速報［8月8日③］～これから入荷・発売する本

　

365408 『両唐書疑義考釈《旧唐書》巻《新唐書》巻（全2冊）』
　　　　尤煒祥編　西泠印社　2012年6月刊　3,465円
　本書は、近年に出土された数多くの唐代墓誌に基づき、《旧唐書》と《新唐書》の様々な疑問点に綿密な考証を加え、その解明に挑む。

365441 『元朝秘史（校勘本）』
　　　　烏蘭校勘　中華書局　2012年7月刊　6,615円
　《元朝秘史》は、中世モンゴルの歴史書であり、《モンゴル秘史》と呼ばれることもある。チンギス・ハーンの一代記を中核に、その族祖伝承から後継者オゴデイの治世の途中までの歴史が記されており、モンゴル史及びモンゴル学の研究にとって極めて重要な文献資料である。しかし、ほかの史書と比較すると歴史事件の前後関係や経緯、内容などが都合の良いように改変されている箇所が随所に見られ、記述の史実性には疑問が残るとされている。本書は、11種の版本の《元朝秘史》及び《元朝秘史》と密接な関係がある羅桑丹津《黄金史》を参照し、《元朝秘史》の原書に全面的な校勘を加える。

365443 『欧陽修詩編年箋注（全4冊）』
　　　　[宋] 欧陽修撰　劉徳清、顧宝林 等箋注　中華書局　2012年7月刊　10,395円
　本書は、《四部叢刊》初編影印元刻本《欧陽文忠公文集》を底本とし、ほかの様々な版本を参照し、編年体の形式で欧陽修のすべての詩作に箋注を加える。「題解」部分は、各詩の創作年代・創作背景・関係人物・関係事件などを紹介し、「注釈」部分は、詩作の中の人名・地名・典故・難解詞語などを説明し、「附録」部分は、多くの古代詩歌選集に掲載されている欧陽修の詩作の題目、歴代の詩話が欧陽修の詩作に対する評価、様々な文献の中の欧陽修詩歌に関係する資料などを掲載している。

365445 『林一厂日記（全2冊）』
　　　　林一厂撰／李吉奎整理　中華書局　2012年7月刊　4,620円
　林一厂（1882-1950）は、早年、近代中国の著名な文学団体南社に加入し、その詩作は柳亜子・葉楚傖・張継などに高く評価された。その後、同盟会の会員として様々な政治活動に参与し、1934年から1947年にかけて国民党党史会の中心的なメンバーとして国民党党史の編纂に寄与した。本書は、1942年7月12日から1947年12月5日までの林一厂の日記を収録する。その内容は、党史会の活動を記録するほか、孫中山関係の史料、辛亥革命関係の史料、国民党下層部の報告書なども数多く引用されており、史料的価値が高い。《中国近代人物日記叢書》シリーズの1点。

365385 『清乾隆御覧四色抄本戯曲両種（1函4冊）』
　　　　上海図書館編　上海古籍出版社　84,000円
　本書に影印収録されている清代の戯曲弋陽腔の台本《江流記》《進瓜記》は、上海図書館に収蔵されている孤本であり、乾隆皇帝の批注が随所に見られ、その版本的価値が高い。

365365 『商代金文全編（全4冊）』
　　　　畢秀潔編著　作家出版社　2012年9月刊　予価94,185円
　本書は、2011年12月までに発見された商代の「有銘青銅器」6,270余の銘文に、各青銅器の名称・年代・出所などを付し、商中期・殷墟一期・殷墟二期・殷墟二、三期・殷墟三期・殷墟三、四期・殷墟四期・殷或西周早期の年代順に収録する。

365475 『子部珍本叢刊（全170冊）』
　　　　方勇主編　線装書局　2012年7月刊　2,520,000円
　本書は、宋元明清の善本や珍本から精選された子部の著述366種を、儒家類（108種）・道家類（58種）・釈家類（3種）・法家類（6種）・兵家類（16種）・墨家類（5種）・医家類（3種）・陰陽家類（11種）・術数類（2種）・芸術類（3種）・縦横家類（14種）・名家類（7種）・農家類（3種）・雑家類（24種）・類書類（2種）・總類（101種）に分類して影印収録する。その中、明正統年間の《道蔵》復刻本、宋刻本《孫子十一家注》、明顔体写本《荘子南華真経副墨》、宋代鈔本《潜虚》などは、いずれも第一級の稀覯本である。

365531 『四川省第一次全国汚染源普査成果匯編』
　　　　四川省環保庁編　西南財経大学出版社　2012年3月刊　5,145円
　本書は、四川省第一次全国汚染源普査工作総結報告、四川省第一次全国汚染源普査技術報告・四川省第一次全国汚染源普査技術報告放射性汚染源普査分報告など10の部分から構成される。