2011年3月31日木曜日

速報[3月31日②]~これから入荷・発売する本

 
344111 『景徳鎮明代御窰遺址出土瓷器研究(上下)』
    科学出版社 2011年2月刊 27,300円
 本書に記録されている景徳鎮の明代御窰遺址で出土された瓷器に対する研究は、主に下記の3つの面で行われている。 1、顕微鏡で瓷器の釉面を観察し、各種の瓷器の瓷釉気泡の分布状態・サイズ・釉面特徴・焼成缺陥・落選原因などを把握。/2、レーザー剥離電感耦合等離子体光譜(LA-ICP-AES)・能量色散X熒光分析儀(EDXRF)・X射線衍射(XRD)分析儀・掃描電鏡(SEM)及び紅外光譜・離子色譜などの分析手段を用い、瓷器の胎体及び様々な釉薬や色彩の成分を分析し、一部の特殊な釉薬や色彩に対しては元素対比や物相分析を行った。/3、瓷器表面の沉積物、景徳鎮御窰の土壌成分、瓷器表面の腐食状況、当時常用の瓷器洗濯液などにも物理化学分析を加えた。

344350 『易順鼎詩文集(全3冊)』
    [清] 易順鼎著/鎮松青校点 湖南人民出版社 2010年6月刊 22,050円
 易順鼎(字実甫、1858-1920)は、湖南出身の清末民初の著名な文学家であり、その詩作は、中晩唐の大家元稹・白居易・皮日休・陸亀蒙・温庭筠・李商隠の風格を有するため、清末民初の中晩唐詩派の代表的な人物と見なされている。本書は、《琴志楼全書》《眉心室悔存稿》《嶺南詩録》《藹園詩事》など易順鼎の詩文作品を網羅的に収録する。《湖湘文庫》シリーズの1点。

344286 『中国老齢相関統計数据集』
    全国老齢工作委員会編 華齢出版社 2011年1月刊 18,375円
 本書は、5回に渡る人口調査の資料、歴年の1%人口抽様調査(抜き打ち調査)の老齢関係データ、城郷老年人口状況調査のデータ、残疾人(身障者)抽様調査の関係データなどを含む、第一回人口調査が行われた1953年以来の50余年にわたって、実施されたすべての人口調査の老齢関係のデータを収録しており、中国の老齢問題研究に貴重な基礎資料を提供する。...(続き)

344352 『沙孟海全集(全12冊)』
    沙孟海著 西泠印社出版社 2010年11月刊 163,800円
 本書は、《書法巻》《篆刻巻》《書学巻》《印学巻》《文稿巻》《書信巻》《日記巻》の7巻・12冊に分け、著名な書道家・金石学者沙孟海(1900-1992)のすべての作品を収録する。

344356 『曹伯植陝北説書文集(全3冊)』
    曹伯植編 陝西人民出版社 2010年5月刊 11,340円
 本書は、陝北地区の説唱文学「陝北説書」についての初の専門著作である。本書を構成する《陝北説書概論》は、陝北説書的淵源与形成・陝北説書的分類及其主要特点・陝北説書的芸術特色・陝北説書的音楽など7の章で陝北説書の基本知識を、《陝北説書作品選》は、参賽篇・応即篇・其他篇に分けて「看延安」「我到北京去説書」「老経歴照鏡子」など陝北説書の代表的な演目を、《陝北説書音楽研究》は、緒論・陝北説書音楽的分類及其主要特点・陝北説書音楽的特色・陝北説書音楽流派・陝北説書音楽的発展など5つの章に分けて陝北説書の音楽をそれぞれ紹介する。

344357 『陝北説書伝統曲目選編(全5冊)』
    曹伯植編 陝西人民出版社 2010年5月刊 12,600円
 本書の短篇集は、書帽・小段・現代流行小段・書套・儀式小段など5つの部分に分け、《二十点将》《九子図》《九九頭》《請神》など陝北説書の短篇曲目を、中篇集は、《王三売馬》《王巧児翻身》《回龍伝》《武二郎打会》《雷文秀売詩》などの中篇曲目を、長篇集は、《双頭馬》《代州還願》《楊公案》などの長篇曲目をそれぞれ収録する。

344363 『斉白石花鳥魚虫冊』
    斉白石絵画 汪亓撰文 紫禁城出版社 2010年12月刊 16,800円
 本書は、現代中国における伝統絵画の巨匠斉白石(1863-1957)の花・鳥・魚・虫の作品を集中的に収録し、鑑賞価値が高い。

344393 『日本漢文史籍叢刊第1輯・紀伝』
    巴蜀書社 2010年12月刊 299,250円
 本輯は、紀伝・六国史・編年・紀事本末・伝記・雑史・地理・外紀・職官・政書・史表・目録・史評など13の「大類」及び咏史詩・類書など2つの「小類」に分け、江戸時代と明治時代の日本人が漢語文言文を使い、著述した日本及び他の国々の歴史を記述する史籍532種を収録する。

速報[3月31日①]~これから入荷・発売する本

 
344124 『河北大学図書館蔵稀見方志叢刊(全20冊)』
    全国図書館文献縮微複製中心刊 117,600円
 河北大学図書館編 国家図書館出版社 2011年刊 B5 精 予価315,000円  本書は、国家図書館出版社刊行の《著名図書館蔵稀見方志叢刊》の1点であり、河北大学図書館に収蔵されている下記の20種の方志を影印収録する。その中の10種は、孤本であり、文献価値が極めて高い。 (康煕)宝坻県志 8巻、(乾隆)宝坻県志 18巻、(康煕)盤山志 10巻首1巻補遺4巻...(続き)

344115 『民国杭州史料輯刊(全5冊)』
    民国浙江史研究中心、杭州文史研究会編 国家図書館出版社 2011年2月刊 126,000円
 本書は、国家図書館出版社刊行の《民国文献資料叢刊》の1点であり、下記の民国時期の杭州における政治・経済・文化・教育・社会などの分野の史料を影印収録する。 《第一冊》浙軍杭州光復記・杭州市政府籌辨地方自治経過・杭州的浩刧・杭州市政府紀念特刊・杭州市経済之一瞥、《第二冊》杭州市十七年份社会経済統計概要・杭州市十八年份社会経済統計概要・杭州市十九年份社会経済統計概要・杭州市二十一年份社会経済統計概要・腥風血雨・杭州民国日報副刊...(続き)

341500 『新出封泥匯編(全4冊)』
    楊広泰編 西泠印社 2010年10月刊 420,000円
 封泥とは、簡牘などの文書が送り届けられる途中に開封されることを防ぐため、事前に印章を押して文書を封じた小さい粘土の固まりであり、その使用は、秦代から晋代までの数百年間に渡っていた。封泥の文字は、当時の官制、郡県の設置、地理状況、文字の演変などを知る重要な一次資料として、多くの歴史懸案の解明に役割を果たすなど、歴史学者や考古学者に大変に重視されている。本書は、近年に新しく出土された封泥1,272種7,800枚を収録し、封泥研究に貴重な資料を提供する。

344114 『「左聨」機関刊物四種(全8冊)』
    「左聨」機関刊物四種(全8冊) 耿素麗選編 国家図書館出版社 2010年12月刊 151,200円
 「左聨」(中国左翼作家聯盟の略称)は、1930年3月に中国共産党の呼びかけにより上海で結成された革命文学団体である。自発的に解散した1936年春までの6年間にわたって、10余種の機関刊行物(機関誌)を含む数多くの左翼出版物が「左聨」により刊行され、当時の中国文壇及び中国社会に大きな影響をもたらした。本書は、代表的な「左聨」機関刊行物4種を影印収録する。 1、《萌芽月刊》:「左聨」の最初の機関刊行物の一つ、魯迅主編。/2、《拓荒者》:「左聨」の最初の機関刊行物の一つ。/3、《北斗》:丁玲主編。/4、《東流》:東京「左聨」分盟の機関刊行物。

344113 『民国金融資料匯編(全280冊)』
    殷夢霞、李強 選編 国家図書館出版社 2011年3月刊 3,360,000円
 本書は、国家図書館出版社刊行の《民国文献資料叢刊》の1点であり、数多くの民国時期における金融文献を影印収録する。これらの文献は、概ね下記の5つに分類できる。 1、《中央銀行月報》《中行月刊》《交通銀行月刊》《交行通信》《中国農民銀行月刊》《中農月刊》など、「四大銀行」(中央銀行・中国銀行・交通銀行・中国農民銀行)及び中聯銀行・大陸銀行などの中央級銀行により編纂された月報・月刊・通訊。/2、《金融週報》《金融導報》《金融週訊》《中外商業金融匯報》などの金融類刊行物。...(続き)

344120 『最後的皇朝:故宮珍蔵世紀旧影(全7冊)』
    故宮博物院編 紫禁城出版社 2011年3月刊 810,600円
 本書は、故宮博物院に収蔵されている約1万余幅の清末民初の写真から精選された約1,200幅を、宮殿・陵苑・帝后・宮廷・工業・軍務の6つの巻に分けて収録する。 帝后巻に収録されている西太后の写真や約200幅のラストエンペラー溥儀のスナップ写真は、清末民初の宮廷生活や政治活動を窺うことのできる貴重な資料である。宮廷巻の北京故宮と沈陽故宮の写真200余幅は、...(続き)

344116 『中国仏教医薬全書(全101冊)』
    釈永信、李良松主編 中国書店出版社 2011年2月刊 1,008,000円
 仏教医薬は、中国伝統医学の重要な構成部分である。本書は、仏教医論・渉医仏経・僧医著作・居士医著の4つの部分に分け、3,000余種の仏教医薬に関係する典籍や文献を網羅的に収録する。仏教医論部分は《薬師琉璃光本願功徳経》《仏説仏医経》《仏説医喩経》《生経・比丘疾病経》《治禅病秘要法》《除一切疾病陀羅尼経》など約100部の医薬仏経から、渉医仏経部分は《阿含経》《妙法蓮華経》《悲華経》《修行本記経》《仏本行集経》など500余部の内容の一部が医学に関係する仏経から、僧医著作と居士医著部分は歴代の数多くの僧医と居士の著作からそれぞれ構成される。...(続き)

344117 『近現代中国絵画集萃:曹氏黙斎蔵(全4冊)』
    上海書画出版社 2010年7月刊 117,600円
 本書は、収蔵家曹仲英の収蔵品である鴉片戦争から「文革」勃発までにわたる125年間の画家178人の作品311幅を4冊に分けて収録する。第1冊の巻頭に掲載された近現代の中国画家の地理分布状況を示す「近代画家地図」及び第4冊の図説注釈・参考文献・画家鑑識印鑑紹介・近現代中国絵画研究資料匯編や索引などは、いずれも近現代中国絵画の研究にとっての貴重な参考資料である。

2011年3月30日水曜日

『張愛玲 愛と生と文学』~今なお中華圏で高い人気を誇る女性作家を解読する

 
『張愛玲 愛と生と文学』
  池上貞子著 東方書店 2011年03月刊 2,100円

アン・リー監督の映画『ラスト、コーション(色、戒)』の原作者として知られる張愛玲(アイリーン・チャン)。本書は、長年にわたり、張愛玲を研究・翻訳してきた著者が、初期の作品から『小団円』まで、張愛玲作品の特徴や時代背景などについて様々な視点から書き表した文章を収録し、20世紀を代表する中国文学作家のひとりである張愛玲とその文学作品の面白さを紹介する。

《 目 次 》
 まえがき
 第一部 張愛玲と上海――人と時代
  日中戦争期の中国文学――北京・上海
  張愛玲 愛と生と文学
  張愛玲と胡蘭成 “漢奸”をめぐって
  阿部知二と張愛玲 日本占領下の上海にて
  着・語る作家張愛玲
  田村俊子と関露 華字雑誌『女声』のことなど
 第二部 華麗と蒼涼と――作品と技巧
  張愛玲と『伝奇』 中国と西洋の接点
  『流言』考 張愛玲・一九四三-四五年
  張愛玲「留情」について
  張愛玲文学に見る絹の諸様相と“恋衣”
   「金鎖記」/「更衣記」/「Chinese Life and Fashions」

  張愛玲文学技巧小考 〈香港伝奇〉における花木の象徴
 第三部 上海以後
  張愛玲における時代と文学 一九五〇年代の短篇小説
  張愛玲と白先勇 “失落”の時機をめぐって
  文学作品に見る「スージー」と香港
 第四部 書評およびその他
  台湾で見る張愛玲研究のことなど
  張愛玲死す
  張愛玲逝きてなお 国際シンポジウムのことなど
  張愛玲研究の現状と課題
  アイデンティティ二重奏を聴く
   邵迎建著『伝奇文学と流言人生――一九四〇年代上海・張愛玲の文学』

  変動する中国に“住まう”人たち
  映画「赤い薔薇 白い薔薇」と張愛玲
  張愛玲のこと 映画『ラストコーション』によせて
  張愛玲の遺作『小団円』の出版から
 あとがき
 初出一覧
 張愛玲年譜

2011年3月29日火曜日

3月28日の新着和書~『国旗・国歌・国慶』『基礎から学べる中国語〈発音と文法〉』他

 
「国旗・国歌・国慶 ナショナリズムとシンボルの中国近代史」
    小野寺史郎著 東京大学出版会 6,720円
  *近代中国の国家建設期に、ナショナリズムを喚起するために、シンボルはどのように利用されたのか。また民衆はどう受けとめていたのか。西洋近代国家と向き合うようになって知識人たちが着目した国家シンボルが、交代する政権とともにさまざまに展開し、国家の基盤に果たした重要な役割をさぐる。

「漢詩を味わう」
    林田愼之助著 日本経済新聞出版社 914円

「交響する古代 東アジアの中の日本」
    石川日出志、日向一雅、吉村武彦 編 東京堂出版 7,875円

「黄砂への挑戦 フォトレポート 雑草で中国黄土高原の緑化を図る」
    一前宣正著 全国農村教育協会 1,953円

「基礎から学べる中国語〈発音と文法〉 DVD&CD付き」
    相原茂著 PHPエディターズ・グループ 3,465円
  *動画で中国語の基礎をしっかりと学ぶ。中国語学習のカリスマ相原先生による「発音と文法」の決定版。DVD・CD付きで充実の一冊。

「中国の「日本買収」計画」
    有本香著 ワック 930円

「中国人の考え方が2時間でわかる本」
    島崎晋著 PHPエディターズ・グループ 1,365円

「長恨歌 楊貴妃の魅力と魔力」
    下定雅弘著 勉誠出版 2,520円

「とっておきの中国語会話表現辞典 カラー版」
    李凌燕著 ナツメ社 2,940円

「蘭嶼とヤミと考古学」
    米澤容一著 六一書房 2,415円

「露清帝国とカザフ=ハン国」
    野田仁著 東京大学出版会 7,350円

《CD》
「華流ジブリ」
    歌:瑛莉子 スロウボールレコーズ 1,800円
  *誰もが知ってるジブリ作品の名曲を、中国語で大胆にカバー!

2011年3月28日月曜日

月刊『東方』 2011年4月号

  
『東方』
  東方書店 毎月25日頃発売 1,000円(1年間予約購読 税・送料込)
  ☆Fujisan.co.jpにて、便利なデジタル版も販売中!

『東方』は東方書店が発行する、中国出版文化の月刊総合情報誌です。中国に関するさまざまな分野の研究論文・エッセイ・学会報告、内外書籍の書評、中国・香港・台湾発行の新刊・近刊案内、日本および欧米発行の中国関係書案内、パソコン・電子出版物案内などの最新情報を満載しています。出版物に反映される“中国”の動きをいち早くお伝えします。年間購読の他、東方書店店頭にて1部110円で分売もしております。最新2011年4月号(第362号)の内容は・・・

【 目 次 】

研究レポート
■河川の船曳歌――日本・中国・韓国(上)  真鍋昌弘(関西外国語大学)

トピック
■「老照片」の世界(2)  本田善彦(ジャーナリスト)
 ⇒ 本文中で紹介した本を含む、『老照片』バックナンバー
■拙著『中国天文学史研究』に対する成家徹郎の書評について  小沢賢二(安徽師範大学)

連載
■豊子愷『教師日記』を読む――ある中国人漫画家の仏教ヒューマニズム(4)
 戦時下での「万物一体」論――立達学園と匡互生  大野公賀(東京大学東洋文化研究所)
■重慶「二流堂」始末──抗戦下の文芸サロン(36) 15 中国芸術劇社の成立(上)  阿部幸夫

■辞書の記述をめぐって──続やっぱり辞書が好き(48) “跪”はイコール正座?  荒川清秀(愛知大学)

