2014年6月3日火曜日

速報[6月3日①] これから入荷・発売する本~『中国哲学史』『中日文学経典的伝播与翻訳』他


*表示価格は税抜価格です。

386986 『中華人民共和国条約集 57(2010)』
    中華人民共和国外交部条法司 編 世界知識出版社 2014年3月刊 16,520円
 本書は、中国政府と外国政府や国際組織との間に締結された132件の条約を、アジア・アフリカ・ヨーロッパ・アメリカ・オセアニアの地域別順(国名の拼音順や調印年代順)に収録する。2010年に調印されたのは122件、2009年は8件、2008年と2007年は各1点となっている。

386962 『貞元六書(全2冊)』
    馮友蘭著 中華書局 2014年4月刊 6,600円
 「貞元」は、《易経・乾卦》の「元亨利貞」に基づき、天道人事の循環が永遠に終息しないことを意味する。本書は、著名な哲学者馮友蘭(1895-1990)が1937年から1946年までに著述した《新理学》《新事論》《新世訓》《新原人》《新原道》《新知言》を収録しており、いずれも馮友蘭の新理学体系の完成を示す代表作である。

386963 『中国哲学史(全2冊)』
    馮友蘭著 中華書局 2014年4月刊 6,050円
 著名な哲学者馮友蘭(1895-1990)の3種の《中国哲学史》の中、1930年代に著述された本書は、最も重要な著作と見なされている。中国古代哲学を「子学」時代と「経学」時代に分けることができる。先秦名家の辯者は「合同異」と「離堅白」の二派しかなかった。王弼と郭象は決して老荘学派の附属物ではない。程頤・程顥兄弟はそれぞれ「心学」と「理学」の先駆者である。……などの見解は、金岳霖や陳寅恪などの大家に絶賛され、その後の中国哲学史研究に大きな影響を与えている。

386964 『馮友蘭先生年譜長編(全2冊)』
    蔡仲徳 編撰/王仁宇 整理増訂 中華書局 2014年4月刊 7,150円
 馮友蘭の娘婿蔡仲徳が大量の一次資料に厳密な考証を加え、編纂した本書は、編年体の形式で著名な哲学者馮友蘭(1895-1990)の平生や学術研究の事迹などを記述する年譜であり、馮友蘭研究に欠かせない資料といえる。本版は、2000年版の整理増訂版。

386966 『中日文学経典的伝播与翻訳(全2冊)』
    王暁平 著 中華書局 2014年4月刊 12,100円
 本書は、1,000点以上の原著に依拠し、中日両国の文学経典著作が相手の国における翻訳・伝播の過程及びその影響などを紹介する。

387116 『落照堂集存国人信札手跡(上下)』
    聞広、蔣秋華 主編 中央研究院中国文史哲研究所 2013年12月刊 8,000円
 《近代文哲学人論著叢刊》のシリーズはすでに《蔡元培張元済往来書札》、《陳垣先生往来書札》、《台静農先生輯存遺稿》、《頌斎文稿》、《鄭文焯手批夢窗詞》、《台静農先生珍蔵書札(一)》、《魯実先先生珍蔵書札》、《近代詞人手札墨跡》、《許寿裳書簡集》の9種が刊行されており、本書は、その第10種であり、文学研究家聞宥(1901-1985)が各界の人士と交わした800余通を影印収録する。