2012年8月14日火曜日

速報[8月14日①]~これから入荷・発売する本

 
365590 『花甲蒙童―50後珍蔵小学語文課本』
    聞一主編 上海教育出版社 2012年7月刊 12,600円
 本書は、1950年代初頭に刊行された初級小学校の国語教科書8種と高級小学校の国語教科書2種を影印収録する。新中国の教育機関により編纂された初の国語教科書であり、版本的価値が高い。

365639 『湖南古旧地方文献書目』
    湖南図書館編撰 岳麓書社 2012年3月刊 6,562円
 本書は、「古代文献」と「民国文献」に分け、国内外の62か所に収蔵されている1949年までに刊行された古籍・新聞・文献資料などから掬い上げた4,940点の湖南地方文献に整理・校勘・提要を加え、書目の形式で紹介する。これらの文献は、地方志、公文書、人物伝記、書院規程、郷試録、学校名録、企業章程、農業生産調査表、洪水災害記録などの広範囲にわたり、湖南地方史研究に欠かせない資料と言える。《湖湘文庫》シリーズの1点。

365599 『曲律注釈』
    [明] 王驥徳著/陳多、葉長海注釈 上海古籍出版社 2012年7月刊 3,150円
 明代の戯曲家王驥徳(1540-1623)の代表作《曲律》は、歴代の詩論・文論・画論・楽論を踏まえ、戯曲の源流、南北曲の異同、戯曲の声律・修辞・曲詞などの面から中国戯曲を論述する中国初の戯曲理論専門著作であり、「門類詳備、論述全面」と高く評価されている。本書は、明天啓4年原刻本を底本とし、天啓5年馮夢龍《曲律補叙》などを参照して編纂された《曲律》詳細注釈本である。巻末に「方諸館楽府輯佚」「王驥徳詩文輯佚」を付す。

365600 『法華五百問論校釈(全2冊)』
    [唐] 湛然著/釈真定校釈 上海古籍出版社 2012年7月刊 4,095円
 天台宗の九世祖、唐代の高僧湛然(711-782)が著述した《法華五百問論》は、それまで普遍的に信奉されていた慈恩大師窺基(632-682)の著述《法華玄賛》の観点に疑問を投げかけ、天台宗法華学と法相宗法華学との異同を論述する中国仏教史上の重要な典籍であるが、中国では、原書が戦乱に消失し、現存するのは、奈良東大寺収蔵の古代写本《法華五百問論》と京都大学収蔵の日本高僧本純の《五百問論箋注》のみである。本書は、この2冊の本文に更に校訂と注釈を加え、天台宗研究に貴重な資料を提供。

365644 『宋代伝状碑志集成(全14冊)』
    曾棗荘主編 四川大学出版社 2012年7月刊 257,250円
 本書は、年代順に宋代の伝・状・碑・志を網羅的に収録する。緒論部分は、宋代の伝・状・碑・志の概況を紹介し、巻末には「作者簡介」「伝状碑志主人索引」「引用書目」を付す。

365560 『第三批国家珍貴古籍名録図録』
    中国国家図書館、中国国家古籍保護中心 編 国家図書館出版社 2012年8月刊 予価97,650円
 本書は、2010年9月2日、国務院により頒布された「第三批国家珍貴古籍名録」に含まれている2,300余部の古籍稀覯本を、「図録」(書籍のカラー写真)の形式で紹介する。

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