■中国の性愛文献(167) 『男女強壮法』上下二編  土屋英明(文筆家)


書評
■東アジア全体を踏まえた訓読研究  藤本幸夫(麗澤大学)
 『漢文と東アジア』 金文京著 新書判 256頁 岩波書店 840円
■儒教・儒学史の視点から見る漢六朝の政治と社会  石井仁(駒澤大学)
 『儒教と中国』 渡邉義浩著 四六判 264頁 講談社 1,680円
■“南洋性”と“中国性”とが混淆する架空の町の物語  藤井省三(東京大学)
 『吉陵鎮ものがたり』(台湾熱帯文学1) 李永平著/池上貞子・及川茜訳 四六判 308頁 人文書院 2,940円

>>>見本誌請求 (メーラーが起動します)

3月26日の新着書~『全相三国志平話』『平安時代の佛書に基づく漢文訓讀史の研究 1』他

  
【和書】

「全相三国志平話」
    立間祥介訳 潮出版社 2,520円
  *中国元代の庶民が愛した大ベストセラー「新全相三国志平話」。その魅力あふれる英雄、豪傑が時空を超えて、いま甦る。中国・古籍刊行社刊「新全相三国志平話」をテキストとして用い、「全相(全図)」をテキストと同じ場所に配し、「平話(講談)」部分を邦訳。

「オアシス地域の歴史と環境 黒河が語るヒトと自然の2000年」
    中尾正義編 勉誠出版 3,360円

「漢詩をよむ 日本の漢詩(飛鳥~平安) 2011年4月~9月 NHKシリーズ」
    後藤昭雄著 NHK出版 800円

「近代東アジア社会における外来と在来」
    勝部眞人編 清文堂出版 7,140円

「平安時代の佛書に基づく漢文訓讀史の研究 第一册 敍述の方法」
    小林芳規著 汲古書院 12,600円
  *日本の訓點の起源、平安初期・中期・後期の訓讀語體系を明らめ、その変遷の原理に及ぶ大著。

「親日中国を旅する 日中友好の原点 「辛亥革命100周年」記念!! セオリーMOOK」
    講談社 1,200円

「地図で読む戦争の時代 描かれた日本、描かれなかった日本」
    今尾恵介著 白水社 1,890円


【輸入書】

341910 「商務館小学生組詞造句詞典」
    商務印書館辞書研究中心編 商務 1,459円

◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆
ただいま東方書店では、「WEB限定 輸入図書半額セール」を開催中(2/16~6/15)です。
詳細はコチラをご覧ください。皆様のご利用をお待ちしております。

2011年3月25日金曜日

速報[3月25日②]~これから入荷・発売する本


343572 『中国哲学大辞典』
    張岱年主編 上海辞書出版社刊 12,600円
 本辞典は、中国哲学分野の名詞術語・学説範疇・学派組織・活動争論・人物・著作刊物などに関する6,700の語彙を収録する。その内容は、中国哲学の形成期から近現代・当代までの先秦儒家哲学・道家哲学・仏教哲学・道教哲学・政治哲学・歴史哲学・軍事哲学・科学哲学など様々な哲学分野及び天道観・認識論・弁証法・人生観などの哲学思潮にわたる。釈文部分は、近年の中国哲学研究の成果を大量に取り入れ、学術的な価値が高い。

343735 『繆朗山文集(全9冊)』
    繆朗山編訳 中国人民大学出版社 2011年1月刊 40,950円
 繆朗山(ペンネーム繆霊珠)は、英語・フランス語・ドイツ語・ロシア語・ギリシャ語・ラテン語に精通する著名な翻訳者であり、西洋文学と西洋美学の造詣も深く、新中国の大学で初の西方文芸理論を講義した。本書に収録された繆朗山の翻訳文献は、未だに唯一の中国語翻訳であり、最も優れた翻訳であると見なされている。

343761 『中国木版年画集成・上海小校場巻』
    馮驥才主編 中華書局 2010年12月刊 63,000円
 小校場は、上海市南部の城隍廟地区の小さい町である。清嘉慶年間から始まったとされる小校場年画は、200余年にわたる発展を経て、遂に天津楊柳青年画・山東濰坊年画・江蘇桃花塢年画・広東仏山年画と並ぶ中国の著名な年画となり、上海・浙江・江蘇などの地域で広泛に流行した。《中国木版年画集成・上海小校場巻》は、神祇暦画・神話伝説・小説戯曲・民風習俗・洋場百景・新聞時事・月份牌など7つの主題に分け、小校場年画の逸品358幅を紹介する。その中、上海での外国人の生活風景や外国人と中国人との交流の様子を描いたものは、ほかの地域の年画に見られないものとして研究者に高く評価されている。巻頭の長い序文は、小校場年画の形成・発展・変遷・盛衰などに詳しい考証と論述を加えており、学術論文として読むこともできる。

343561 『二十四史研究資料匯編・史記(全10冊)』
    孫曉主編 巴蜀書社 2011年1月刊 65,520円
 本書は、今までの《史記》考証著述100余種を網羅的に収録し、《史記》研究にこの上ない利便を提供する。収録は、第一冊:《史記集解(残)》《史記索隠》《史記正義》、第二冊:《史記正義》《訂正史記真本》《滹南遺老集・史記辨惑》《困学紀聞史記》《升庵集・小司馬索隠注誤》、第三冊:《史記短長説》《批点史記瑣瑣》《史記注補正》など。

速報[3月25日①]~これから入荷・発売する本

 
343981 『経義考新校(全10冊)』
    [清]朱彝尊著 林慶彰校 上海古籍出版社刊 46,200円
 清初の経学大家朱彝尊(1629-1709)の代表作《経義考》は、先秦から清初にわたる夥しい数の経学著述の作者・書名・巻数・存佚及び歴代学者の考論などに「按語」の形式で考証を加えた経学目録であり、経学研究に欠かせない参考資料である。しかし、今までの《経義考》は、中華書局1936年刊行《四部備要》版の縮刷版であり、文字が小さい上、標点も振っていないため、研究に不便をもたらしていた。《経義考新校》は、台湾の著名な経学研究者林慶彰らが、盧見曾刊本を底本とし、文淵閣《四庫全書》、《四部備要》、《四庫全書総目》などを参照し、翁方綱の《経義考補正》、羅振玉の《経義考校記》などの研究成果をも踏まえ、十数年をかけて《経義考》に整理・校勘・標点を加え、書名索引と作者索引を付したものであり、《経義考》の利用や研究にこの上ない利便を提供する。

343602 『民国時期考試考評制度資料匯編(全5冊)』
    孫照海、初小栄選編 国家図書館出版社 2011年1月刊 126,000円
 ルーツが西周時代に遡れる中国の考試制度(科挙制度と称す国家試験制度)は、数千年にわたり、封建制度の維持や発展に極めて重大な役割を果たしたが、真の人材を抑圧するなど弊害も有識者に厳しく批判されてきた。19世紀中葉以降、古い考試制度のマイナスの面が益々浮き彫りになって、中国社会の激しい変革に対応できず、清光緒31年(1905年)、終に廃止を余儀なくされた。民国時期には、新しい国家試験制度を制定・実施する際の参考資料として、当時の考試院により、歴代の考試制度や官吏評銓制度に関係する十数種の資料が刊行されたが、本書は、これらの資料を全点影印収録する。その中、《中国考試制度史》《中国考試制度研究》《清代考試制度》など中国考試制度の起源・発展・変遷の歴史を研究する専門著作、《考銓法規集》《考試院法規匯編》などの法規集、《各種考試及格証書格式》などの資料集が含まれており、史料価値が高い。

343597 『国聞報』
    厳復等編 国家図書館出版社 2011年4月刊 予価109,200円
 清光緒23年(1897年)、啓蒙思想家・翻訳者厳復(1853-1921)らにより、天津で創刊された《国聞報》は、上海の《時務報》、湖南の《湘報》と並ぶ「晩清三大報」の一つである。戊戌政変の内情を掲載したことによって、清朝廷に休刊を命じられた清光緒26年(1900年)までの三年間、《国聞報》は、「以通外情為要務」を宗旨として政治改革の必要性を鼓吹し、維新変法の目標・綱領・措置を宣伝し、改革派を支持し、大きな政治的影響力を発揮したため、晩清の政治情勢や戊戌変法の歴史の研究に欠かせない史料である。本書は、《国聞報》を全文影印収録。

