凌濛初、鄒必顕、汪廷訥編 国家図書館出版社 2012年3月刊 予価798,000円
ハーバード大学燕京図書館には、著名な戯曲理論家斉如山(1877-1962)により集められた古代小説や古代戯曲の曲本70余種が収録されている。大半は明代刊本であり、馮夢龍編撰の《墨憨斎新編繡像醒名花》、烟霞逸士編次の《新鐫批評繡像巧聯珠》、丁耀亢撰《西湖扇伝奇》、朱鼎臣編輯の《新鍥三国志伝》、明末写刻本《剿闖小説》など孤本、稀覯本も含まれており、資料価値が極めて高い。本書は、この70余種の小説や曲本の完全影印本である。
357195 『大同文物集萃』
大同文物局編 三晋出版社 2011年10月刊 16,716円
約2,400年の悠久な歴史を誇る山西省大同地区は、「両漢名郡、北魏京華、遼金陪都、明清重鎮」及び「九大古都」の一つとして栄え、数多くの文物が残されている。本書は、大量の精美なカラー写真を配し、雲岡石窟、上華厳寺の大雄宝殿、下華厳寺の合掌露歯菩薩など大同文物の精粋を紹介する。《山西省第三次全国文物普査系列叢書》シリーズの1点。
357196 『太原三普新発現集萃』
太原市文物局編 三晋出版社 2011年10月刊 11,340円
三普とは、2008年から2009年にかけて行われた第三次全国文物普査のことである。本書は、大量のカラー写真を配し、三普により新しく確認された太原の112か所の文物を紹介する。《山西省第三次全国文物普査系列叢書》シリーズの1点。
357218 『中国語言生活状況報告 2011』
教育部語言文字信息管理司組編 商務印書館 2011年12月刊 4,263円
本報告集は、下記の内容から構成される。
2010年中国語言生活状況/国家和地方教育規划綱要中有関語言文字的規定【第一部分、工作篇】国家語委語言文字工作/相関部委語言文字工作/地方語言文字工作/海峡両岸語言文字交流/漢語国際伝播状況【第二部分、専題篇】...(続き)
357234 『顧炎武全集(全22冊)』
華東師範大学古籍所整理 上海古籍出版社 2012年1月刊 予価83,160円
黄宗羲、王夫之と並ぶ明末清初の儒学巨匠顧炎武(1613-1682)は、明の滅亡に際し、反清運動に参加し、その名言「天下興亡、匹夫有責」は、300余年間にわたって中国人の尤も信仰する座右銘の一つとなっている。経学や歴史学の研究の傍ら経世致用の実学を説き、考証学正統派の始祖とされる。その代表的著作《日知録》《天下郡国利病書》《音学五書》などは、清代や民国の儒学研究に大きな影響を与えた。本書は、顧炎武のすべての著述に整理・校正・校勘を加える顧炎武全集の最善本である。
357558 『楚地出土戦国簡冊合集 1:郭店楚簡竹書』
武漢大学簡帛研究中心等編 文物出版社 2011年11月刊 12,600円
1993年10月に湖北省荊門市沙洋区郭店村で出土された800余枚の戦国時代楚国の竹簡は、20世紀における最も重大な考古発見の一つと見なされている。726枚の竹簡に書かれた18篇の儒家と道家の著作は、殆ど戦国以降の乱世に消えたと思われていたものであり、文献的価値が極めて高い。本書は、数多くのカラー写真を配し、釈文注釈・参考文献・図版の3つの部分に分け、《老子》《太一生水》《緇衣》《魯穆公問子思》《窮達以時》《五行》《唐虞之道》《忠信之道》《成之聞之》《尊徳義》《性自命出》《六徳》《語叢一・物由希生》《語叢二・名数》《語叢三・父与悪》《語叢四・説之道》など16篇の郭店楚簡竹書文献を紹介する。
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