2013年2月8日金曜日
速報[2月8日①]~これから入荷・発売する本
372229 『南陽漢代画像石墓発掘報告集』
石紅艶、王清建 主編 中州古籍出版社 2012年10月刊 20,160円
主に墓葬の装飾に使われた漢代画像石は、当時の社会生活・農業生産・喪葬習俗などの実態を反映する「無字の漢書」として、兵馬俑・馬王堆漢墓と並ぶ「20世紀における中国の三大考古発見」の一つと位置付けられている。河南省南陽地区は、1930年代から次々と数多くの漢代画像石が出土されているため、山東滕州・江蘇徐州・陝北米脂と併称される「漢代画像石四大出土地」の一つであり、漢代の歴史や石刻研究の中心地の一つである。
本書は、1932年から2006にかけて行われた55の漢墓への発掘調査の報告集であり、考古学の見地から南陽漢代画像石墓を紹介する。
372230 『南陽漢代画像石図像資料集錦』
凌皆兵、徐頴 主編 中州古籍出版社 2012年10月刊 15,960円
……(略)……本書は、大量のカラー写真を配し、南陽漢代画像石の逸品1,107点を紹介する。
372234 『良友電影専刊(外二種)』
上海図書館編 国家図書館出版社 2012年12月刊 63,000円
民国映画の最盛期である1930年代に発行された多くの映画雑誌の中、《良友電影専刊》及び《電通》《影壇》は、「中国印刷最精、照片最美的影刊」と評価された最も代表的なものである。中国の主要な映画会社の歴史・組織・人員・作品・撮影方式・発展計画などを紹介する記事及び映画評論や大量の映画俳優の写真を掲載するほか、映画に関係するエピソード、世界映画界の動向なども紹介しており、中国の映画の発展に大きく寄与した。本書は、この3種類の映画雑誌の完全影印本。
372238 『中国地方志集成・新疆府県志輯(全12冊)』
鳳凰出版社 2012年12月刊 173,250円
本書は、民国までの新疆地区の地方志を多数収録する。
372239 『中華大典・林業典・森林培育与管理分典(全2冊)』
熊大桐主編 鳳凰出版社 2012年12月刊 6,960円
本分典は、5つの「総部」に分け、中国古代の森林培育や管理に関する資料を多数収録する。
372240 『西夏遺珍』
陳震、劉亜諌、李肇倫 編著 文物出版社 2013年1月刊 16,716円
西夏が元に滅ぼされた際、西夏政権を樹立した党項族が殆ど虐殺され、西夏の政府档案・文献資料及び民間の書物や器物も徹底的に焼き払われたため、西夏は、二十四史に含まれていない「幻の王朝」となってしまった。本書は、数多くのカラー写真を配し、中国や世界各地に散在している西夏文物を紹介する。その明細は、下記の通り。...(続き)
372243 『蔣清容先生遺稿(2函10冊)』
[清]蔣士銓撰 国家図書館出版社 2013年2月刊 予価252,262円
蔣士銓(1725-17843、号清容居士)は、清代中期の著名な文学者・戯曲家であり、その詩は、袁枚・趙翼と並ぶ「江右三大家」の一人と位置付けられ、その戯曲は、明代の巨匠湯顕祖の影響を受け、清代戯曲の発展に寄与した。本書は、国家図書館に収蔵されている《蔣清容先生遺稿》の影印本。
372244 『逢井(1函1冊)』
国家図書館出版社 2013年2月刊 予価14,700円
「逢井」とは、葬式に使われた水族の経書を指す。本書は、国家図書館に収蔵されている光緒18年(1892年)韋錦秀抄本《逢井》の影印本である。7種類の「逢井」が含まれており、清代における水族の社会生活・文化・習俗及び喪葬理念などを知る貴重な手掛かりと言える。