343567 『南京歴代碑刻集成』
    南京市文化広電新聞出版局編 上海書画出版社 2011年1月刊 29,400円
 本書は、東漢時期の《校官碑》から民国時代の《兜率寺石刻》までの南京地区における碑刻236点の拓本約300幅を収録する南京碑刻資料集である。その中、近年出土された《天禧寺地宮碑刻》《都知監太監洪保墓誌》などの明代墓誌は、明代初頭、被葬者の先祖が強制的に南京に転居させられた経歴を記述しており、史書の関係記載との対照、内容を補足するものとして、研究者に重視されている。

2011年3月24日木曜日

3月24日の新着中文書~『中国為什麼要改革』『子不語 1・2』他

 
343423 「百川学海(全2冊)」
    〔宋〕左圭輯 中国書店 23,625円
339471 「曹禺訪談録」
    田本相、劉一軍 百花文芸 2,058円
343548 「中国為什麼要改革 思憶父親胡耀邦」
    胡徳平 人民 3,528円
339025 「朝鮮文学論集」
    向光忠主編 綫装書局 2,352円
340728 「袖珍実用世界地図冊(第2版)」
    李静主編 中国地図 661円
341750 「大成拳站椿与道徳経」
    于永年 山西科技 1,911円
341598 「独眼猴」
    〔日〕道尾秀介著 珂辰訳 訳林 1,617円
339049 「敦煌石窟《五台山図》研究」
    崔正森主編 山西科技 2,058円
342075 「郝春文敦煌学論集」
    郝春文 上海古籍 2,646円
341516 「甲骨文字典」
    王本興 工芸美術 2,352円
341724 「金匱要略訳注」
    〔漢〕張仲景著 劉藹韵訳注 上海古籍 2,940円
341705 「客家古邑方言」
    練春招 侯小英 劉立恒編 華南理工大 2,572円
342186 「明代的仏教与社会」
    陳玉女 北京大学 3,307円
341662 「日本占領期間山西社会経済損失的調査研究」
    岳謙厚等 高等教育 3,528円
338928 「三毛之謎」
    馬中欣 東方出版中心 1,617円
341558 「宋代商業法制研究」
    鄭穎慧 法律 1,837円
343544 「速成漢語基礎教程・会話課本 1(附MP3CD)」
    楊惠元主編 北京大学 1,995円
342190 「『唐宋変革』論的由来与発展」
    李華瑞編著 天津古籍 7,350円
341590 「晩明商業出版」
    郭孟良 中国書籍 2,793円
341751 「王薌斎的大成拳」
    何鏡平 山西科技 1,837円
342953 「温州話字林」
    沈克成 寧波 4,998円
342827 「現代漢語(修訂版)」
    邢福義主編 高等教育 1,764円
338114 「学説蔵語両千句(漢蔵對照)」
    格桑曲批編著 四川民族 1,543円
341752 「薛顛武学路 上」
    薛顛 山西科技 2,572円
341753 「薛顛武学路 下」
    薛顛 山西科技 2,425円
342154 「魚鱗図冊研究」
    趙岡 黄山書社 1,837円
332903 「子不語 1、2 (附素描本)」
    夏達 編絵 新世紀 2,646円
  *2009年から日本『ウルトラジャンプ』(集英社)誌上で好評連載されている漫画『誰も知らない 〜子不語〜』のオリジナル版第1巻・2巻のセット。
341975 「在夾縫中求生存 香港左派電影研究」
    張燕 北京大学 2,572円
342350 「中国薬用動物原色図鑑」
    黎躍成編著 上海科技 19,950円
343079 「中国婦女通史 民国卷」
    鄭永福 呂美頤 杭州 7,350円
342131 「中日文化交流史」
    滕軍 等編著 北京大学 3,307円
341158 「中国古代戯曲目録研究綜論」
    倪莉 知識産権 2,205円
341749 「走進王薌斎」
    李榮玉 山西科技 1,470円
◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆
ただいま東方書店では、「WEB限定 輸入図書半額セール」を開催中(2/16~6/15)です。
詳細はコチラをご覧ください。皆様のご利用をお待ちしております。

3月24日の新着和書~『内山完造批評文集 両辺倒』『中国「反日」活動家の証言』他

 
「ASEAN再活性化への課題 東アジア共同体・民主化・平和構築」
    黒柳米司編著 明石書店 2,835円

「いまこそ知っておきたい!本当の中国経済とビジネス」
    秋山謙一郎著 秀和システム 1,365円

「内山完造批評文集 両辺倒 中国人的政治・経済感覚の古層」
    内山完造著 書肆心水 3,675円
  *本書は、内山完造の数多ある批評的エッセーのなかから「中国人的政治・経済感覚の古層」をめぐる話を選出して書肆心水が一書にまとめたものである。収録した文章は、『両辺倒』および『生ける支那の姿』、『平均有銭』、『そんへえ・おおへえ』から選ばれている。さらに、巻頭に『生ける支那の姿』に寄せられた魯迅の序文を収め、巻末には附録として内山の自己紹介といった趣きの「上海内山書店」を収めた。

「史記列伝抄」
    宮崎市定訳 礪波護編 国書刊行会 3,780円

「「昭和」を生きた台湾青年 日本に亡命した 台湾独立運動者の回想 1924-1949」
    王育徳著 草思社 2,310円

「徐勝の東アジア平和紀行 韓国、台湾、沖縄をめぐって」
    徐勝著 かもがわ出版 1,785円

「情報の歴史学 中央大学人文科学研究所研究叢書」
    中央大学人文科学研究所 中央大学出版部 3,990円

「曹操高陵の発見とその意義 三国志 魏の世界」
    愛媛大学東アジア古代鉄文化研究センター編 汲古書院 3,150円
  *本書は、2010年11月27日28日に、愛媛大学南加記念ホールにおいて開催されたシンポジウム『三国志 魏の世界――曹操高陵の発見とその意義――』(愛媛大学東アジア古代鉄文化センター主催)の講演録である。

「地球の歩き方 D01 '11~'12 中国」
    「地球の歩き方」編集室編集 ダイヤモンド・ビッグ社 1,890円

「チベット文化史 新装版」
    D.スネルグローヴ著、H.リチャードソン著/奥山直司 訳 春秋社 6,090円

「中国「反日」活動家の証言」
    王錦思著 孫秀萍訳 河出書房新社 1,785円
  *愛国者か裏切り者か? 尖閣諸島問題、戦争謝罪問題などに取り組む、現役の「反日」活動家が初めて語る衝撃の告白書。中国人の対日観や反日感情、反日活動の実態が明らかに。

「文法記述の諸相 中央大学人文科学研究所研究叢書」
    中央大学人文科学研究所 中央大学出版部 4,200円

「Made in Chinaと日本人の生活 中国のメーカーが与えた日本への影響」
    段躍中編 日本僑報社 2,100円

「まるわかり日本・中国・韓国の大問題 ワニ文庫」
    ゼロプラス著 ベストセラーズ 680円

「よくわかる漢方処方の服薬指導 図解入門メディカルワークシリーズ」
    雨谷栄著、糸数七重 著 秀和システム 2,100円

3月23日の新着中文書Part3~『信与問:史鉄生書信序文集』『中国貧困群体調査』他

 
342156 「天竺詩人 泰戈爾」
    董友忱 人民 2,646円
341533 「晩明清初才子佳人文学類型研究」
    徐竜飛 文化芸術 1,837円
342189 「魏晋南北朝社会」
    庄華峰 安徽 5,880円
341942 「西南聯大与抗戦時期的憲政運動」
    謝慧 社科文献 4,336円
341979 「西部生活」
    徐歩 主編 南方日報 3,675円
342063 「先秦儒家政治思想論稿」
    王傑 人民 4,116円
341968 「少林羅漢拳(附DVD)」
    釈徳揚編著 成都時代 1,837円
342922 「信与問:史鉄生書信序文集」
    史鉄生 花城 2,058円
341534 「叙述的源泉 莫言小説与民間文化中的生命主体精神」
    張霊 中央編訳 3,601円
342139 「“選報”時期《東方雑志》研究」
    丁文 商務 2,131円
341694 「玄岳訪古 武当山伝説選編」
    劉守華、陳建憲 主編 華中師大 1,176円
341044 「引用語大辞典(増訂本)」
    朱祖延編著 武漢 5,880円
341583 「找尋真実的陳布雷 陳布雷日記解読」
    王泰棟 作家 2,929円
341071 「趙氏孤児」
    姚堯 中国法制 2,194円
341408 「針灸治痛完全図解」
    呉中朝主編 軍医 2,929円
341835 「中国貧困群体調査」
    楊緒盟 東方 2,131円
339498 「中医四部経典」
    肖月 等整理 医薬科技 1,323円
341465 「中国経済特区史要」
    陶一桃、魯志国 主編 商務 5,439円
334875 「中国留美学生史」
    〔美〕比勒著/劉艶訳 三聯 2,352円
342101 「中蘇関系史綱 1917-1991(増訂版)」
    沈志華主編 社科文献 5,733円
333207 「中国高速公路及城郷公路網里程地図集(詳査版)」
    山東省地図出版社編 山東地図 4,263円

◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆
ただいま東方書店では、「WEB限定 輸入図書半額セール」を開催中(2/16~6/15)です。
詳細はコチラをご覧ください。皆様のご利用をお待ちしております。

3月23日の新着中文書Part2~『漢語同韵大辞典』『南海問題中的大国因素 美日印俄与南海問題』他

  
342182 「漢語同韵大辞典」
    鄧治凡主編 崇文書局 19,950円
342066 「漢魏楽府新考 漢楽府相和大曲及魏晋清商三調研究」
    王同、丁同俊、温和 音楽 1,396円
342288 「紅楼夢図譜」
    熊俊梅、馮淼、孫欣湘 湖南美術 4,263円
339610 「剣術(附DVD)」
    康戈武 高等教育 3,885円
341476 「李経梧太極内功及所蔵秘譜」
    梅墨生 李樹峻 当代中国 2,499円
342836 「満語文教程」
    劉厚生 編著 吉林文史 8,694円
341567 「南海問題中的大国因素 美日印俄与南海問題」
    鄭沢民 世界知識 2,058円
341978 「南方生活」
    徐歩 主編 南方日報 3,675円
341788 「你好,新疆」
    王蒙 文学 3,307円
342188 「清朝洋商秘档」
    李国榮 九州 4,998円
339609 「趣味武術:段前級教程(附DVD)」
    康戈武 高等教育 1,753円
341815 「山海経新考」
    安京 中央編訳 4,998円
341552 「商務館小学生諺語歇後語慣用語詞典」
    商務印書館辞書研究中心編 商務 1,102円
341992 「神農本草経白話精解」
    王竹星 主編 天津科技 2,121円
340746 「沈陽都市中的歴史建筑匯録」
    陳伯超 主編 東南大学 4,263円
339697 「手絵南京地図」
    董政 編絵 中国地図 735円
341562 「蘇聯真相:對101個重要問題的思考 上、中、下」
    陸南泉 等主編 新華 12,915円
342191 「隋唐民族関系思想史」
    崔明徳 人民 4,777円
341969 「太空拳」
    李学文 編著 成都時代 2,058円
340921 「唐大和上東征伝校注」
    梁明院 校注 広陵書社 1,837円

◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆
ただいま東方書店では、「WEB限定 輸入図書半額セール」を開催中(2/16~6/15)です。
詳細はコチラをご覧ください。皆様のご利用をお待ちしております。

3月23日の新着中文書Part1~『釣魚台往事追踪報告』『古炉』他

 
337604 「釣魚台往事追踪報告 上、下」
    董保存 中央文献 6,468円
342068 「北京漢伝仏教史」
    徐威 宗教文化 2,793円
341976 「北方生活」
    徐歩主編 南方日報 3,675円
341272 「長拳」
    国家体育總局武術研究院 組編 高等教育 3,801円
342295 「出土文献与先秦儒家《詩》学研究」
    劉冬穎 知識産権 1,837円
342110 「慈禧太後与藍印花布」
    張布 昆侖 2,866円
342329 「従合作化到公社化 中国農村的集体化時代」
    陳大斌 新華 4,263円
341596 「単恋」
    〔日〕東野圭吾著/趙峻訳 南海 2,058円
341970 「当代北京音楽史話」
    金汕 当代中国 2,131円
341977 「東部生活」
    徐歩主編 南方日報 3,675円
341271 「短棍」
    国家体育總局武術研究院 組編 高等教育 3,738円
341563 「20世紀中日俄(蘇)三国関係史研究」
    陳景彦 等 長春 3,675円
341787 「古炉」
    賈平凹編著 文学 3,895円
342030 「2010中国年度小小説」
    楊暁敏 郭昕 寇雲峰 選編 漓江 2,562円
342312 「法制与腐敗 以南京国民政府的県制為中心」
    周聯合 知識産権 1,102円
341888 「当代中国的語文改革和語文規范」
    蘇培成 主編 商務 3,822円
341960 「剛恒毅与中国天主教的本地化」
    劉国鵬 社科文献 6,541円
319598 「根鳥」
    曹文軒 文学 1,470円
339368 「孤独的巴金 如何理解作家」
    摩羅 東方 1,984円
341551 「漢語異文字典」
    陳荊長編著 厦門大学 3,675円

◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆
ただいま東方書店では、「WEB限定 輸入図書半額セール」を開催中(2/16~6/15)です。
詳細はコチラをご覧ください。皆様のご利用をお待ちしております。

2011年3月23日水曜日

3月22日の新着和書~『現代中国の移住家事労働者』『中国文化史上における漢賦の役割』他

 
「現代中国の移住家事労働者 農村-都市関係と再生産労働のジェンダー・ポリティクス」
    大橋史恵著 御茶の水書房 8,190円
  *再生産領域における女性の移動に関する最新理論をふまえつつ、改革・開放以降の中国フェミニズムと都市家庭の家政サービス(家事代行)を担う農村女性たちとの連関を描く。

「近代台湾の電力産業 植民地工業化と資本市場」
    湊照宏著 御茶の水書房 5,880円

「台湾,香港と東アジア地域主義 アジ研選書 No.25」
    竹内孝之著 アジア経済研究所 1,995円

「中国文化史上における漢賦の役割 付 楽府詩論」
    高橋庸一郎著 晃洋書房 5,775円

「アジアの地域連携戦略」
    川島哲著 晃洋書房 2,730円

2011年3月18日金曜日

3月18日の新着書~『オールカラー中国語生活図解辞典』『漢語大詞典訂補』他

 
【和書】

「疾走中国 変わりゆく都市と農村」
    ピーター・ヘスラー著 栗原泉訳 白水社 2,730円
  *急速に整備される道路網を駆使して各地を巡り、北京郊外の農村と南部の工業都市を舞台に、変化の荒波に翻弄されつつたくましく生きる人びとの日常を描いた傑作ルポ。

「花甲録 日中友好の架け橋 東洋文庫」
    内山完造著 平凡社 3,465円

「アジアのなかの日本官僚 歴史と現在」
    諏訪春雄編 勉誠出版 4,725円

「白居易恋情文学論 長恨歌と中唐の美意識」
    諸田龍美著 勉誠出版 13,440円

「中国大陸、台湾で役立つ オールカラー中国語生活図解辞典 DVD-ROM付き」
    遠藤雅裕著 小学館 2,310円
  *身近な生活に使われる語彙3300をイラストとともに、中国大陸の“普通話”、台湾の“国語”、それに英語、日本語の4種類で表現したマルチリンガルな辞典!音声・画像・動画付きのDVD-ROMを付属。

「櫟翁稗説・筆苑雑記」
    李斉賢、徐居正 著 梅山秀幸 訳 作品社 2,940円

「すばらしい墜落」
    ハ・ジン著 立石光子訳 白水社 2,520円

「通訳ガイド中国語過去問解説 平成22年度問題収録」
    現代中国語学院監修 本林教衡監修 法学書院 3,150円

「中検準1級・1級問題集 第70回~第72回 2011年版」
    中検研究会編 光生館 2,730円

「中検2級問題集 第70回~第72回 2011年版」
    中検研究会編 光生館 2,520円

「中国の新しい対外政策-誰がどのように決定しているのか 岩波現代文庫」
    L.ヤーコブソン、D.ノックス 著 岡部達味 監修 辻康吾 訳 岩波書店 882円

「魯迅 東アジアを生きる文学 岩波新書」
    藤井省三著 岩波書店 840円
  *多くの教科書にその作品が採用されている魯迅は、日本で最も親しまれてきた外国の作家の一人である。東アジアの都市遍歴という視点でその生涯をたどった評伝。ハリウッド映画を楽しむ近代的都市生活者として魯迅を描きだしながら、その作品が東アジア共通のモダンクラシックとして受容されてきたことを明らかにする。

