2013年7月23日火曜日

[催事情報] 「マルコ・ポーロとシルクロード世界遺産の旅 西洋生まれの東洋学」展(8/7~12/26)

 
【催事情報】
小社に寄せられた、中国関係のイベント・シンポジウムなどの情報をご紹介いたします。最新の情報はコチラでご確認ください。

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■『東洋学の歩いた道』 学習院・永青文庫・東洋文庫 連携展示
  「マルコ・ポーロとシルクロード世界遺産の旅 西洋生まれの東洋学」


東洋文庫は「東洋学」(アジア・アフリカの多様な社会と文化を理解するための学問)に関する資料を約100万点所蔵しています。そのうち3割はヨーロッパの言語で書かれた、いわゆる「洋書」です。「東洋」文庫なのに西洋?と思われるかもしれませんが、これらのコレクションは、東洋学が西洋との交渉を抜きには成り立たない学問であることを示しています。前近代、こうした東洋の諸地域に関する記録を残したのは、西洋からやってきた商人や探検家、キリスト教の宣教師たちでした。その先駆者として有名なのがマルコ・ポーロです。東洋文庫は、世界最多の77種の『東方見聞録』を所蔵します。本展では、マルコ・ポーロと『東方見聞録』の世界に憧れたヨーロッパの探検家、東洋学者たちが足跡を記した陸と海とのシルクロードをたどりながら、道中に点在する世界遺産と名所の数々をご紹介いたします。壮大な時空をめぐる本の旅(シルクロード編)をお楽しみください。
※本展は学習院大学・永青文庫との連携展示『東洋学の歩んだ道』の一つにあたります。ぜひあわせてご覧ください。

▼日時:8月7日(水)~12月26日(木) 10:00-20:00(入館は19:30まで)
  ※毎週火曜日休館(ただし、火曜日が祝日の場合は次の平日)
▼会場:東洋文庫ミュージアム
  〒113-0021 東京都文京区本駒込2-28-21
  JR「駒込駅」下車徒歩8分 都営地下鉄「千石駅」下車徒歩7分
  TEL:03-3942-0280
  URL:http://www.toyo-bunko.or.jp/museum/
▼入館料:一般880円 大学生680円 中・高校生580円 小学生280円
▼主催:東洋文庫
  共催:学習院大学、永青文庫
▼主な展示資料:
  (1) マルコ・ポーロ 『東方見聞録』1485年
  (2) 『ジョン・セーリスの航海日記』1617年 ※重文、日英交流400周年記念特別公開
  (3) ブラウ 『アジア図』1635年
  (4) ミラー 『万里の長城』1782年
  (5) 「有翼人物像」(スタイン 『中央アジア踏査記』1933年)
  (6) ガルニエ 『インドシナ探検行』1873年
  (7) オイレンブルク調査団 『日本・中国・シャムの風景』1860-63年
  (8) 『文選集注』(平安時代の写本) ※国宝

[関連イベント]
■記念シンポジウム(学習院大学・永青文庫・東洋文庫共催)
  日時:10月19日(土) 14:00-17:00(予定)
  場所:学習院大学百周年記念会館

■公開講座(東洋文庫主催)
  ・10月26日(土) 高田時雄(京都大学人文科学研究所教授)
    「求法僧の西域行記とそのヨーロッパ語訳―人々を敦煌へ誘った書物たち」
  ・10月27日(日) 石澤良昭(上智大学特任教授)
    「アンコール・ワットと『風貴真臘』―アンコール王朝の繁栄とパクス・アンコール(アンコールの平和)」
  ・11月30日(土) 森本一夫(東京大学東洋文化研究所准教授)
    「暗殺者教団の神話―その歴史に見る「東洋学」の展開」
  ※上記の他にも、講演、音楽イベントを予定しております。詳細はホームページにてお知らせいたします。

永青文庫
  『古代中国の名宝―細川護立と東洋学』
  期間:10月5日(土)~12月8日(日)
  休館日:月曜日、ただし10/5、11/4は開館(翌火曜日が休館)
  場所:東京都文京区目白台1-1-1
  お問合せ:03-3941-0850

学習院大学史料館
  『アジアを学ぶ―近代学習院の教育から』
  期間:10月5日(土)~12月21日(土)
  休館日:日曜・祝日、10/17/4は開館(翌火曜日が休館)
  場所:東京都豊島区目白1-5-1
  お問合せ:03-3986-0221