2013年2月8日金曜日

速報[2月8日④]~これから入荷・発売する本

 
372363 『清末民国旧体詩詞結社文献匯編(全26冊)』
    南江濤輯 国家図書館出版社 2013年3月刊 予価336,000円
 ……(略)……本書は、清末民初の数十の文学社団に関する大量の文献資料を影印収録し、近代中国文学研究に貴重な一次資料を提供する。

372368 『詩経異文匯考辨証』
    袁梅著 斉魯書社 2013年1月刊 7,245円
 本書は、唐孔頴達の《毛詩正義》と宋朱熹の《詩集伝》を底本とし、他の様々な《詩経》版本の異文に対比・考証・勘誤を加える《詩経》研究の力作である。

372370 『中国鳥類図鑑(全3巻)』
    曲利明主編 海峡書局 2013年1月刊 88,200円
 本書は、中国や台湾・香港・アメリカなどの鳥類研究者や写真家が撮影した4,000余枚のカラー写真を配し、21の目・101の科に属する中国の野生の鳥類約1,200種を紹介する。これらの鳥類の中国語・英語・ラテン語の名称及び形態特徴・分布地域・保護等級・出現頻度・生息時間・研究価値・生活習性などが明記されており、鳥類研究者や愛好者にとって貴重な基本資料である。

372380 『大元帆影―韓国新安沉船出水文物精華』
    沈瓊華主編 文物出版社 2013年1月刊 12,600円
 1975年、韓国新安沖の一艘の沈没船から、2万余点の青瓷器や白瓷器、2,000余の金属製品・石器・紫檀木製品、28トンの中国銅銭及び多くの香辛料などが発見され、現代韓国考古の重大な発見と位置付けられている。その後の研究により、この船は、元泰定3年(1323年)、中国の慶元港(現在の寧波港)を出帆し、日本の博多港に向かう途中、沈没した中国の貿易船であることが判明し、古代「海上シルクロード」の実態を知る貴重な手掛かりとして世界の考古学界から大きな関心を集めた。2012年12月、浙江省博物館と韓国国立光州博物館の共催により杭州で開かれた「大元帆影―韓国新安沉船出水文物精華展」では、285点の新安沉船出水文物の逸品が展示され、数多くの参観者の称賛を得た。本書は、大量のカラー写真を用い、この展覧会の展示品を紹介する。

372383 『飛諾蔵金』
    宛鵬飛編著 中州古籍出版社 2012年12月刊 12,075円
 本書は、多くのカラー写真を配し、収蔵家宛鵬飛の「飛諾工作室」に収蔵されている秦「十四年上郡守匽氏戈」、楚「向氏戈」、趙「大府之行戟」、趙「茲氏中官冢子戈」、越「王者旨於賜剣」など春秋戦国時代の銘文付きの兵器23点を紹介し、先秦歴史研究や古文字研究に貴重な実物資料を提供する。

372386 『終極之典―中古喪葬制度研究』
    呉麗娯著 中華書局 2012年12月刊 5,145円
 本書は、唐代の《喪葬令》《天聖令》などの法律文書に基づき、皇帝や官僚を中心とする唐代喪葬制度の特徴を探究する。その内容は、唐代喪葬制度の源流、唐代喪葬制度と伝統儀礼との関係、唐代皇帝の喪葬が当時の社会に与えた影響、唐代官吏の喪葬儀式の基準や待遇などに及ぶ。

372471 『選堂集林・史林新編(全3冊)』
    饒宗頤著 中華書局(香港)有限公司 2012年12月刊 12,537円
 本書は、《選堂集林・史林》(中華書局1982年版)に、「再談馬王堆帛書<周易>」(1984年)、「略談甲骨文与亀卜」(1989年)、「甲骨文断想」(1996年)、「慧能及<六祖壇経>的一些問題」(1997年)、「香港考古話由来」(1997年)、「古玉証史」(1998年)、「従出土資料談古代養生与服食之道」(1997年)、「古史的二元説」(1999年)、「朱子与潮州」(2002年)など、1980年代以降の饒宗頤の論文を追加収録する。

372473 『季羨林日記(1935.1.1~1936.12.31)』
    季羨林撰 香港中和出版有限公司 2013年1月刊 5,292円
 季羨林は、1935年から1945年にかけてドイツに留学し、その学術の礎を築いた。本書に収録された季羨林の1935年1月1日から1936年12月31日までの日記は、留学に行く前の様々な紆余曲折、ドイツで梵語などの古代言語を学習する経緯、ドイツでの生活の実態、ドイツ女性との恋などが記述され、学術大師の知られざる一面が明らかになる。