「中国は,いま 岩波新書」
    国分良成編 岩波書店 861円
  *「嫌中」意識や中国脅威論が高まりつつある今、政治・軍事・経済・社会・国際関係の専門家15名が、中国の現状を冷静に分析し、日中関係への提言を行う論集。

「戦時期朝鮮の転向者たち 帝国/植民地の統合と亀裂」
    洪宗郁著 有志舎 5,670円

「謀略海峡」
    水木楊著 文藝春秋 1,500円


【中文書】

342867 「漢語大詞典訂補」
    漢語大詞典編纂処編 上海辞書 19,950円

342020 「舍我其誰:胡適 1 璞玉成璧(1891-1917)」
    江勇振 臺灣聯經 6,804円

速報[3月18日③]~これから入荷・発売する本

 
343271 『絲綢之路―大西北遺珍』
    成建正主編 文物出版社 2010年8月刊 15,750円
 2010年8月、陝西省・甘粛省・青海省・寧夏回族自治区・新疆維吾爾族自治区における17の博物館の共同主催により、陝西省博物館で開かれた大型展覧会「絲綢之路―大西北遺珍」は、絲路萌芽(春秋戦国時期)・絲路開啓(両漢時期)・絲路暢通(魏晋南北朝時期)・絲路繁栄(隋唐時期)・絲路仏道の5つの部分に分け、古代シルクロード関係の文物の逸品241点を展示し、数万の観客を迎えた。展示品の中、国宝級の文物である固原李賢墓から出土された鎏金銀壷瓶と琉璃碗及び新疆伊犁昭蘇波馬古墓の金器・青海都蘭熱水のシルク製品・甘粛慶城の胡人俑・寧夏西夏王陵の迦陵頻伽など100余点の一級文物は、いずれも古代西域地区の社会生活の実態や各民族の民俗などを反映する貴重な出土品であり、その一部は、初公開である。本書は、数多くのカラー写真を配し、「絲綢之路―大西北遺珍」のすべての展示品を紹介する。

343483 『金楼子校箋(全2冊)』
    [梁]蕭繹撰 許逸民校箋 中華書局 2010年12月刊 9,324円
 南朝梁武帝蕭繹が、著述した《金楼子》は、内容が繁雑であるが、当時の社会生活の実態や蕭繹本人の内面的世界をリアルに記述しているほか、すでに乱世に消えた先秦古籍の一部の内容が掲載されているため、南北朝時期の重要な著作と位置づけられている。しかし、今まで《金楼子》の整理・校勘本は、刊行されていなかった。本書は、清鮑廷博刻本《知不足斎叢書》版を底本とし、《文淵閣四庫全書》など多くの版本やほかの様々な典籍を参照し、原書の史料根拠に考証を加える《金楼子》の初の整理・校勘本である。巻末に付す「書目著録与版本序跋」「歴代評説要録」及び《蕭繹年譜》は、《金楼子》研究の貴重な参考資料である。

343498 『張政烺批注《両周金文辞大系考釈》』
    張政烺著 朱鳳瀚等整理 中華書局 2011年1月刊 70,560円
 郭沫若が1930年代に日本で著述・出版した《両周金文辞大系考釈》は、両周の青銅器263点及び青銅器銘文511点に綿密な考証を加え、中国の青銅器の発展を濫觴期・勃古期・開放期・新式期に分け、それぞれの時代的な特徴や文化背景などを掲示し、青銅器研究の新生面を開いた名作である。著名な歴史学者・古文字学者張政烺(1912-2005)は、数十年をかけて「批注」の形式で《両周金文辞大系考釈》に掲載された青銅器の銘文を解読し、それぞれの器名・真贋・年代及び関係する史実や制度などを論証し、その研究成果は、郭沫若を含む多くの学者に高く評価されている。本書は、張政烺の批注が付いた《両周金文辞大系考釈》線装本のカラー影印本であり、批注部分は、単独に整理・排印されていおり、検索しやすい。

速報[3月18日②]~これから入荷・発売する本

 
343181 『古雑劇(1函10冊)』
    [明]王驥徳 編 国家図書館出版社 2010年9月刊 136,500円
 明代の文人王驥徳により編纂された《古雑劇》は、漢元帝孤雁漢宮秋・唐明皇秋夜梧桐雨・杜蕊娘智賞金線池・臨江驛瀟湘夜雨・望江亭中秋切鯰旦・温太真玉鏡台など20種の元劇を収録する重要な雑劇資料集であるが、現在、国家図書館に収蔵されている明顧曲斎刻本しか存在していない。本書は、その孤本の完全影印本である。《中華再造善本》シリーズの1点。

343190 『隆化鴿子洞元代窖蔵』
    孫智君主編 河北人民出版社 1010年2月刊 7,560円
 1999年1月、河北省隆化県湾溝門郷東梁頂村の4人の少年が、当地の「鴿子洞」という洞窟で遊んだ際、偶然に見つけた元代の遺留物は、その後、元代文物の大発見と位置づけられた。67点の絲綢品・文書・骨角製品の中、一級文物が5点・二級が22点・三級が11点となっている。典売土地契約・炭戸夏衣銭糧・永昌褲俸鈔帳など至正年間の6点の書類、棉・麻・皮・毛・絲・骨・角・銅・銀・馬尾・紙などの生活用品、藍地亀背朶花綾対襟襖面など46点の絲綢品は、いずれも元代の北方地区における社会生活の実態や当時の織物や刺繡の高いレベルを掲示した元代考古の重大な収穫であるが、とりわけ一級文物の「褐色地鸞鳳串枝牡丹蓮紋錦被面」は、国際絲綢品研究の空白を埋める国宝である。本書は、数多くのカラー写真を配し、中英対照でこの67点の文物を詳しく紹介する。

343251 『宝鶏石鼓閣叢書(全4冊)』
    李棟成主編 陝西人民美術出版社 2010年9月刊 18,900円
 唐代初頭、天興三疇原(現在の宝鶏市鳳翔県三疇原一帯)で発見された10の秦代石鼓は、その後の中国文字や中国書道の発展に大きな影響を与えた「中国第一古物」である。これらの石鼓に刻まれた「石鼓文」は、金石文字から小篆文字に移っていく途中の文字と見られ、その重厚かつ洗練された風格は、「如金鈿委地,芝草団雲」と絶賛され、中国書法の一つの基準と位置づけられている。本叢書は、《石鼓閣上説石鼓》《石鼓閣上論書法》《石鼓閣上看人物》《石鼓閣上賞対聯》の4冊に分け、石鼓の由来、石鼓文の中国書法に与えた影響、石鼓や石鼓文に関係する人物、石鼓文化に関わる対聯などを紹介し、石鼓と石鼓文研究に貴重な参考資料を提供する。

343255 『武当山道教宮観建築群』
    李光富、周作奎、王永成 編 湖北科学技術出版社 2009年10月刊 15,645円
 湖北の武当山は、道教の名山としての源流は、東漢時期に遡ることができるが、明代に入って、その最盛期を迎えた。敬虔な道教信徒である明永楽帝は、30万以上の軍隊と民間人を動員し、14年間をかけて、武当山で数百の宮・観・庵・廟を建設し、武当山に「治世玄岳」の号を与え、その宗教的な地位は伝統の「五岳」より尊くなった。明代以降の数百年間、武当山道教宮観建築群は、大きな損傷を蒙ることもなく、1994年、ユネスコに「世界文化遺産」に登録された。本書は、数多くのカラー写真を配し、武当山道教宮観建築群建築特色簡述・歴代帝王重武当,敕建武当・明代武当宮観建造経略・跳動的音符―道観・庵・廟・古橋・石牌坊など8つの章に分け、武当山の道教宮観建築群を紹介する。

速報[3月18日①]~これから入荷・発売する本

 
342808 『清代八旗子弟書総目提要』
    昝紅宇等著 三晋出版社 2010年6月刊 10,080円
 清王朝が17世紀中葉に中国全土を統治するようになった後、満州族は、すぐさま先進的な中国伝統文化に同化されていった。乾隆初頭に入り、統治階層「八旗」の若者が、純粋な北京語で鼓詞など多くの説唱文学を創作し、北京・天津・瀋陽などの舞台で出演し、大きな反響を呼んだことは、その典型的な事例であった。創作者も聴衆の多くも「八旗」の子弟であるため、これらの説唱文学の台本は、「八旗子弟書」「子弟書」と呼ばれている。「子弟書」は、古代の史書・伝説・戯曲・小説の内容を改編したり、八旗子弟の人間像や生活の実態を反映したりするものが多く、韵律も優美であるため、唐詩・宋詞・元曲・明伝奇に続く中国韵文文化の結晶と絶賛されている。本書は、「提要」の形式で現存の560余篇の「子弟書」を収録し、「子弟書」研究に集大成的な資料集を提供する。

