2014年5月8日木曜日

速報[5月8日①] これから入荷・発売する本~『全国中草薬匯編・巻一~四(第三版)』『美国哈仏大学図書館蔵未刊中国旧海関史料 1860-1949』他

 
*表示価格は税抜価格です。

386182 『美国国会図書館蔵中国善本書録(上下)』
    王重民 輯録/袁同礼 重校 広西師範大学出版社 2014年3月刊 45,000円
 アメリカ国会図書館に収蔵されている善本書50,000余冊は、アメリカの中国学研究を支える重要な基礎資料である。1930・40年代、アメリカ国会図書館の依頼を受け、著名な目録学者王重民(1903-1975)により編纂された《美国国会図書館蔵中国善本書録》は、その中から精選された1,777種を経・史・子・集四部で収録し、それぞれの版式行款・撰著者・収蔵経緯・序跋題記を紹介し、版本についての精密な考証を行い、古籍版本目録学界の大きな賞賛と重視を受けた。本書は、1957年にワシントンで刊行された《美国国会図書館蔵中国善本書録》初版本の影印本。

386183 『清代公務印章図説』
    胡忠良 著 広西師範大学出版社 2014年3月刊 13,400円
 概ね皇帝璽印・帝后賜宝・太子親王印宝・后妃宝印などの皇室印章宝印、朝廷六部や内務府・宗人府の官印、八旗軍や緑営軍の軍印、地方政権の官印、外交関係の渉外官印などに分かれる清代の公務印章は、清代行政の円滑な運営に大きな役割を果たした。本書は、大量のカラ―写真を配し、これらの印章を、材質・形状・紐氏・印文・款識・制作・使用・管理・回収及び破損・紛失・不正使用の場合の対応などを紹介し、清代の歴史・官制・文化及び印章芸術の研究に貴重な資料を提供する。

386220 『全国中草薬匯編・巻一(第三版)』
386221 『全国中草薬匯編・巻二(第三版)』
386222 『全国中草薬匯編・巻三(第三版)』
386223 『全国中草薬匯編・巻四(第三版)』
    王国強 主編 人民衛生出版社 2014年3月刊
    巻一 7,430円/巻二 11,660円/巻三 7,590円/巻四 3,600円
 《全国中草薬匯編》(全4巻)は、大量のカラ―写真や図版を配し、約4,000種の中草薬を学名・俗名・産地・形態・成長環境・栽培・採取・科学分析・薬理・性味・効用・主治疾病・処方・飲片製剤・使用禁忌などの面から紹介する。

386168 『納木依蔵族帕孜文献(上下)』
    趙麗明、張琰 編著 広西師範大学出版社 2014年4月刊 48,000円
 約数千人の人口を有し、主に四川南西部の雅礱江・安寧河一帯で暮らしている納木依族は、文化・宗教・言語などがチベット族の強い影響を受けているため、チベット族の一部と見なされている。納木依蔵族は、原始宗教を信奉し、様々な象形文字で書かれたその経文は、祭祀の主宰者「帕孜」により伝承され、納木依蔵族の生活に深く浸透している。本書は、「納木依族群概況」「納木依語言概況」「文献精選精訳」「納木依語言文字字符表」「訪談口述史」「納木依語研究初探」「調査筆記」などの部分に分け、納木依蔵族帕孜文献の紹介を通し、納木依蔵族の宗教文化・社会習俗・家庭情況などを探究する。とりわけ「文献精選精訳」は、「納木依暦書」1種・「納木依神路図」2種・「納木依印棒」2種・「納木依唐卡」1種に注音・読解・翻訳を加え、「納木依語言文字字符表」は納木依蔵族の主要な象形字符を収録し、当代納木依蔵族研究の到達点を示している。

386169 『美国哈仏大学図書館蔵未刊中国旧海関史料(1860-1949)(1-20)』
386170 『美国哈仏大学図書館蔵未刊中国旧海関史料(1860-1949)(21-40)』
    呉松弟 整理 広西師範大学出版社 2014年4月刊 各316,000円
 1859年から1948年まで存在した中国の旧海関は、税金徴収のほか、外国との貿易の統計、税関所在地の経済・社会・政治の調査など関連業務も多角的に行い、膨大な資料を残した。これらの資料は、近代中国の対外貿易、経済発展、社会変化の研究に役立つ重要な文献である。……(略)……アメリカのハーバード大学図書館に収蔵されている中国旧海関史料は、量として旧海関史料の三分の二を占め、中国本土にない特種・雑項・関務・官署・総署・郵政などに関する海関出版物も多数含まれている上、殆どが未公刊であり、史料価値が極めて高い。本書は、ハーバード大学図書館中国旧海関史料の影印本。

386171 『満鉄調査報告・7(影印本)(全25冊)』
    遼寧省档案館 編 広西師範大学出版社 2014年4月刊 360,000円
 南満洲鉄道株式会社(満鉄)には、その傘下にあったさまざまな調査機関と数多くの調査要員の長年にわたる調査活動により、夥しい数の調査資料が残された。「立法と行政上の参考資料」として日本の植民政策に寄与したものではあるが、20世紀前半の中国における社会や経済の実態が反映される貴重な歴史資料でもある。その中、中国の各地で直接に収集した情報に基づき作成された満鉄調査報告は、数量が多く、内容も重要で研究者に最も重要視されている。遼寧省档案館編纂、広西師範大学出版社刊行の《満鉄調査報告》は、現存の満鉄調査報告を網羅的に影印収録し、満鉄研究や抗日戦争研究に貴重な資料を提供する。本輯は、満鉄上海事務所調査課(調査室)・満鉄産業部・満鉄弘報課が1930・40年代に提出した報告書から構成される。その内容は、当時の上海や華東・華中・華南地区における農業・砿業・化学工業・交通・財政・文化・衛生状況などに及ぶ。

386178 『謝良琦集』
    [清]謝良琦 撰 広西師範大学出版社 2014年3月刊 22,500円
 謝良琦(1626-1671、字・仲韓、広西全州の出身)は、清初の広西地区の文壇を牛耳った著名な文学家であり、とりわけ「大気磅礴」の風格を有する詞作を多々創作したため、「海内詞壇領袖」として崇められていた。本書は、謝良琦の代表作《酔白堂文集》《酔白堂文続集》《酔白堂詩集》《酔白堂詩余》を収録する。