2011年8月11日木曜日

速報[8月11日①]~これから入荷・発売する本

  
350463 『日本明治新刻活字版資治通鑑(全20冊))』
    [宋] 司馬光著、[元] 胡三省音注 鳳凰出版社 2011年5月刊 231,000円
 ……(略)……明治14年(1881年)、日本で刊行された活字版《資治通鑑》は、様々な版本に考証・校正・校勘を加え、ページ毎に校勘記を付した極めて特色を有する《資治通鑑》の版本として、《資治通鑑》研究や中日文化交流史研究の重要な資料と見なされている。本書は、明治版《資治通鑑》の完全影印本。

350606 『重慶海関総税務司貿易冊(全15冊)』
    重慶海関総税務司署統計科編制 国家図書館出版社 2011年7月刊 236,250円
 《重慶海関総税務司貿易冊》は、1942年から1945年にかけて、民国政府重慶海関総税務司署統計科により毎月1冊の頻度で編纂・頒布された貿易統計資料集であり、淪陥区や外国に輸出したものを統計した「土貨出口統計表」、直接外国から輸入したものや淪陥区経由で輸入したものを統計した「洋貨進口統計表」、「進出口貨物総値国別表」、「関別表」などの部分から構成される。

350707 『(清・道光)《麗水県志》和《麗水志稿》合刊点校本』
    [清] 張銑、金学超 纂/趙治中等 点校 方志出版社 2010年7月刊 19,950円
 ……(略)……清乾隆30年(1765年)に県教諭金学超により編纂され、嘉慶10年(1805年)に県教諭屠本仁により増補され、道光16年(1836年)に陳棠により整理・刊行・上梓された《麗水志稿》4巻は、すでに県志の原型を整えている。道光26年(1846年)に知県張銑の主宰で編纂・刊行された《麗水県志》14巻は、巻首序、凡例、図説及び疆域(附沿革表)・城池・公署・学校・山水・水利・田賦・戸口・積貯・兵制・祠祀・古跡・塚墓・寺観・職官・宦迹・選挙・人物・列女・経籍・風俗・物産・雑記などで構成される本文部分から成る初の麗水県志である。本書は、《麗水志稿》と《麗水県志》の合刊点校本。

350722 『漢魏六朝隋唐五代字形表』
    臧克和編 南方日報出版社 2011年4月刊 35,700円
 漢魏六朝から隋唐五代時期にかけて、隷書・楷書・行書が次第に定型化し、漢字は成熟期を迎えた。本書は、当時の石刻や簡牘資料から集めた文字を数多く収載し、漢字の変遷の研究に貴重な資料を提供する。《中国石刻叢書》シリーズの1点。

350727 『詹安泰全集(全6冊)』
    詹安泰著 上海古籍出版社 2011年7月刊 12,600円
 詹安泰(1902-1967)は、現代中国の傑出した古典文学学者であり、その詞学研究は、「南詹北夏(承燾)、一代詞宗」と高く評価されている。本書は、《古典文学専著》《古籍整理》《詩学詞論》《詩詞創作》《文史雑著》の5巻・6冊に分け、《中国文学史》《宋詞研究》《離騒箋注》《李璟李煜詞校注》《花外集箋疏》《無庵詞》など専門著作を含む詹安泰の著述を網羅的に収録する。巻末に付す「我的父親詹安泰」「詹安泰年譜」は、詹安泰研究の重要な資料である。

350729 『陳望道全集(全10巻)』
    池昌海編 浙江大学出版社 2011年5月刊 52,500円
 陳望道(1891-1977)は、マルクス、エンゲルスの「共産党宣言」を最初に中国語に翻訳し、《辞海》の編纂を主宰し、「中国現代修辞学奠基之作」と見なされる《修辞学発凡》を著述した著名な学者である。本書は、《語文修辞論》(第1巻)、《文法論》(第2巻)、《中国文法研究・因明学概論・美学概論》(第3巻)、《作文法講義・修辞学発凡》(第4巻)、《論説》(第5巻)、《文芸論・小説・游記・詩・随感》(第6巻)、《訳文》(第7巻~第10巻)に分け、陳望道のすべての著述を収録する。

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