342754 『清代新疆建置档案史料』
    新疆維吾爾自治区档案館、日本仏教大学尼雅遺址学術研究機構編 新疆美術摂影出版社 2010年12月刊 15,015円
 260余年間にわたる清王朝は、終始新疆に対する管理・統治に大きな力を注いだ。乾隆27年(1762年)、清朝廷は、伊犁将軍という官庁を設立し、新疆における軍事・行政の全権を与え、「軍府制」の統治方式を確立した。光緒10年(1884年)、朝廷は、新疆省を設け、伊犁将軍の権限を大幅に縮小し、地方の行政権を各道・府・州・県に移行したほか、より優遇的な移民政策を実行し、新疆の農業・牧業・副業生産及び文化教育の発展に大きな役割を果たした。本書は、新疆維吾爾自治区档案館に収録されている清代の新疆における軍事・行政機構の設置及びその変遷の経過を記録する数多くの档案史料を収録しており、清史や新疆地方史の研究にとっての第一級の資料集と言える。

342918 『南陽鎮平程庄墓地』
    河南省文物局編著 科学出版社 2010年12月刊 12,600円
 2006年、「南水北調」工事の中央ルートの経由地である河南省南陽市鎮平県程庄で東周時期の墓葬を主体とした大規模な古代墓葬が発見された。その後、この墓葬の龍山時期の15の灰坑と1つの棺瓮及び東周・漢・唐・明・清の3本の灰溝・1つの井戸・212の墓葬に対する大掛かりな考古発掘調査により、大量の陶器・青銅器・鉄器及び様々な古代生活用品が出土され、考古学界の関心を集めた。本書は、この考古発掘調査についての詳細な報告集である。

343115 『東坡禅喜集』
    [宋]蘇軾著 [明]徐長孺編 馮濛初増訂 馮夢禎批点 黄山書社 2010年9月刊 8,064円
 不世出の文豪蘇軾の仏教と禅宗に対する独特の見解は、彼の著述に多く見られ、後世の蘇軾研究の重要な課題となっている。明万暦18年(1590年)に刊行された《東坡禅喜集》は、その代表作の一つである。徐長孺編纂・馮濛初増訂・馮夢禎批点となっているこの本は、頌・賛・偈・銘・書後・記・序・伝・文・疏・雑文・書・雑志・紀事など14の「目」に分け、蘇軾の仏教関係の著述を網羅的に収録する。「紀事」の内容は、《冷斎夜話》《詩話総亀》《西湖遊覧志余》などの筆記や文集を引用し、他は、いずれも蘇軾の文集から掬い上げたものである。蘇軾の仏教文学の奥義やその仏教思想の特徴を理解するための欠かせない資料集として高く評価されている。本書は、明天啓元年(1621年)刻本を元とした《東坡禅喜集》の最新版。

2011年3月17日木曜日

3月11-16日の新着和書~『東アジアの民族的世界』『逃げる男・追う女 東アジアの説話半月弧』他

 
*現在諸事情により、「東京店 新刊情報」を含むメールマガジンの配信を一時停止しております。東京店の新着書情報は、本ブログでお伝えします。
 
「東アジアの民族的世界 境界地域における多文化的状況と相互認識」
    佐々木史郎、加藤雄三 編 有志舎 5,460円
  *膨大な考古学・歴史学的知見がありながら、明確に比較されてこなかった日本、朝鮮、中国の都城。その共通特性とは?違いとは?「羅城」「葬地」「禁苑」「壇廟」という四つの要素ごとに、日・中・韓の第一線の研究者が都城の姿や性格、誕生と変容について、最新の調査成果をもとに縦横に議論し、比較の視点と方法論を模索する。

「近代碑学の書論史的研究」
    菅野智明著 研文出版 15,750円

「回思九十年 平凡社ライブラリー」
    白川静著 平凡社 1,050円

「字書を作る 平凡社ライブラリー」
    白川静著 平凡社 945円

「中国民話の旅」
    中国民間故事調査会編 三弥井書店 2,625円
  *生活習慣や社会環境を反映する広く長い歴史絵巻のごとく語られたトン族の豊かな民話とともに桃源郷の地を旅する。中国奥地の少数民族が語る神話・伝説・寓話・童話・笑い話。

「新装版 実践漢薬学」
    三浦於菟著 東洋学術出版社 5,880円

「清末功利思想と日本」
    小林武著 佐藤豊著 研文出版 7,875円

「それでも中国で儲けなければならない日本人へ」
    高澤真治著 成甲書房 1,785円

「中国・台湾における日本像 映画・教科書・翻訳が伝える日本」
    弓削俊洋編著 東方書店 2,310円

「逃げる男・追う女 東アジアの説話半月弧」
    谷口義介著 現代思潮新社 2,940円
  *熊野街道を脛もあらわに女が走り、白夫人は中国近世の三都に出没する。“逃げる男・追う女”型説話には、原型となるマザーがあるのか。白川静門下の異才による稀有な文学的歴史叙述。

「中国子会社の投資・会計・税務」
    あずさ監査法人中国事業室、KPMG 編 中央経済社 10,500円

「中国WTO加盟の政治経済学 米中時代の幕開け」
    中逵啓示著 早稲田大学出版部 5,670円

「日本語から考える!中国語の表現」
    永倉百合子著 山田敏弘著 白水社 1,995円

「東アジア都城の比較研究」
    橋本義則編著 京都大学学術出版会 8,820円

「パンダ外交 メディアファクトリー新書」
    家永真幸著 メディアファクトリー 777円
  *パンダは中国の限られた地帯にのみ生息する希少動物である。中国はこの動物を、「友好の使者」として外国に贈ってきた。その数は、過去70年間で16の国と地域に、約70頭。そして、その背景には必ず中国の外交政策があった。「パンダ外交」の歴史を軸に、中国の外交戦略を俯瞰し、その本音を読み解く。パンダ外交のきっかけが日中戦争にあったなど、驚きの事実が満載。

「李商隠詩文論」
    加固理一郎著 研文出版 8,400円

「ロラン・バルト中国旅行ノートちくま学芸文庫」
    ロラン・バルト著、桑田光平訳 筑摩書房 1,260円

『中国・台湾における日本像 映画・教科書・翻訳が伝える日本』~メディアの日本像から現代中国を読む

  
『中国・台湾における日本像 映画・教科書・翻訳が伝える日本』
  弓削俊洋 編著 東方書店 2011年03月 2,310円

 現代中国・台湾の映画・教科書・翻訳作品など、日本情報を伝達する種々のメディアに映し出される日本・日本人像を明らかにする。“反日”“親日”にとどまらない複雑な対日イメージが生み出される背景を探ると、中国・台湾の内政問題や日中関係の軋轢、中国人の価値観の変化も見えてくる。歴史教科書における南京事件の記述、日本語教科書に描かれた日本人、戦前・戦後の抗日映画やカンフー映画、大ヒットを記録した『海角七号』をはじめとする台湾映画、村上春樹作品の翻訳まで、多様な題材を用いて、日本という“合わせ鏡”に映し出された現代中国・台湾の実情に光を当てる。

