2014年8月7日木曜日

速報[8月8日①] これから入荷・発売する本~『《春秋》研究文献輯刊』『域外漢籍珍本文庫 4 経部』他

 
388358 『楚辞文献叢刊(全80冊)』
    黄霊庚 主編 国家図書館出版社 2014年7月刊 1,300,000円+税
 本書は、国内外の図書館や個人の蔵書家から、歴代《楚辞》刊本の中で評判の高いもの、有名人が評語や註釈を加えたものを選び、《楚辞》の研究著作も含め、計200種あまりの文献を影印、収録。《楚辞》関係の重要文献が殆ど網羅され、何種もの孤本と秘本は今回が初めての公刊である。

388717 『中国大運河歴史文献集成(全81冊)』
    王雲、李泉 主編 国家図書館出版社 2014年8月刊 予価1,120,000円+税
 本書は、元、明、清三代で刊行された運河関係の著作計130種を影印、収録し、“治黄保運”、“運河水利”、“河道工程”、“漕運関志”の四つのジャンルに分け、年代順で排列している。読者の便利のため、簡単な紹介文も加えられている。

388782 『《春秋》研究文献輯刊(全8冊)』
    晁岳佩、宋志英 編選 国家図書館出版社 2014年8月刊 予価4,000円+税
 本書は、収録文献の重複を避け、《春秋戦国史研究文献叢刊》と《左伝研究文献輯刊》に未収録のもの、特に清代の研究文献に重点を置いている。具体的には、《春秋皇綱論》五巻、《春秋正辞》十一巻、《春秋箋例》三十巻、《春秋公羊伝何氏解詁箋》一巻、《春秋書法比義》十二巻、《春秋穀梁伝時月日書法釈例》一巻、《春秋釈》四巻、《春秋会義》二十六巻(巻一)、《春秋例表》三十八巻、《読春秋蠡述》二巻、計10種の文献を影印、収録している。

388783 『明清法制史料輯刊 第2編(全72冊)』
    高柯立、林栄輯 国家図書館出版社 2014年8月刊 500,000円+税
 本編は、刑案“説帖”類の史料文献を中心に影印、収録し、成案、説帖、その他の三つの部分に分けている。成案には、《秋讞滙案》、《秋讞必覧》、《広東刑事題奏存案》、《定例成案合抄》、《雲南省刑案滙編》、《駁案集成》等計29種、説帖には、《嘉慶年説帖》、《説帖類編》、《刑部説帖掲要》等計10種、その他には、《南昌判牘偶存》、《審看擬式》、《明刑管見録》の3種がそれぞれ含まれている。

388003 『民国時期西南辺疆档案資料滙編 広西巻目録総集・図文精粋』
    広西壮族自治区档案館 編 社会科学文献出版社 2014年4月刊 39,600円+税
 本書は、《西南辺疆歴史與現状綜合研究項目・档案文献系列》の一つ。広西巻全30巻の目録を掲載し、広西省政府、行政公署の公文書など、一部抜粋した档案資料を原色影印で紹介している。

388926 『清代成案選編・甲編(全50冊)』
    楊一凡 編 社会科学文献出版社 2014年4月刊 960,000円+税
 清代成案は、概ね行政事務先例と司法の二つのジャンルに分類できる。行政、経済、礼儀、軍政、外交など、何らかの行政行為に起因する案件は行政事務先例類成案に分類され、その殆どが公文書の形を取っている。一方、参考にできる判例のない案件で、“比附”方式によって判決し、国家機関や皇帝がこれを準としたものは司法類成案と分類されている。《清代成案選編》は、国内外数十箇所の図書館に所蔵されている約百種の清代成案文献から、代表的なもの30種余りを選び、甲、乙の2編に分けて影印、出版する予定。甲編の本書には、清初から乾隆までの成案文献16種が収録されている。

387962 『域外漢籍珍本文庫 4 経部(全20冊)』
    域外漢籍珍本文庫編纂出版委員会 編 西南師範大学出版社 2013年12月刊 205,000円+税
 第4輯経部には、主に日本、アメリカ等の公立図書館に所蔵されている易類、礼類、四書類、小学類、春秋類等の漢籍が収録されている。特に四書類のものが多い。版本的には、中国の宋、元、明、清各時代の刊本を始め、日本やベトナムなどで翻刻、抄録された刻本、抄本も含まれている。