2013年11月11日月曜日

最新刊 『中国ビジネス通訳裏話 だから、漢語はおもしろい!』(戸毛敏美 著)発売!


http://www.toho-shoten.co.jp/toho-web/search/detail?id=4497213112&bookType=jp
『中国ビジネス通訳裏話 だから、漢語はおもしろい!』
  戸毛敏美 東方書店 2013年11月 1,680円

通訳のモットーは“得其意,忘其形”(意味は汲み取り、形は忘れる)
著者は日中国交回復以前より、通訳として40 年余りビジネスの現場をサポートし続け、また、関西外国語大学で18年間中国語を教えてきた。同じ漢字を使う日本と中国だからこそ起こる誤解、文化の違いによる摩擦を、ビジネスや通訳の「現場」で遭遇した笑い話、裏話を交えて解説。天安門事件当時の思い出を綴った「通訳冥利」、未来を担う若者へのメッセージ「ひたむき(六き)に学ぼう!」なども収録。おもしろくてためになる、さらには元気が涌いてくる「一読三鳥」の語学エッセイ。


【著者】戸毛敏美(とげ としみ)
1936年中国ハルビン生まれ。1958年中国人民大学を卒業して帰国。三十数年貿易業界で勤務。主な任務は輸入拡大。1996年より関西外国語大学外国語学部教授及び大学院中国ビジネスコミュニケーション学科指導教授として17年間勤務。現在関西外大孔子学院参事。


【著者のことば】
私は中国で、たえず日本語と比較しながら漢語を学んできました。(略)また帰国後、40年近く日中貿易に関する仕事に従事し、幾多のトラブルや誤解に遭遇しました。その中で痛感した日中相互理解の「言うは易し、実現は難し」をご紹介し、日中関係の現状打開のお役に立ちたいと思います。漢語を学んだことのない方には、少なくとも漢語は面白いなーと興味を持っていただき、中国と中国の人々に一歩近づいていただければ幸甚です。また漢語をすでに学んでおられる皆様の一助になれますよう、漢語にはピンインと対訳を付けました。(略)上級の方々のために、実際に翻訳通訳する中で陥りやすい例を多々挙げさせてもらいましたので、参考になるかと思います。(まえがきより)


目次より:
I はじめに
II なかなか謝らない中国人
III どう学べばいいの 漢語学習の心得〔外国語をマスターするには母語のレベル向上が大事!/てん(点)で話にならない! まる(丸)で分からない!/誤解だらけの病院用語 ほか全14話〕
IV 日中同字異議で起きる喧嘩〔サッカーで破門されたの?/微妙に違う“爱”の話/1日で「老婆」になる方法/嘘も“方便”!/顔色は青くならないの!/通訳泣かせの方言 ほか全60話〕
V 文化の違いからくる誤解〔「つまらない物ですが」/宴会文化/パジャマと浴衣 ほか全10話〕
VI 通訳冥利“翻译的善报”
VII ひたむき(六き)に学ぼう!
あとがき/中国語索引