2014年6月30日月曜日

6月28日の新着和書~『新版 はじめての台湾語』『地下からの贈り物:新出土資料が語るいにしえの中国』他


「アジアからの世界史像の構築:新しいアイデンティティを求めて」
    湯山トミ子、宇野重昭 編著 東方書店 3,600円+税
  *現代世界では、グローバリゼーションにより、生み出されようとする「一元化」の流れのなかで、それぞれの国家、地域あるいは個人は、自己の存立をはかるために、その「固有性」の形成力を強める。そこには多元的世界構築の契機と可能性を内在していると言える。本書は、中国、日本、韓国、北朝鮮における、「西洋からの近代化」の受容を見つめ直し、グローバル化による「一元化」に対し、東アジアからの「多元的世界」構築への可能性を考察する。

「巨龍・中国の新外交戦略 日本はどう向き合うべきか」(原題 RISING STAR: China's New Security Diplomacy)
    ベイツ・ギル 著/進藤榮一 監訳/古澤嘉朗、畠山京子 訳 柏書房 2,800円+税

「新版 Q&A中国進出企業の労務ハンドブック」
    黒田法律事務所 著 清文社 2,500円+税

「新版 CD BOOK はじめての台湾語」
    趙怡華 著 明日香出版社 2,300円+税
  *本書は、台湾の人たちと簡単な会話ができるようになるための入門書です。旅行や出張などで台湾を訪れたときにすぐ使える表現を場面別・状況別にまとめました。すべての会話文に台湾語と台湾華語の2言語を併記しており、表現や発音の違いを見比べながら学習することができます。また、よく使う単語をジャンル別にまとめていますので、すぐに見つけることができて便利です。

「西太后:清末動乱期の政治家群像/世界史リブレット 人 076」
    深澤秀男 著 山川出版社 800円+税

「地下からの贈り物:新出土資料が語るいにしえの中国/東方選書46」
    中国出土資料学会 編 東方書店 2,000円+税
  *近年飛躍的に増加した中国の新出土資料。どこからどのようなものが出てきたのか、それを使って何がわかるのか。歴史・文学・思想・考古・医学など多方面にわたる研究者が最新の成果を紹介する。

「中国の海洋戦略 アジアの安全保障体制」
    宮田敦司 著 批評社 1,800円+税