377320 『長短経（全注全訳本）（全3冊）』[唐]趙蕤著／李孝国等訳 中国書店 2013年2月刊 5,659円
唐代の著名な学者趙蕤（659-742）が著述した《長短経》は、様々な実例を挙げ、謀略の重要性や実施方法などを論述する謀略専門著作であり、康熙帝など後世の帝王や毛沢東に愛読された。本書は、南宋浄戒院刊本《長短経》を底本とし、原文に注釈や白話文翻訳を加え、読者や研究者に利便を提供する。
377325 『許宝蘅蔵札（全2冊）』
許恪儒整理 中華書局 2013年5月刊 46,305円
許宝蘅（1875-1961）は、辛亥革命後の大総統府秘書、内務部秘書、奉天省政府秘書長などを歴任した民国初期の高官であり、新中国の中央文史館館員である。本書は、許宝蘅が収蔵した各界の人士の書信数百通を影印収録し、その年代は清末以降の50年にわたり、内容は当時の政治・社会・外交・学術などに及び、史料価値が高い。
377326 『顧頡剛旧蔵簽名本図録』
兪国林編 中華書局 2013年5月刊 精 価格14,171円
……(略)……顧頡剛誕生120周年を記念して刊行された本書は、顧頡剛蔵書から精選された著者（翻訳者）のサイン本196点、論文145篇、贈呈本33点、顧頡剛の校正や題跋が付している書籍42点及び蔵書印32点を「書影」（書籍のカラ―写真）と共に紹介し、顧頡剛研究に新しい資料を提供する。
377336 『劉文典全集（増訂本）（全5冊）』
諸偉奇編 安徽大学出版社 2013年1月刊 28,255円
劉文典（1889-1958）は、現代中国の著名な歴史学者・文学研究者であり、その代表作《淮南鴻烈集解》《荘子補正》《説苑斠補》などは、20世紀における諸子学研究の到達点を示すものとして、高く評価されている。本書は、1999年刊行の《劉文典全集》にその後発見された劉文典の古籍校訂専門著作《呂氏春秋簡端記》、学術随筆《学稼軒随筆》、翻訳本《告全日本国民書》（日本・荒木貞夫）及び佚詩佚詞14首、佚文56篇を追加収録した。
377348 『敕修陝西通志』
[清]劉于義 等修／[清]沈青崖 等簒 三秦出版社 2013年8月刊 予価331,800円
明清時期に編纂された6種の《陝西通志》の中、清雍正年間、雍正帝の諭旨を受けた吏部尚書劉于義や陝西布政史沈青崖の主宰で編纂・刊行した《敕修陝西通志》32巻はもっとも優れている。雍正10年までの史料に綿密な整理・考証・勘誤を加え、疆域・建置・山川など101の「門」と178の「目」に分け、当時の陝西にある8つの府、10の州、92の県の歴史沿革・行政建置などを詳細に記述しており、《四庫全書総目提要》に「訂古証今、詳略悉当」と高く評価されている。本書は、陝西省档案館収蔵の初刻本善本《敕修陝西通志》の影印本。
377350 『乾隆御題丁観鵬絵釈迦及十六羅漢』
故宮博物院編 紫禁城出版社 2013年5月刊 75,600円
清代早期の宮廷画家丁観鵬により描かれ絵画「釈迦及十六羅漢」17幅は、清代宮廷画の逸品である上、乾隆帝が揮毫した「御題詩」も付されているため、その文物的価値が極めて高い。本書は、精緻なカラ―写真を用い、釈迦・16羅漢・御題詩についての詳細な説明を付し、この貴重な芸術品を再現する。
377351 『故宮博物院蔵清宮陳設档案（全45冊）』
故宮博物院編 紫禁城出版社 2013年7月刊 予価2,688,000円
「陳設」とは、家具や飾り物の総称である。本書に影印収録された清宮廷内廷の陳設に関する700余点の档案は、清宮陳設の特徴や変遷状況を如実に反映しており、清代宮廷の構成、清代帝王や皇后皇妃の趣味、清王朝と各少数民族や諸外国との交流、清代の習俗などの研究には欠かせない貴重な一次資料と言える。
377364 『中国社会科学院地方志聯合目録』趙嘉永主編 中国社会科学出版社 2013年4月刊 10,857円
本書は、中国社会科学院図書館・考古所・歴史所・近代史所・文学所・哲学所・民族所・法学所・経済所・研究生院などに収録されている6,000余種の地方志（鈔本・刻本・油印本・曬藍本・影印本）の総目録である。
