変化・役割などを詳細に記述する。とりわけ中国古代海関の源流、市舶制度、沿海四関の設立、近代海関新関(洋関)の誕生やその業務などについての記述は、中国海関研究の空白を埋めるものとして、高く評価されている。