2009年10月9日金曜日

速報[10月9日①]~これから入荷・発売する本

 
322707 『淳化閣帖集釈』
    水賚佑 編 上海古籍出版社 2009年9月刊 9,450円
 北宋初頭、翰林侍書王著が宋太宗趙光義の諭旨を受け、編纂を始め、淳化3年(992年)に上梓された《淳化閣帖》は、先秦から隋唐までの著名な書道家103人の代表作420篇を収録し、後世の書道に極めて大きな影響を与えたため、中国書道史上の「聖書」と位置づけられている。しかし、その中の年代の古い草書作品については、多くの異なる釈文が示されており、定説がないのも事実である。本書は、歴代の《淳化閣帖》の釈文200余種を参照し、...(続き)

322690 『秦漢石刻題跋輯録』
    容媛輯録、胡海帆 整理 上海古籍出版社 2009年8月刊 19,950円
 1930・40年代、金石目録学者容媛により編纂された本書は、359種の秦漢石刻に対する歴代の学者の題跋に校勘を加え、収録する。その内容は、宋代から民国中期までの金石書籍・地方志・文集240余種に掲載された秦漢石刻及びその拓本についての著述・研究・考証・論述にわたるため、古代石刻の研究状況や研究成果及び歴代の学者の学術活動を知る上での重要な参考資料と見なされている。...(続き)

322817 『四川大学図書館蔵珍稀四川地方志叢刊(全7冊)』
    巴蜀書社 2009年9月刊 136,500円
 本書は、四川大学図書館に収蔵されている数多くの清代や民国時代の四川地方志から精選された孤本や稀覯本39種を影印収録する。いずれも《中国地方志集成・四川府県志輯》に含まれていないので、同書の続編とも言える。その中、主に光緒末年に編纂された《道光隣水県志》《嘉慶中江県志》《嘉慶資陽県志》《南部県輿図考》は、清代の政治・経済・文化及び学校・農業・動植物・物産・商務などが記述された一次資料であり、...(続き)

322809 『中国古籍総目・叢書部』
    陽海清 主編 中華書局 2009年9月刊 19,950円
 《中国古籍総目》は、伝統的な四部分類法に沿い、経・史・子・集・叢書の5つの部に分け、香港・澳門・台湾を含む中国の主要な図書館及び日本・韓国・北アメリカ・西欧などの海外の図書館に収蔵されている中国漢文古籍を紹介する書目である。「古籍」の範囲は、古代より民国初年までに撰著ならびに抄写・刊刻された歴代の漢文書籍で、...(続き)

322812 『監本纂図重言重意互注礼記(1函10冊)』
    【漢】鄭玄 注、【唐】陸徳明 音義、楊守敬 跋 上海辞書出版社 2009年7月刊 173,250円
 漢代の学者鄭玄により編纂された《礼記》注釈本は、《礼記》の最も重要な版本であり、本書は、上海博古斎所蔵の宋刻本鄭玄注《礼記》の完全影印本である。

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