《 目 次 》
序言 (弓削俊洋)
第1章 鏡合わせの中国人と日本人――中国映画[スクリーン]に投影される日中両国 (好並晶)
 はじめに
 1.見えざるものから顕在化するものへ――戦前戦後の中国映画に描かれた“日本・日本人”
 2.改革開放と共に――高倉健・張芸謀・残留孤児
 3.功夫[カンフー]映画に反映される“日本人”の鏡像
 おわりにかえて――互いの“いま”の姿を捉えようと試みる現代
第2章 愛憎を繋ぐ虹の架け橋――台湾映像作品にみる日本と台湾人 (宮田さつき)
 1.台湾映像作品中の“善良な日本人”
 2.日台の希望を繋ぐ虹の橋――『海角七号』
 3.誇り高き魂の家へ続く虹の橋――『セデックバレ』
 おわりに
第3章 「大虐殺」という“記憶の証明”――歴史教科書における南京事件 (弓削俊洋)
 はじめに
 1.教科書【1986】における南京事件――「血なまぐさい大虐殺」の再現
 2.教科書【1995】と南京事件――多様な“罪業”の中に埋没する事件
 3.教科書【2006】における南京事件――集中特化による事件の強調
 おわりに
第4章 新たな日本像への胎動――日本語教科書における日本 (伊月知子)
 1.日本語学科の学生に芽生えた新しい“日本人イメージ”
 2.中国における日本語ブームと日本語学習の動機
 3.日本語教科書における日本・日本人像――歴史教科書との差異
 おわりに
第5章 中国における「村上熱」――ブームの背景と林少華の翻訳について (園山延枝)
 はじめに
 1.中国における「村上熱」――日本文学最大のブーム
 2.「村上熱」の原因――中国人にとっての魅力
 3.林少華の訳文――美しき中国語の「厚化粧」
 おわりに
あとがき (伊月知子)
索引

「東北地方太平洋沖地震」にともなう小社の対応について

 
◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆
東北地方太平洋沖地震で被災された皆様へ、心よりお見舞い申し上げるとともに、犠牲になられた方々とご遺族の皆さまに対し、深くお悔やみを申し上げます。

  2011年3月17日 東方書店
◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆
 
本日(3月17日)より、小社(東京)も業務を本格的に再開いたします。
震災にともなう小社営業への影響について、以下のとおりお知らせいたします。

■WEB(http://www.toho-shoten.co.jp/)・お電話(03-3937-0300)とも、ご注文は承りいたしております。ただし、ご注文品の発送やお問い合せについては、通常よりも対応が遅れる場合がございますので、あらかじめご了承ください。

■発送業務につきましては、郵便・宅配業者にて茨城県以北(北海道・青森・秋田・岩手・宮城・山形・福島・茨城の各道県)への荷物の受付が停止されております。また、同地域以外でも荷物到着の遅延が発生するおそれがございますのであらかじめご了承ください。

■東方書店店舗(千代田区)、業務センター(板橋区)は、東京電力の計画停電の対象エリア外となっております。ただし、計画停電の実施状況によっては隣接地区においても停電が発生する可能性もあるため、その場合WEBサーバーおよびCNKIサーバーを停止することもございます。

■節電・交通機関の減数運転等を鑑み、東京店は3月17日(木)~19日(土)の3日間、12:00~18:00の短縮営業とさせていただきます。20日以降の営業予定につきましては、あらためてお知らせいたします。

 
以上、ご理解・ご了承をいただきますよう、よろしくお願い申し上げます。
 

2011年3月11日金曜日

3月10日の新着中文書~『漢蔵英常用新詞語詞典』『最漫画・山海号』他

 
343564 「漢蔵英常用新詞語詞典」
    慈誠羅珠主編 四川民族 3,822円

343528 「對外漢語十個語法難点的偏誤研究」
    孟国主編 北京大学 3,528円

343007 「漢字・詞匯・語用探索」
    馬叔駿 北京語言大学 3,087円

343523 「漢語詞匯教学」
    万芸玲 北京語言大学 2,572円

343541 「説説唱唱学漢語 1(附CD)」
    龍嘉編著 北京語言大学 1,470円

343542 「説説唱唱学漢語 2(附CD)」
    龍嘉編著 北京語言大学 1,470円

343543 「説説唱唱学漢語 3(附CD)」
    龍嘉編著 北京語言大学 1,470円

343530 「語言学綱要(修訂版)学習指導書」
    王洪君等編著 北京大学 1,323円

342806 「最漫画・山海号」
    郭敬明編著 長江文芸 735円

335319 「中部西蔵与蒙古人 元代西蔵歴史(増訂本)」
    〔意〕伯戴克著 張雲訳 蘭州大学 2,793円

3月10日の新着和書~『東洋脳×西洋脳』『日本古代の外交儀礼と渤海』他

 
「東洋脳×西洋脳 多極化する世界で生きるヒント 中公新書ラクレ」
    茂木健一郎、加藤徹著 中央公論新社 798円
  *脳科学者と中国文学者が東洋・西洋の普遍について縦横無尽に論じ合う。テーマは「漢字の凝縮力」「見える世界、見えない世界」等。多極化する世界における思考のエクササイズが一冊に。

「院政時代文章様式史論考」
    舩城俊太郎著 勉誠出版 16,485円

「印石英華」
    近藤泰著 木耳社 15,750円

「金蔵論 本文と研究」
    本井牧子、宮井里佳 編著 臨川書店 15,750円

「日本古代の外交儀礼と渤海」
    浜田久美子著 同成社 6,300円
  *八~十世紀にわたる二百年間、三〇回以上に及ぶ渤海との外交を通じて、古代国家の外交儀礼や迎接体制が整備されていく過程を考察する。

「黒タイ年代記 タイ・プー・サック 叢書知られざるアジアの言語文化 5」
    樫永真佐夫著 雄山閣 6,510円

「諸葛孔明 ちくま文庫」
    植村清二著 筑摩書房 998円

「大陸の細道 講談社文芸文庫」
    木山捷平著 講談社 1,470円

「中国ビジネスは俺にまかせろ 上海の鉄人28号古林恒雄」
    山田清機著 朝日新聞出版 1,575円

「中国侠客列伝」
    井波律子著 講談社 1,995円

「平安時代識字層の漢字・漢語の受容についての研究」
    浅野敏彦著 和泉書院 9,450円

「中国出土文献研究 2010 中国研究集刊 別冊(第52号)」
    大阪大学哲学研究室編輯 大阪大学中国学会 2,000円

2011年3月9日水曜日

3月6日書評掲載書籍

 
《朝日新聞》

「「普遍」と「特殊」二つの観点交差」 柄谷行人(評論家)評
『世界史のなかの中国 文革・琉球・チベット』
  汪暉 著/石井剛、羽根次郎 訳 青土社 2011年02月 2,940円

3月8日の新着中文書~『秦簡逐字索引』『“新清史”研究与争鳴』『彜漢大詞典』他

 
340758 「堪輿術研究」
    王玉徳/中央編訳 2,572円

342707 「秦簡逐字索引」
    張顕成主編 四川大学 13,650円

341162 「清朝的国家認同 “新清史”研究与争鳴」
    劉鳳雲、劉文鵬 人民大学 4,851円

340432 「三国演義」
    〔明〕羅貫中原著/彭桂蘭等改写/阿朗等插図 安徽少児 882円

340003 「宋代青白瓷的歴史地理研究」
    黄義軍 文物 2,793円

341597 「所羅門之犬」
    〔日〕道尾秀介著/馬傑訳 新星 1,911円

341037 「文学与啓蒙 新青年与新文学」
    王桂妹 社会科学 2,205円

341003 「彜漢大詞典」
    何耀軍主編 四川民族 11,340円

340648 「仲景治法与方剤臨証探微」
    連建偉主編 衛生 2,205円

3月8日の新着和書~『国際移動時代の国際結婚 日本の農村に嫁いだ中国人女性』『中国女性史研究 第20号』他

 
「国際移動時代の国際結婚 日本の農村に嫁いだ中国人女性」
    賽漢卓娜著 勁草書房 4,200円
  *なぜ中国人女性は「国際結婚」を選び、「家」意識の残る日本の農家に嫁いだのか。参与観察により彼女達の物語と戦略を明らかにする。

「叙事詩の時代の抒情 江文也の音楽と詩作」
    王徳威著 三好章訳 研文出版 2,415円

「もっと台北 ことりっぷ海外版」
    昭文社 1,050円

「台湾 高雄・台南・花蓮・台北 タビトモ アジア」
    JTBパブリッシング 1,050円

「中国女性史研究 第20号」
    中国女性史研究会 1,050円
  *論文「「内事」と「外事」―宋代福建路地域社会での女性の経済活動―」(許曼/石田貴子訳)他を収録。

「中国のマスゴミ ジャーナリズムの挫折と目覚め 扶桑社新書」
    福島香織著 扶桑社 798円
  *自由な報道が許されない中国では、記者たちのワイロ要求や捏造記事は当たり前。一方でネットを武器に、真のジャーナリズムを模索する者も。元北京支局記者による最新報告。

「中国の古銅器」
    樋口隆康著 学生社 2,940円

「満洲帝国史 「新天地」に夢を託した人々 新人物ブックス」
    太田尚樹著 新人物往来社 1,470円