2013年4月17日水曜日

速報[4月17日] これから入荷・発売する本~『中国2010年人口普査分郷、鎮、街道資料』『察哈爾政務輯要』他

 
374750 『中国2010年人口普査分郷、鎮、街道資料』
    国務院人口普査辨公室、国家統計局人口和就業統計司 編 中国統計出版社 2012年12月刊 22,680円
 本書は、2010年11月1日零時を基準として行われた「第六次全国人口普査」(国勢調査)のデ―タに基づき、主に「短表」と「長表」の形式で各省・直轄市・自治区の郷、鎮、街道の町の人口状況を表わす。「短表」はすべての家庭の常住人口・性別・年齢・民族・学歴・構成など最も基本的なデータであり、「長表」は無作為に選ばれた10%の家庭の婚姻・経済・生育・住居状況など更に詳細なデータである。「北京市郷、鎮、街道人口」「天津市郷、鎮、街道人口」「河北省郷、鎮、街道人口」「山西省郷、鎮、街道人口」「内蒙古自治区郷、鎮、街道人口」など香港・澳門を除く31の行政地域の人口統計資料から構成される。

374444 『郭嵩燾全集(全15冊)』
    [清]郭嵩燾撰 岳麓書社 2013年1月刊 62,160円
 本書は、15冊に分け、清末の著名な政治家、外交官・郭嵩燾の奏稿・詩文・日記・書信及び学術著作を網羅的に収録する。第1・2・3冊は《周易内伝箋》《周易釈例》《周易異同商》など10種の経部著述、第4冊から第12冊までは《史記札記》《湘陰郭氏家譜》《湘陰県図志》など9種の史部著述や日記・奏稿・書信など、第13・14・15冊は《荘子評註》《管子評註》などの集部・子部著述及び詩集・文集・聯語などから成る。《湖湘文庫》シリーズの1点。

373842 『満洲国現勢(全10冊)』
    広西師範大学出版社 2013年刊 予価210,000円
 満洲国通信社により編纂・刊行された《満洲国現勢》は、満洲国の公式の年鑑として……(略)……満洲国の実態を知る極めて重要な一次資料と位置付けられている。本書は、その影印本。

373793 『満洲公教月刊(全6冊)』
    呉小新、徐炳三 編 広西師範大学出版社 2013年1月刊 144,900円
 満洲国時期において奉天市(瀋陽市)南関天主教堂により編纂・発行された《満洲公教月刊》は、論壇・論著・聖教道理・歴史・公教教育・国内教務新聞・国外教務新聞・訳著・文芸などのコラムでカトリック教の教義・歴史・現状などを紹介するカトリック教の月刊である。満洲国の社会・宗教・教育・文化及び中国人信者の生活状況なども垣間見えるため、その資料価値が認められる。本書は、その影印本である。《中国基督宗教史料叢刊》の1点。

373750 『大理院民事判例輯存・總則編』
    黄源盛 主編 犁斉社 2012年2月刊 58,800円
 光緒32年(1906年)に設立された大理院は、大理寺を前身とした清代における最高裁判所である。辛亥革命後、大理院は、最高司法行政機関の司法部と並ぶ最高裁判機関として終審判決の権限を握っていたが、民国17年(1928年)の政府機関・司法機関の改組により、正式に国民政府最高法院となった。
《大理院民事判例輯存》は、民国元年から民国17年までにわたる大理院のすべての民事判例の全文に標点及び「判例要旨」「相関章節」「相関法条」の説明を加えて収録する。《總則編》は、下記の内容から成る。
...(続き)

373515 『察哈爾政務輯要(全3冊)』
    内蒙古図書館 主編 遠方出版社 2012年10月刊 12,705円
 乾隆27年(1762年)、張家口に設ける察哈爾都統署は、階級が他の地区の総督・巡撫と並ぶ内蒙古地区の最高権力機関である。1928年に察哈爾省政府になる前の民国時期の17年間、察哈爾都統署は、引き続き察哈爾特別行政区を統治する地方政府の役割を果たしていた。察哈爾都統署に収蔵された様々な档案文献は、20世紀初頭における察哈爾及び内蒙古地区の社会・政治・経済・軍事・文化・習俗・民族関係などの実態を記載する貴重な一次資料であり、史料価値が高い。本書は、凡例・軍事・軍防・軍需・軍法・軍牧・疆域・考績・時政・警察・教育・司法・旗務など13の項目に分け、1916・1917年の察哈爾都統署の档案資料を収録する。《内蒙古歴史文献叢書》の1点。

373051 『魯迅年譜長編・第一巻(1881-1921)』
    魯迅博物館研究室編 河南文芸出版社 2012年11月刊 4,284円
 1981年、人民文学出版社が出版した《魯迅年譜》は、記述や注釈の随所に「文革」の影響が見られ、客観性を欠いていると指摘された。この度、第1巻が刊行された《魯迅年譜長編》は、20世紀前半の文化的背景に着眼し、魯迅の思想・文学活動・友人関係・日常生活及び各党派や政治団体との関係を客観的に記述し、魯迅研究に貴重な資料を提供する。全5巻で、第1巻の年代は1881年から1921年までである。

373025 『成都出土歴代墓銘券文図録綜釈(全3冊)』
    劉雨茂、栄遠大 編著 文物出版社 2012年11月刊 57,960円
 券文とは、古代の皇帝が臣下に賜る表彰文を指し、臣下の墓誌銘に刻まれることが多い。本書は、拓本や釈文を配し、成都地区で出土された歴代の墓誌銘の券文700余点を収録する。これらの墓誌銘の収蔵情況や文物価値などを紹介する文章も付している。