2014年5月1日木曜日

速報[5月1日③] これから入荷・発売する本~『遺失在西方的中国史:《倫敦新聞画報》記録的晩清 1842-1873』他

 
*表示価格は税抜価格です。

386151 『遺失在西方的中国史:《倫敦新聞画報》記録的晩清(1842-1873)(全3冊)』
    沈弘編訳 北京時代華文書局有限公司 2014年4月刊 10,890円
 1842年にロンドンで創刊された《倫敦新聞画報》(Illustrated London News)は……(略)……多くの駐在記者を上海・北京・広州などに派遣し、1857年から1901年にかけて、1,000余枚の中国関係のスケッチや数十万字の新聞記事を掲載し、欧米の読者に中国の実態を報道した。本書は、1842年から1873年まで《倫敦新聞画報》に掲載された1,500枚の版画や50余万字の報道の中国語翻訳を収録し、中国近代史研究に貴重な資料を提供する。

386162 『漢文字干支』
    陳亦民著 語文出版社 2013年11月刊 8,140円
 本書は、中国伝統文化「干支」の理論を用い、文を「干」とし、字を「支」として中国語の3,500の常用字と428の非常用字を象形・形符・会意・形声などの面から文字を解析する。

386100 『清末民国図書館史料匯編(全22冊)』
    王余光 主編 国家図書館出版社 2014年4月刊 300,000円
 本書は、国家図書館に収蔵されている清末民国時期の図書館史料160種を影印収録する。これらの史料の形式は図書館概況・図書館指南・図書館章程及び計画書・館務報告・調査資料・職員録・紀念冊などであり、内容は図書館法規・図書館協会活動・図書館教育・図書館事業・図書館館史などにわたり、関係する図書館は行政院・故宮・民社など8つの専門図書館、北京・天津・河北など18の省市級図書館、豊潤県・大同県など11の県や郷村図書館、燕京大学・金陵大学・蘭州大学など10余の大学図書館、一部の児童図書館になっている。殆どが初公刊のものであり、中国図書館学研究の基礎史料と言える。

386101 『澳大利亜蔵太平天国原刻官書叢刊(全3冊)』
    澳大利亜国家図書館編 国家図書館出版社 2014年4月刊 72,000円
 太平天国の原刻官書(詔書)は、殆どが戦火に消失したため、残された官書は、極めて貴重な一次史料として研究者に重視されている。オーストラリア国家図書館に収蔵されている孤本《天父下凡詔書第二部》と《太平天国甲寅四年新暦》を含む太平天国原刻官書と抄本23種・原版布告3種・原抄布告6種は、もともと太平天国がフランスやイギリスの外交官や宣教師に贈呈してもので、その後オーストラリア国家図書館「ロンドン会」の蔵書となった。本書は、これらの官書や布告を影印収録する。

386121 『乾隆高淳県志(全2冊)』
    朱紹文 点校 南京出版社 2013年12月刊 84,000円
 綿密な考証を経た春秋戦国時代から清初までの史料に基づいて編纂され、「順治丙申志」「後記己亥志」「編」の3つの部分及び沿革志・建置志・山川志・学校志・祀典志・賦役志・官師表・選挙表・恤典志・寺観志・列伝・芸文志・摭軼・遺編など14の「類」から成る《乾隆高淳県志》は、清代の最も優れた地方志の一つである。とりわけ山川志部分は、高淳県内の丹陽湖・石臼湖・固城湖の湖渠水利などを詳しく記述しており、中国水利史上に名を残している。本書は、《乾隆高淳県志》の初の標点校勘本。

386129 『魯荒王墓』
    山東博物館 編 文物出版社 2014年1月刊 26,100円
 山東省鄒県の明魯荒王朱檀の陵墓は、明代初の親王陵墓として、規模・形制・規格・構成・建築などの面において明代の親王陵墓の手本となっていたが、明末の戦乱によって殆ど破壊された。1970年・1971年に行った考古発掘調査により、魯荒王墓の地宮や宮殿遺迹が発見され、九旒冕・九縫皮弁・金鑲玉帯・「天風海濤」古琴・木俑儀仗及び多くの絵画作品や古書が出土された。本書は、大量のカラ―写真や図版を付して、魯荒王墓考古発掘調査の成果を紹介する学術報告集である。