2014年9月29日月曜日

9月26日の新着和書~『共同討議 日中関係なにが問題か』『知中論:理不尽な国の7つの論理』他

 
「アジア研究 第59巻 第3・4号」
    アジア政経学会 1,500円+税

「いま沖縄で起きている大変なこと:中国による「沖縄のクリミア化」が始まる」
    惠隆之介 著 PHP研究所 1,500円+税

「NHK特派員は見た:中国仰天ボツネタ&マル秘ネタ」
    加藤青延 著 日本僑報社 1,800円+税

「大谷光瑞とスヴェン・ヘディン:内陸アジア探検と国際政治社会」
    白須淨眞 編 勉誠出版 6,500円+税

「漢語与漢語教学研究 第5号」
    「漢語与漢語教学研究」編集委員会 編 東方書店 1,800円+税

「韓中衰栄と武士道」
    黒鉄ヒロシ 著 KADOKAWA 1,500円+税

「漢字語源語義辞典」
    加納喜光 著 東京堂出版 15,000円+税

「漢方に学ぶ病気のからくり:健康で明るい人生ヘの知恵」
    仲原靖夫 著 芙蓉書房出版 1,600円+税

「共同討議 日中関係なにが問題か 1972年体制の再検証」
    高原明生、菱田雅晴、村田 雄二郎、毛里和子 他編 岩波書店 1,700円+税
  *戦後最悪といわれる日中関係。いったいいかなる要因で、何が問題なのか? 70年代の日米中関係の大転換に今日の日中が直面する諸課題の源流を求め、日中米ソ関係の大転換の背景は何か、今日の日中関係の悪化は国交正常化の特殊なプロセスがもたらしたものなのかどうか、米国・中国・台湾・日本の学者が一堂に会し、徹底検証する。

「現代モンゴルを知るための50章」
    小長谷有紀 前川愛 編著 明石書店 2,000円+税

「週末台湾 ぜーんぶ、クチコミ。/MAGAZINE HOUSE MOOK」
    マガジンハウス 537円+税

「孫子 呉子 新装版/全訳「武経七書」 1」
    守屋洋、守屋淳 著 プレジデント社 2,500円+税

「司馬法 尉繚子 李衛公問対 新装版/全訳「武経七書」 2」
    守屋洋、守屋淳 著 プレジデント社 2,800円+税

「六韜 三略 新装版/全訳「武経七書」 3」
    守屋洋、守屋淳 著 プレジデント社 2,500円+税

「大陸からの音:クラシック音楽の中継地・満洲/近代文藝社新書」
    増田芳雄 著 近代文藝社 1,000円+税

「知中論:理不尽な国の7つの論理/星海社新書」
    安田峰俊 著 星海社 840円+税
  *内在論理を知れば中国は怖くない──反中・嫌中の先へ
尖閣諸島への露骨な野心、反日デモにおける破壊行為、言論統制や少数民族の弾圧─。日本人の目から見た中国は、理不尽で横暴、人権も民主主義も認めない「悪い国」にほかなりません。しかし、中国を論じる視点を彼らが「バカ」で「悪」であることだけに求め、感情的な反中・嫌中に走るのは得策でしょうか? 中国には中国なりのそうならざるを得なかった事情もあるのではないか?本書ではそんな視点から、日中間に横たわる諸問題の背景にある文脈を丁寧に解きほぐしていきます。日本にとって中国は、2000年近い交流と対峙の歴史を持つ隣国です。いま最も必要なのは、蔑視も理想論も捨ててリアルな中国と向き合う態度なのです。中国人漫画・孫向文による漫画『中国のヤバくない日常』を併録!

「日中韓を振り回すナショナリズムの正体」
    半藤一利、保阪正康 著 東洋経済新報社 1,500円+税

「ひねくれ古典『列子』を読む/新潮選書」
    円満字二郎 著 新潮社 1,300円+税

「貧者を喰らう国:中国格差社会からの警告 増補新版/新潮選書」
    阿古智子 著 新潮社 1,300円+税

「本当に残酷な中国史:大著「資治通鑑」を読み解く/角川SSC新書」
    麻生川静男 著 KADOKAWA 820円+税

「文字の霊力:杉浦康平デザインの言葉」
    杉浦康平 著 工作舎 2,800円+税

「友好手帳 2015 (黒)(赤)」
    日中友好協会 834円+税

「愉楽」
    閻連科 著/谷川毅 訳 河出書房新社 3,600円+税
  *真夏に大雪が降った年、障害者ばかりの僻村・受活村では、レーニンの遺体を購入して記念館を建設し、観光産業の目玉にするという計画が始動する。その資金を調達するため、村人たちの中から超絶技能を持った者が選抜され、旅の一座を結成する。飛ぶように走る片脚の青年、下半身不随の刺繍の名手、微かな音も聞き分けるめくらの少女…。激動の20世紀を背景に繰りひろげられる狂躁の日々。想像力と現実が混淆する魔術的物語。中国社会の矛盾を撃つ笑いと涙の大長篇。フランツ・カフカ賞受賞。
『受活』 (2004) の日本語訳