2014年11月4日火曜日

[催事情報] 響きで紡ぐ アジア伝統弦楽器展(10/29~2/4)

  
【催事情報】
小社に寄せられた、中国関係のイベント・シンポジウムなどの情報をご紹介いたします。最新の情報はコチラでご確認ください。

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■響きで紡ぐ アジア伝統弦楽器展


http://web.waseda.jp/enpaku/wp-content/uploads/2014/09/gakki_flyer_idea_08.pdf
アジア諸国には様々な種類の弦楽器が存在し、それらの多くは地域間の交流を通じて生み出されました。
歌唱や演劇のような大衆芸能に用いられるもの、仮面舞踊などの宗教儀式に用いられるもの、少人数で文雅な興趣を味わうために演奏されるものなど、その用途は多岐にわたります。
演劇博物館は、歌舞伎役者五代目中村歌右衛門が使用した箏や中国訪日京劇代表団から寄贈された京劇楽器など、アジア諸国の楽器を多く所蔵しています。
本展では、これらの資料から、日本、中国、韓国、インドを中心とした各国、各地域の伝統弦楽器をご紹介します。
中国伝統楽器の中でも最も長い歴史を持つ「古琴」は、平安・江戸期に日本で愛好され、韓国の「玄琴(コムンゴ)」の原型となったとも考えられています。
また、中国東北部発祥の「奚琴(ヘグム)」は「二胡」の原型となり、その一方で韓国では現在でも「奚琴」という名の弦楽器が存在しています。
このようにアジアの弦楽器は、長い年月の中、各国間の交流を経て変化をしてきました。
アジア弦楽器が持つユニークな形状や音色を通じてアジア諸国における文化交流の軌跡をたどります。

▼会期:2014年10月29日(水)~2015年2月4日(水)
  休館日 10/31,12/17,12/23~1/7,1/11,1/12
▼開館時間:10:00-17:00(火・金曜日は19:00まで)
▼会場:早稲田大学演劇博物館1階 六世中村歌右衛門記念特別展示室
  〒169-8050 東京都新宿区西早稲田1-6-1
  TEL:03-5286-1829
  URL:http://web.waseda.jp/enpaku/#access
▼入場無料
▼主催:早稲田大学演劇博物館・演劇映像学連携研究拠点
▼ツイッター公式アカウント:@asiangakki_we


【関連イベント】

■響きをつなぐ 二胡・古琴演奏会

古琴奏者であり、また教育者として伝統音楽の振興に務める高欲生さんと、早稲田大学在学中の二胡奏者・桐子さんをお迎えして中国伝統楽器の演奏会を開催します。演奏会では古琴と二胡の演奏とともに、それぞれの楽器にまつわるお話やご自身の活動についてもお話しいただきます。
古今を繋ぎ、また文化を繋ぐ、伝統楽器の音色をお楽しみください。

▼日時:12月4日 18:30-20:00終了予定(開場 18:00)
▼会場:小野記念講堂(定員200名)
▼事前申込制:10月29日(水)よりウェブページにて受付開始
▼観覧無料
▼主催:早稲田大学演劇博物館・演劇映像学連携研究拠点
▼出演:高欲生(Gao Yu sheng)、桐子(KiRiKo)


■KiRiKoの二胡ニコlive

中国伝統楽器・二胡の新たな表現者として現在注目を浴びる、桐子(KiRiKo)さんの屋外ライブ。このライブでは、伝統音楽の垣根を超えポップスやアニメソングなど、伝統楽器による現代音楽の演奏をお楽しみいただけます。黄昏時の演博、伝統楽器の新たな表現を感じてみてはいかがでしょうか。

▼日時:11月7日(金) 18:00-19:00終了予定
▼会場:早稲田大学演劇博物館前舞台 ※雨天時 7号館419教室
▼観覧無料・予約不要
▼出演:桐子(KiRiKo)
▼演奏予定曲目:Let It Go/情熱大陸/Thanatos/千本桜 他


■ギャラリートーク+弦楽器演奏体験

展示担当者が展示の見どころをわかりやすく解説します。また、アジアの弦楽器にも触れていただけます。

▼日時:11月14日(金)、1月16日(金) いずれも17:30-18:30
  12月11日(木) 14:30-15:30
▼会場:1階 六世中村歌右衛門記念特別展示室
▼入場無料・申込不要(会場に直接お越しください)