2014年12月2日火曜日

速報[12月2日②] これから入荷・発売する本~『近代中国銀行業機構人名大辞典』『二里頭 1999-2006』他

 
390369 『近代中国銀行業機構人名大辞典』
    姜建清 主編 上海古籍出版社 2014年1月刊 13,500円+税
 本書は、清代康熙年間から改革開放前後までの金融関係の機構名と人名を検索するための実用書。機構巻と人物巻の二つの部分で構成され、機構巻には銭庄、票号、銀号、銀行などの見出し語約9,000条、人物巻には人名などの見出し語1,000条以上を収録。機構名については基本的に当時の原名を、人物名については名、字、号にこだわらず一番常用されるものを使用。同名で内容が違うものは、1、2、3と数字を付けて区分する。一部の機構類見出し語には、当該機構の資本や取締役名簿なども附され、発音順と筆画順の二種類の索引も巻末に加えられている。

393441 『清代察合台文文献訳注』
    馬大正 主編 新疆人民出版社 2013年12月刊 10,450円+税
 本書は、《国家清史編纂委員会文献叢刊》の一つ。察合台文(ペルシャ文も含む)で書かれた《編年史》、《和卓伝》、《大和卓伝》、《伊米徳史》、《塔蘭奇史》を詳しく訳注し、16世紀中葉から19世紀末までの新疆歴史に関する漢文文献の記載を補足、立証した重要な資料である。

393492 『20世紀中国社会科学・語言学巻』
    李行健 等著 広東教育出版社 2014年5月刊 11,830円+税
 本書は、20世紀の百年間に言語学界で起きた重大な出来事を紹介する実用書。正編と副編の二つの部分で構成され、正編には言語学科及び言語学各流派の発展とその軌跡に関する記述や論評、副編には言語学論著の選録や代表的な学者、刊行物、学術活動についての記録が収録されている。

393439 『朱子学年鑑 2013』
    朱子学会 編 商務印書館 2014年11月刊 3,360円+税
 本書は、朱子学会の会刊。“特稿”、“朱子学研究新視野”、“全球朱子学研究述評”、“朱子学書評”、“朱子学研究論著”、“朱子学研究博士論文萃”、“朱子学界概況”、“朱子学動態”、“資料輯要”の九つの部分で構成され、グローバルな視点から朱子学研究の最新成果を紹介する年刊である。

393429 『抗日戦争史料叢編 第1輯(全100冊)』
    中国社会科学院近代史研究所 主編 国家図書館出版社 2014年11月刊 1,196,000円+税
 《抗日戦争史料叢編》は《民国文献資料叢編》の一つで、抗日戦争時期の政治、経済、軍事などに関する重要文献数千種を影印出版する予定。第1輯である本書は、軍事、政治関係を主とする約300種の文献を収録。内容的には下記四つの部分に分けられる。第一部分は戦史関係で、各重要戦役の戦闘経過、戦地報道、戦後検討、各軍事会議の会議録などを含む。第二部分は戦略戦術と敵情分析関係で、戦略戦術の検討、戦闘経験や教訓に対する総括、敵軍の戦略戦術、装備、後方支援並びに敵地の政治、経済動態に対する分析などを含む。第三部分は終戦及び戦後調査関係で、日本軍の投降に関する報告書、各地の戦争損失や日本軍が犯した暴行についての調査報告などを含む。第四部分は関係人物の事跡、言論、日記、回顧録や、“中日戦事史料征輯会”の関連文献などを含む。

393472 『二里頭(1999-2006)(全5冊)』
    中国社会科学院考古研究所 編著 文物出版社 2014年11月刊 80,000円+税
 本書は、《中国田野考古報告集》の一つ。中国の早期集落遺跡である河南省偃師市二里頭遺跡に対し、1999年-2006年に行われた調査と発掘の研究報告である。

393496 『遼寧旧方志・盛京通志』
    遼寧省人民政府地方志弁公室 整理 遼寧民族出版社 2013年8月刊 39,600円+税
 本書は、《遼寧旧方志》の一つで、乾隆四九年刻本《盛京通志》の影印版。満族発祥の地である盛京(今の遼寧省瀋陽市)を始めとする東北地方の行政沿革、境域形式、山川、城池、田賦、学校、官署、兵防や、各時代の人物、祠祀、古跡、風俗などに関する記載が主な内容である。