2015年7月1日水曜日

速報[7月1日①] これから入荷・発売する本~『中国少数民族戯劇通史』『黄埔軍校年譜長編』『中国美術全集(普及版)』他

 
397991 『中国少数民族戯劇通史 上、中、下』
    曲六乙 編著 中国民族摂影芸術出版社 2014年12月刊 21,600円+税
 本書は、中国少数民族演劇の発展史を上巻の古代篇(周代-1911)、中巻の現、当代篇(1911-2009)、下巻の劇苑名録篇に分けて記述。各種少数民族演劇の歴史を始め、芝居で用いた舞台衣装と道具、有名な演目及び名優たちを詳しく紹介。貴重なスチール写真などの関連資料も多数掲載されている。

397888 『海外蔵中国古代文物精粋・英国国立維多利亜与艾伯特博物館巻』
    呂章申 主編 安徽美術出版社 2015年1月刊 48,000円+税
 本書は、《中国国家博物館国際交流系列叢書》の一つで、《海外蔵中国古代文物精粋》の第一巻。イギリスの国立ヴィクトリア&アルバート博物館に所蔵されている中国文物195点(組)を収録。磁器102点、青銅器31点、漆木器22点、銅胎琺瑯器10点、金銀器8点、玉器7点、陶俑6点、石造像3点、絲織品3点、その他3点が含まれ、各文物のカラー図版も附されている。

397924 『最高人民法院司法解釈滙編(1949-2013) 上、中、下』
    周強 主編 人民法院出版社 2014年12月刊 45,000円+税
 本書は、中国最高人民法院成立以来(2013年末まで)の司法解釈及び司法指導文書を全面整理した上で、三巻に分けて収録した司法解釈総集。「司法解釈巻」は、2013年末時点で現行有効な司法解釈を収録。「司法指導性文件巻」は、最高人民法院が単独あるいは他の国家機構と共同で公布した、司法の適用に関する規範性指導文書を収録。「廃止文件目録巻」は、最高人民法院が単独あるいは最高人民検察院と共同で廃止決定をした司法解釈及び司法指導文書を収録。

397963 『唐前帝王詩文校注 1』
    李修余、陳朝輝 主編 中国文史出版社 2014年4月刊 7,040円+税
 《唐前帝王詩文校注》は、唐代以前(秦~隋)の皇帝の詩文を対象とする箋注本。秦始皇、漢武帝、魏武帝、魏文帝などの名君も含む203人の皇帝の800篇以上の詩と4,000篇余りの文を収録。これらの詩文の殆どは《全上古三代秦漢三国六朝文》や《先秦漢魏晋南北朝詩》に収録されているが、全面的な校注を施したのは初めて。本書はその第一巻(全六巻の予定)である。

398247 『百老滙在民国(1929-1949)(全3冊)』
    文碩 著 西苑出版社 2015年2月刊 10,890円+税
 本書は、著者の収集した民国時期の新聞、雑誌、映画や舞台のパンフとポスター、古いレコードと影像資料などに基づき、1929年~1949年当時の上海、天津、北京、広州、昆明などの大都市で、中国進出後初のブームを引き起こしたアメリカのブロードウェイ・ミュージカル及びハリウッドのミュージカル映画について詳しく記述。中国進出の経緯や当時の中国文化社会における評価、有名な作品、俳優、監督及び関連制作会社の紹介、中国ミュージカルの現代化にもたらした影響など、13章に分けて記されている。

398179 『黄埔軍校年譜長編』
    陳宇 編著 華文出版社 2014年11月刊 10,950円+税
 本書は、著者が30年の歳月を費やして収集した大量な資料に基づき、黄埔軍校(中華民国陸軍軍官学校)の歴史を年代順に記述。中華民国の誕生から1923年までの時期を軍校設立の準備期間と位置付け、始めの「前期籌備工作」で概説し、1924年の設立から1949年まで広州、武漢、南京、成都を転々とした黄埔軍校本校での出来事を中心に編年体で紹介。その後の台湾での活動も「鳳山軍校時期」として附録。黄埔軍校の初めての全史である。

398134 『中国美術全集(普及版)(全60冊)』
    人民美術出版社 編 人民美術出版社 2015年2月刊 精 価格174,750円+税
 本書は、人民美術出版社が1989年に初版した《中国美術全集》の最新修訂版で、より多くの読者が手に入れやすいよう価格を極力抑えた“普及版”である。絵画編21巻、雕塑編13巻、工芸美術編12巻、建築芸術編6巻、書法篆刻編7巻、総目1巻の全60巻で構成。12,000枚余りのカラー図版と400万字以上の説明文(論文も含む)が収録されている。

398157 『北京旧志滙刊・〔康熙〕宛平県志(綫装1函8冊)』
    〔清〕王養濂 監修 中国書店出版社 2015年1月刊 52,000円+税
 本書は、首都図書館所蔵の民国挹芬楼抄本《康熙・宛平県志》を底本とする校勘本。京城付属県の初めての県志である《康熙・宛平県志》は、《順天府志》の体裁を踏襲し、地理、営建、食貨、政事、人物、芸文の六つの部分に分け、宛平県及びその周辺区域乃至北京城の関連史料を収録。清初における京畿地方の様子が広範にわたり詳細に記載されているため、北京史の研究に極めて重要な文献である。