2013年4月9日火曜日

速報[4月9日②] これから入荷・発売する本~『北京市2010年人口普査資料―郷、鎮、街道巻』『中国出土簡帛文献引得綜録・郭店楚簡巻』他

 
374710 『淮海戦役史料匯編(全9冊)』
    淮海戦役紀念館編著 国家図書館出版社 2013年4月刊 予価88,200円
 淮海戦役は、遼瀋戦役・平津戦役と並ぶ国民党政府の大陸での統治を終結させた「三大戦役」の一つである。本書は、約3,500幅の歴史写真を含む大量の淮海戦役に関する史料を網羅的に収録し、国共内戦及び1940年代後半の中国における政治・軍事・文化・科学技術の実態の研究に貴重な史料を提供する。戦役巻・将領巻・英烈巻・人民支援前線巻・追憶巻から構成。

374751 『北京市2010年人口普査資料―郷、鎮、街道巻』
    北京市第六次全国人口普査辨公室編 中国統計出版社 2012年7月刊 14,175円
 本書は、2010年11月1日零時を基準として行われた「第六次全国人口普査」(国勢調査)のデ―タに基づき、主に「短表」と「長表」の形式で北京市の郷、鎮、街道の町の人口状況を表わす。「短表」はすべての家庭の常住人口・性別・年齢・民族・学歴・構成など最も基本的なデータであり、「長表」は無作為に選ばれた10%の家庭の婚姻・経済・生育・住居状況など更に詳細なデータである。

374762 『牛河梁:紅山文化遺址発掘報告(1983-2003年度)(全3冊)』
    遼寧省文物考古研究所編著 文物出版社 2012年12月刊 75,600円
 1983年から、遼寧省朝陽市牛河梁地区にある43か所の新石器時期晩期の遺址に対し、行われた大規模な考古発掘調査は、新石器時期考古学の重大な成果として高く評価されている。女神頭像及び大量の玉器・石器・陶器・銅器が出土されたほか、奇しくも相互位置関係が北京の天壇、太廟、十三陵に極めて相似する大型の祭壇、女神廟、積石塚が発見され、この一帯は、古代の町の原形を持つ紅山文化の中心地であると主張する学者が多い。No1からNo16までの牛河梁紅山文化遺址への発掘調査は、1983年から2003年までの20年間を費やした。本書は、No2・ No3・ No5・ No16遺迹の考古発掘調査報告集である。この4か所の遺迹は、いずれも早期堆積・下層積石塚・上層積石塚から成る。祭壇と女神廟の所在地であるため、牛河梁紅山文化遺址の核心部分と言える。

374792 『辺疆方志文献続編・西南辺疆(全28冊)』
    中国線装書局 2013年1月刊 352,800円
374793 『辺疆方志文献続編・西北辺疆(全21冊)』
    中国線装書局 2013年1月刊 315,000円
374794 『辺疆方志文献続編・東北及北部(全22冊)』
    中国線装書局 2013年1月刊 315,000円
 古代辺疆地区の地方志は、各時代の辺疆地区における政治・経済・行政・軍事・文化・習俗・民族関係などの実態を知る重要な手掛かりとして、史料価値も文献価値も高い。《辺疆方志文献続編》は、《中国辺疆研究資料文庫》の1点であり、古代辺疆地区の地方志を網羅的に収録する。……(略)……

374852 『明別集叢刊・第1輯(全100冊)』
    沈乃文主編 黄山書社 2013年5月刊 予価2,100,000円
 明別集は、明代の文学・史学・文献学・社会学研究に欠かせない資料であるが、《四庫全書》《続修四庫全書》には数百種の明別集しか収録されていない。現存する約3,000種の明別集の大半(2,000余種)は、北京大学図書館に収蔵されているが、一般読者の目に触れることはあまりない。《明別集叢刊》は、その中から精選された善本や稀覯本を5つの輯(各100冊)に分け、影印収録する。

373582 『中国出土簡帛文献引得綜録・郭店楚簡巻』
    劉志基主編 上海人民出版社 2012年12月刊 33,075円
 20世紀40年代以降、中国各地で次々と発見された先秦時期や漢代の簡帛文献は、秦漢時期における政治・経済・社会・民俗などを知る重要な手掛であり、その学術的価値が極めて高い。しかし、これらの簡帛文献は、量が多いうえ、判読しにくい文字や意味不明な内容も含まれている。《中国出土簡帛文献引得綜録》は、楷書体文字との対照で簡帛文献文字を網羅的に収録しており「釈文」「引得」「検字」の3つの機能も果たしている字書・資料集である。《秦簡引得》《楚簡引得》《漢代簡帛文献引得》など3つのシリーズから構成される。本書は、《楚簡引得》の1点。