2013年11月18日月曜日

速報[11月18日①] これから入荷・発売する本~『西域歴史文化大詞典』『新編漢魏叢書』他

 
380948 『二十世紀日記知見録』
    虞坤林編 国家図書館出版社 2013年10月刊 13,650円
 本書の「国内部分」は、《丁仁長日記》《丁治磐日記》《丁玲日記》……(略)……《胡風日記》《胡適日記全編》《雷鋒日記》など1900年以降の歴史人物の日記1,100点及び《陣中日記(上羽武一郎)》《倉石武四郎中国留学日記》《辛壬日記(宗方小太郎)》《瓦徳西拳乱日記(ガスリー)》《陣中日記(松井石根)》など中国と密接な関係を有する外国人の日記30余点を、それぞれ篇目・作者・版本・日記跨度(一部は内容紹介)・作者簡介・収蔵単位などの面から紹介する。《日記篇名目録(筆画)》《日記著者目録(筆画)》《日記著者目録(拼音)》も付しており、日記学研究の一つの空白を埋める力作と言える。

380951 『中南銀行档案史料選編』
    夏秀麗、黒広菊 主編 天津人民出版社 2013年6月刊 6,237円
 1921年に創立された中南銀行は、新中国の政府系の銀行に吸収される1950年代初頭までの30年間にわたり、塩業銀行・大陸銀行・金城銀行と並ぶ「北四行」の一つとして、天津を中心とする北方地区において様々な金融活動を展開し、中国経済の発展に寄与した。本書は、天津市档案館に収蔵されている中南銀行の創立初期の文献、組織機構、章程・制度・規定、人事任免、行内福祉、賃金制度及び歴年の営業報告、一部の年度業務専題総括報告、貯金・貸付統計表、本店や各支店の往来書信、同業の銀行との往来書信などを収録しており、中国現代金融研究に貴重な一次資料を提供する。

380968 『西域歴史文化大詞典(全3冊)』
    賀霊 主編 新疆人民出版社 2012年12月刊 60,480円
 本書は、3,200余幅の写真や図版を配し、《図譜巻(1集・2集)》と《文字巻》に分け、民国までの新疆の歴史・民族・地理・宗教・文学・言語・生産・民俗・政治・軍事・芸術・文学・古籍・名勝・人物・教育・法律などに関する21,000余の語彙を収録する。

380970 『中国古代文芸理論専題資料叢刊(全4冊)』
    徐中玉、陳謙豫 編 中国社会科学出版社 2013年8月刊 27,405円
 《本原・教化・意境・典型編》《比興・神思・文質・文気編》《芸術弁証法・法度・通変編》《風骨・才性・情志・知音編》から成る本書は、先秦から近代までの詩詞・文章・曲・小説・戯曲・絵画・音楽・書法の原理・創作経験・批評鑑賞などに関する理論資料を網羅的に収録する。

380989 『瓊瑶全集・第1輯(全7冊)』
    瓊瑶著 北京十月文芸出版社 2013年8月刊 9,124円
 本書は、数々の長篇小説や人気ドラマを生み出した台湾の著名な女流作家瓊瑶の作品を網羅的に収録する。第1輯は、長篇小説《寒烟翠》《翦翦風》《彩雲飛》《碧雲天》《一顆紅豆》《夢的衣裳》《匆匆,太匆匆》から構成。

380879 『新編漢魏叢書(全8冊)』
    鷺江出版社 2013年7月刊 151,200円
 明清の学者により編纂された《漢魏叢書》は、原書が殆ど存在していない漢魏及び晋・梁・陳・隋の経・史・筆記・雑記関係の作品を数多く収録しており、その史料価値が極めて高い。本書は、経翼・別史・子余に分け、現存する《漢魏叢書》(明・程栄輯)、《広漢魏叢書》(明・何允中輯)、《増訂漢魏叢書》(清・王謨輯)から精選された著述120余種に整理・校勘・標点を加えて収録する《漢魏叢書》の最善本である。

380992 『百年跨国両地書―福建僑批档案図志』
    福建省档案館 編 鷺江出版社 2013年6月刊 9,182円
 世界各地で暮らしている大量の福建出身の華僑が使っている閩南語では、「批」は書信であり、「僑批」とは近代において彼らが故郷に送金する際、送金の書類に付した親属宛の書信を指す。本書は、「僑批産生」「僑批運営」「僑批価値」「珍貴記憶」の4つの部分に分け、写真を配して福建省档案館に収蔵されている350余通の「僑批」を紹介する。説明文部分は、「僑批」の形成・発展・繁盛・衰退の歴史を記述し、「僑批」が近代における福建地区の経済の発展に及ぼした影響を掲示する。《福建僑批档案目録》の姉妹編。