2014年11月10日月曜日

速報[11月10日①] これから入荷・発売する本~『宋会要輯稿(校点本)』『日知録集釈』他

 
389775 『近代媽祖経巻文献与鄭成功信仰資料(全6冊)』
    王見川 主編 博揚文化事業有限公司 2014年7月刊 144,000円+税
 本書の資料は、主に台湾の著名な媽祖廟である嘉義新港奉天宮及び世界媽祖文化研究曁文献中心から提供されたものである。《天后顕聖録》、《敕封天后志》、《天后聖蹟図誌》、《湄洲慈済経》、《天上聖母経》、《天上聖母真経》、《天后救苦経》、《天后元君救苦救難真経》、《天上聖母幽冥度真経》等の経巻の他、広州《濬川天后会簿》、奉天宮《日清簿》等の文献や、奉天宮の廟誌、民国五十年代から今まで各地宮廟、地方政府、社会団体の関係文書が収録され、第五冊の後半と第六冊は鄭成功信仰の関係資料である。

389632 『国際共産主義運動歴史文献 16 第二国際第三次(蘇黎世)代表大会』
    王学東 主編 中央編訳出版社 2013年12月刊 8,250円+税
389633 『国際共産主義運動歴史文献 23 第二国際第七次(斯図加特)代表大会(2)』
    王学東 主編 中央編訳出版社 2013年12月刊 9,900円+税
 《国際共産主義運動歴史文献》には、共産主義者同盟、第一インターナショナル、第二インターナショナル、第三インターナショナル、共産党と工人党情報局の五つの国際組織が発表した全ての文献が収録されている。毎回の代表大会、代表会議を始めとする各重要会議の会議録、決議、その他の関係文書が含まれ、国際共産主義運動の歴史を如実に反映する史料である。全シリーズ60巻予定。

389605 『宋会要輯稿(全16冊)(校点本)』
    〔清〕徐松 輯/劉琳 等校点/四川大学古籍研究所 整理 上海古籍出版社 2014年7月刊 96,000円+税
 《宋会要輯稿》は、清代嘉慶年間の翰林徐松が《永楽大典》に収録されている宋代官修《宋会要》を、帝系、后妃、楽、礼、輿服、儀制、瑞異、運歴、崇儒、職官、選挙、食貨、刑法、兵、方域、蕃夷、道釈の17門に分け、計366巻に集録したもの。内容が豊富で史料としての価値も高いが、集録稿に誤字が多く、句読も施されてないので難解である。本書は、四川大学古籍研究所の専門家たちが長い年月を費やして点校、整理し、可読性を大きく向上させた新版である。

389606 『日知録集釈(上、下)』
    〔清〕顧炎武 著/黄汝成 集釈/欒保群等 点校 上海古籍出版社 2014年6月刊 4,950円+税
 《日知録》は、清初の著名な学者顧炎武の代表作。この大著に対する後世の研究は盛んで、一種の学問領域になったほどである。道光年間の学者黄汝成が編纂した《日知録集釈》は、その研究の集大成と言える。本書は、西渓草廬(黄氏の室号)本を底本にし、黄侃の《日知録校刊》を参考にしながら整理、校点する一方、《日知録》からの引用に対しても、原作に基づいて逐一確認し、今までの誤りを改めた。李遇孫《日知録続補正》、丁晏《日知録校正》、兪樾《日知録小箋》など、黄氏の時代にまだなかった著作からも抜粋して関係条目の釈文に取り入れ、《譎觚十事》と《日知録之余》を附録として付け加えた。

389629 『中国漢画像磚(全10片)』
     張新寛 編著 青島出版社 2014年7月刊 300,000円+税
 画像磚は春秋戦国時代に作り始め、両漢に最盛期を迎え、主に宮殿、廟宇祠堂及び墓室の装飾に使われている。絵画や彫刻の技法を用いて、中に空洞の有無によって“空心大磚”や“実心磚”と呼ばれるレンガ型の建築材料に模様を施したものである。その豊富な内容、洗練された構図、写意伝神の域に達した芸術性がゆえに、中国古代彫塑と絵画における現実主義とロマン主義が見事に融和した傑作と言える。本書は、貴重な原物拓本を収録し、数量限定で出版。

389630 『王陽明全集(全3冊)』
    〔明〕王陽明 著 中央編訳出版社 2014年5月刊 6,490円+税
 《王陽明全集》は原名《王文成公全書》、明代の著名な哲学家王守仁(号陽明子)の作品集。今回の出版において、明代隆慶年間の謝廷傑輯刊本を底本にし、簡体字横組み、現代句読を施している。全3冊に《伝習録》三巻(附《朱子晩年定論》)、《文録》五巻、《別録》十巻、《外集》七巻、《続編》六巻、《年譜》と《世徳紀》七巻、計三十八巻が収録されている。