330999 『清朝前期理藩院満蒙文題本（全24冊）』
内蒙古人民出版社 2010年刊 予価231,000円
本書は中国第一歴史档案館所蔵の清朝理藩院題本档案（皇帝への公事報告書類）を影印収録する。档案は満文および満蒙文併記のかたちで記録されており、記載時期は順治十(1653)年から乾隆六十(1795)年の約一世紀半に及ぶ。その内容は主に蒙古・西蔵・回疆等の地域における民族関係の処理報告で、17～18世紀の蒙古史・西蔵史・チベット諸民族史研究に貴重な史料を提供する。本満文題本の公刊は世界初となる。第1－23巻は題本影印で、第24巻が蒙漢文目録となっている。
331216 『後知不足斎叢書』【清】鮑廷爵著 鳳凰出版社 2010年2月刊 84,000円
清光緒年間に編纂・刊行された《後知不足斎叢書》は、「初編」と「増編」の二部分からなり、経学・小学・金石学・目録学などの著述56種を収録する綜合的な叢書である。その中、宋代高似孫の《史略》、清代阮元の《積古斎鐘鼎彝器款識》、銭東垣の《崇文総目》、銭大昭の《後漢書補表》、《沈氏経学六種》、陳鱣の《六芸論》、胡宗憲の《海防図論》、明代許倫の《九辺図論》、宋刊孤本《稽瑞》などは、いずれも資料価値の極めて高い稀覯本である。...（続き）
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