2008年11月28日金曜日

速報[11月28日]~ 『広西石刻人名録』

312282『広西石刻人名録』
    張益桂編 漓江出版社 2008年9月刊 8,064円
境域の大半が石灰岩地形であり、石刻の原材料を取得しやすいため、広西省には、古来、摩崖石刻や石碑を造る習俗が盛んで、現在も6,000余点の古代石刻が残されている。その大半は、内容が歴代の政治・経済・文化・軍事・民族・民俗・宗教などにわたり、史料的価値も文物的価値も高い。本書は、南朝から清代までの数多くの広西石刻に刻まれた碑文・詩作・書丹・題額・題蓋などの著者及び碑文に記述された人物4,021人を収録する。収録人物の年代は、唐代以前4人・唐代88人・五代9人・宋代1,519人・元代187人・明代986人・清代1,228人となっており、身分は、文武官吏・詩人・学者・高僧・諸士など様々である。それぞれの生没年・字号・本籍地・科挙・官職・著述、広西で在職した年代・職務・事跡、残した文物や石刻などが詳細に記述されており、古代中国とりわけ古代広西の真実を知る上での重要な一次史料と言える。附録一「広西石刻目録」は、3,919の条目で広西石刻の年代・作者・名称・地点を記録しており、附録二は、その詩文が多くの広西石刻に見られた清人汪森編纂の《粤西詩載》《粤西文載》の作者及び作品の索引である。
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