2008年2月15日金曜日

『北周地理志』~南北朝時代研究における必須の地理索引・待望の再出版 ~


『北周地理志』(王仲犖著作集)
  王仲犖著 中華書局 2007年11月 6,247円 

『北周地理志』は1980年中華書局より刊行以降、長期にわたり入手困難となっていたが、このたび「王仲犖著作集」の一つとして同じ中華書局より再出版された。南北朝時代の地理索引として必須の工具書。
《魏書地形志》《隋書地理志》は、西魏・北周の州・郡・県の設置や沿革に関する記載が簡略に過ぎて北周の領域については不明なところが多かった。著名な歴史学者王仲犖が約40年の歳月をかけて著述した本書は、《水経注》《魏書地形志》《隋書地理志》《通典州郡典》《元和郡県図志》《旧唐書地理志》《太平寰宇記》ほか類書や碑志の関係資料に綿密な考証をあたえ、北周の郡・県の行政区画・興廃沿革や現在の地名を明らかにした名著。 縦組繁体字本。

*「王仲犖著作集」としてこのほか下記が今週末入荷いたします。
 ・「北周六典」 3,822円
 ・「魏晋南北朝史 上下」 5,512円
 ・「隋唐五代史 全2冊」 7,056円
 ・「鵲華山館叢稿続編 」 3,528円
 ・「西昆酬唱集注」1,911円

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