2013年11月28日木曜日

11月28日の新着和書~『問答有用 中国改革派19人に聞く』『楊逸エッセイを中国語で読む! 中国語中級テキスト』他


「アジアの人びとの自然観をたどる」
    木部暢子、小松和彦、佐藤洋一郎 編 勉誠出版 3,990円

「華僑・華人と中華網 移民・交易・送金ネットワークの構造と展開」
    濱下武志著 岩波書店 5,775円

「史論の復権 與那覇潤対論集」
    與那覇潤 述 新潮社 777円

「新訳 紅楼夢 第三冊」
    曹雪芹 作/井波陵一 訳 岩波書店 3,360円

「中国東南地域の民俗誌的研究 漢族の葬儀・死後祭祀と墓地」
    何彬 著 日本僑報社 10,290円

「読画塾 第3号」
    文人画研究会 編 汲古書院発売 2,100円

「読画塾 第4号」
    文人画研究会 編 汲古書院発売 2,100円

「杜甫詩注 第二冊 巻二 書生の歌 下」
    吉川幸次郎 著/興膳宏 編 岩波書店 10,500円

「問答有用 中国改革派19人に聞く」
    吉岡桂子 著 岩波書店 2,205円
  *中国人の中にも様々な考えがある。そうした意見に耳を傾け、対話を重ねることが、相互理解には必要なのではないか。大国への歩みを急ぐ中国が抱える問題を指摘し、多様な分野で活動をしている改革派の声を紹介。経済エリート、研究者、ジャーナリスト、NGO活動家など、19人へのインタビューと解説によって構成。

「明清史散論」
    安野省三 著 汲古書院 11,550円

「楊逸エッセイを中国語で読む! 中国語中級テキスト」
    篠原征子 編著 光生館 2,520円
  *本書の課文は、芥川賞作家楊逸氏のエッセイ集『おいしい中国――「酸甜苦辣」の大陸』(文藝春秋刊)の一部を中国語に翻訳したものである。同エッセイ集は楊逸氏が中国で暮らした22年間の思い出を「食」を通して記したもので、苦難を乗り越え、たくましく生き抜いた楊逸氏一家の様子を描いた作品である。翻訳に際しては、中級テキストにふさわしい、平易な中国語表現を用いた。学習者は課文を楽しく読み進めるうちに、中国語の基本的な表現を覚えることができる。本書の特色は次の4点である。①課文の語彙、文法事項は日常会話での使用頻度が高いものを用いた。②初級段階を終えた学習者が無理なく課文を読めるように、文脈に沿った語注を多く付けた。③課文に出て来る重要な文法事項は「ポイント」で取り上げ、簡潔に説明し、実用的な例文を挙げた。④各課の最後で再度要点を押さえ、しっかり復習ができるように、練習問題を付けた。

「ロスト・モダニティーズ 中国・ベトナム・朝鮮の科挙官僚制と現代世界」
    アレクサンダー・ウッドサイド 著/秦玲子 監訳/古田元夫 監訳 NTT出版 3,360円