2011年10月21日金曜日

10月20日の新着和書~『「壁と卵」の現代中国論』『三国志演義 現代中国語版』他

 
「「壁と卵」の現代中国論 リスク社会化する超大国とどう向き合うか」
    梶谷懐著 人文書院 1,995円
  *揺らぎ、ときに衝突する、中国の制度(=壁)と個人(=卵)。「中国」はひとつにまとまった、堅く大きなシステムではない。私たちは、それをどこまで分かっているだろうか。本書では、経済を中心に社会、歴史を横断し、多元的に変動する現代中国をリアルに、そして鮮やかに分析。気鋭の経済学者が、専門知のみならず幅広い知見と清新な視点を活かして論じる、左右のイデオロギー対立を超える、創見に満ちた現代中国(経済)論の誕生。

「清原宣賢漢籍抄翻印叢刊 1 大学聴塵」
    戸川芳郎他監修 汲古書院 21,000円

「敦煌壁画物語 釈迦の前世・誕生・悟り・涅槃」
    聶鋒編著/筒井文子編訳/梁雲祥監修 東京文献センター 2,940円
  *ブッダが古代インドの思想界にいかに新風を吹き込み、仏教思想を広めることが出来たのか。祇園精舎はどのようにして建立されたのか。なぜ、涅槃の地にクシナガラの沙羅双樹の林を選んだのか等々謎が溶けた。紀元前5~6世紀の古代インドでブッタがどのようにして生きたか一緒に醍醐味を味わえるのは興味深いことである。

「共生のプラクシス 国家と宗教」
    中島隆博著 東京大学出版会 5,250円

「中国語の基本文法 1項目10分 この順で学べばすらすらわかる!」
    呉悦、呉念聖、周剛 著 すばる舎 1,890円

「三国志演義 現代中国語版」
    胡興智著 NHK出版 840円
  *『三国志演義』の有名なシーン13を現代中国語で再現。文法を一通り学んだ学習者向きです。本文中の単語を各話の最後に解説し、登場人物や有名なセリフを「解説」ページで紹介。意味を確認できるよう巻末に全文の日本語訳を掲載。本文には『三国志演義』の伝統的版画や、現在の関連写真も掲載しています。

0 件のコメント: