2011年5月23日月曜日

速報[5月23日]~これから入荷・発売する本

 
346927 『書目答問匯補』
    来新夏、韋力、李国慶匯補 中華書局 2011年5月刊 14,070円
 《書目答問》は、晩清の重臣張之洞(1837-1909)が、2年余をかけて、夥しい数の中国古代典籍から精選した最も重要で実用性の高い2,200種を経・史・子・集・叢書に分類し、「書目」の形式で紹介し、その後の国学研究に大きな役割を果たした近代における目録学の集大成的な著述であるため、数多くの校正本が刊行された。本書は、《書目答問》の最善本とされる清光緒5年貴陽校刻本を底本とし、各書籍を紹介する本文に整理・校勘・訂正を経た他の様々な校刻本・批校本・校語の内容を加え、附録部分には、《書目答問》版本図釈・《書目答問》刊印序跋・《書目答問》題識・《書目答問》通検表及び書名と作者の索引を掲載する。

346934 『温州経籍志(全4冊)』
    〔清〕孫詒譲編 潘猛補点校 中華書局 2011年5月刊 11,340円
 晩清の樸学大師孫詒譲(1848-1908)が8年間をかけて編纂した《温州経籍志》は、唐代から清道光年間までにおける温州の永嘉・楽清・瑞安・平陽・泰順・玉環など6つの県の出身或いは温州で活躍した政治家・文人・学者・高官など1,300余人及び温州に関する著述1,759種を紹介する温州地方の芸文志であり、「地方芸文志之冠」「一郡文献之幟志」と高く評価されている。現代の学者潘猛補の点校を経た《温州経籍志》は、《温州経籍志》の最善本と見なされている。

346711 『中国辺疆研究資料文庫・辺疆方志文献初編・西南辺疆(全28冊)』
    知識産権出版社 2011年5月刊 315,000円
 本書は、清代と民国時代に編纂された中国の南西部辺疆地区の地方志文献を影印収録する。その明細は、以下の通り:《西蔵全図附説》(清・嵆志文)/《嘉慶重修一統志・西蔵》/《西康建省記》(民国・傅華峰)/《西蔵考》(佚名)/《衛蔵通志》(清・和琳)/《西蔵通覧》(日本・山県初男)/《嘉慶重修一統志・元江州》...(続き)

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