2010年8月18日水曜日

速報[8月18日④]~これから入荷・発売する本

 
333979 『中国1976-1984:後毛沢東時代中国人生活的視覚記録』
    【美】劉香成 世界図書出版公司 2010年1月刊 31,500円
 1970年代後期の中国は、「毛沢東時代」の終結と共に、新しい理念が少しずつ伝統的な思想に取って代わり、工業化・近代化の幕が徐々に開き、西洋の物質文化や生活方式も伝来し、改革開放の新時代を迎えた。1976年から1983年にかけて北京に滞在したアメリカの撮影記者劉香成は、カメラで当時の中国社会の実態や中国の政治家・芸能人・知識人及び一般人の形象を捉え、アメリカ及びヨーロッパの新聞や雑誌で大量の中国関係の写真作品を発表し、大きな反響を呼んだ。本書は、そのから精選された約200枚を収録し、あの激動の時代を再現する。

333995 『中国書法全集:甲骨文(1)』
    劉正成主編 栄宝斎 2009年7月刊 8,127円
 本書は、数多くのカラー写真を配し、大量の甲骨文書法作品から精選された231点に考釈を加えて収録する。甲骨文年表・甲骨文出土分布示意図・主要引用参考文献・図版目録を付す。著名な歴史学者李学勤の序文「中国文与書法的孿生」及び甲骨学者劉一曼・馮時の論文「甲骨文概論」「甲骨文書法芸術」「甲骨文的考古発掘」「試論中国文字的起源」は、本書の学術性を高める。

334544 『吉昌契約文書匯編』
    孫兆霞等編 社会科学文献出版社 2010年7月刊 14,700円
 明代初期、南部辺疆の安全を確保するため、太祖朱元璋により安徽・江西などから貴州・雲南地区に遠征させられた軍隊は、その後、屯田兵として現地の様々な「屯堡」に定住した。屯田兵に分配された「屯田」及び屯田兵の直系親族に分配された「科田」の買売は、長い間にわたって厳しく禁止されていた。清雍正朝以降、「科田」の買売は、許可されるようになったが、その実態は、殆ど知られていなかった。しかし、2009年に貴州省安順市吉昌村(屯)で発見された452通の「科田」交易契約書により、この状況は一変した。これらの契約書の年代は、清雍正11年(1733年)から1961年までの300余年にわたり、...(続き)

334293 『太学文献大成(修訂増補編)(全25冊)』
    学苑出版社 2010年10月刊 予価315,000円
 太学は、中国古代の最高学府であり、その歴史は、漢武帝元朔元年(紀元前128年)に遡ることができる。太学に関する文献や史料は、中国古代科挙史や中国古代文化史研究の重要な資料である。1990年代、首都図書館と学苑出版社により刊行された《太学文献大成》は、...(続き)

333124 『民国珍稀期刊・聖教雑誌(全32冊)』
    中国書店出版社 2010年10月刊 予価336,000円
 中国における天主教伝来の歴史は、唐代に遡るが、鴉片戦争後、大勢の西洋の天主教宣教師が、中国に渡来し、各地で布教活動を行い、数多くの教会・修道院・学校・病院・孤児院及び印書館を創設した。清末民初、中国の天主教は、独自の印書館を利用し、様々な言語の著述を刊行したほか、何種類かの天主教の雑誌をも発行したが、その中、《聖教雑誌》は、最も代表的なものと見なされている。民国元年に上海徐家匯で創刊された月刊《聖教雑誌》は、...(続き)

333089 『青蔵高原珍稀野生動物』
    趙良治著 四川民族出版社 2010年4月刊 53,760円
 本書は、青蔵高原で生息している稀少野生動物317種(獣類40種・鳥類157種・爬行類34種・両棲類32種・魚類43種)を紹介するカラー写真集である。それぞれの外見特徴、生物学的及び生態学的な習性や食性、地理的な分布、遭遇している生存脅威、保護ランクなどが詳細に記述されており、鑑賞性も学術性も高い。

0 件のコメント: