2008年2月14日木曜日

『祖堂集 上・下』~日・中研究者合作の点校本、待望の刊行!~


『祖堂集 上・下』(中国佛教典籍選刊)
  (南唐)釈静他編 中華書局 2007年12月刊 5,292円

『祖堂集』は五代十国時代、南唐の禅僧二人により952年(広順2年)に編まれた現存最古の禅宗史書の一つ、20世紀初頭に韓国で発見された。『祖堂集』のみに収録される史実等も少なくなく、佛教研究だけでなく中古漢語研究等においてもその高い資料的価値が注目されてきた。
今回「中国仏教典籍選刊」の一書として出版されたこの標点本は、孫昌武・衣川賢次教授ら日・中研究者の長期にわたる研究成果を示す労作。数多くの資料を用い、過去に刊行された点校本に見られない重厚な内容となっている。縦組・繁体字本。

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