2014年1月24日金曜日

速報[1月24日③] これから入荷・発売する本~『台州叢書甲集・乙集』『董作賓文物遺珍選輯』他

 
382949 『台州叢書甲集(全4冊)』
    [清]宋世犖 輯/徐三観 等点校 上海古籍出版社 2013年11月刊 17,955円
 清初の礼学家宋世犖(1765-1821)により編纂された《台州叢書》(甲集・乙集)は、学術価値の高い台州地方文献を収録し、地方志の不足を補った清代初の地方叢書として、その後の地方叢書の編纂に大きな影響を与えた。甲集は、《広志繹》《石屏詩集》《見聞随筆》《文則》から構成される。

382950 『台州叢書乙集(全5冊)』
    [清]宋世犖 輯、徐三観 等点校 上海古籍出版社 2013年11月刊 26,460円
 ……(略)……乙集は、《赤城志》《赤城集》《滇考》《道南書院録》《台学源流》から構成される。

131752 『天学初函(全6冊)』
    [明]李之藻 等輯 台湾学生書局 2013年11月刊 50,400円
 李之藻(1565-1630)は、明万暦・崇禎年間の官僚であり、徐光啓と共にマテオ・リッチなどイエズス会宣教師と親しく、受礼してキリスト教徒となり、ヨーロッパの科学を広く中国に紹介した科学者でもある。李之藻の主宰で1628年(崇禎元年)に編纂された《天学初函》は、「理編」と「器編」に分け、マテオ・リッチ、ジュリオ・アレニなどの宣教師及び徐光啓や李之藻自身の著述・訳書20点を収録する。...(続き)

382760 『蔣介石与現代中国的形塑 1 領袖的淬錬』
    黄自進、潘光哲 主編 中央研究院近代史研究所 2013年9月刊 6,615円
 2007年から2011年にかけて、台湾中央研究院近代史研究所・日本蔣介石研究会・中国社会科学院近代史研究所の共催により、台北・北京で蔣介石研究国際学術研討会が4回にわたって開かれ、様々な蔣介石研究の新しい成果が発表された。《蔣介石与現代中国的形塑》は、この研討会の論文から精選された35篇を2冊に分けて収載する。第1冊《領袖的淬錬》は、「革命生涯与建国構想」と「人際網絡与観念交鋒」の二つのテーマで蔣介石が革命の指導者として台頭する過程を探究する論文を収録。

382761 『蔣介石与現代中国的形塑 2 変局与肆進』
    黄自進、潘光哲 主編 中央研究院近代史研究所 2013年9月刊 6,615円
 ……(略)……第2冊《変局与肆進》は、「体制建構与権力運作」と「外交決策与戦略布局」の二つのテーマで蔣介石の権力基盤の形成やその行使及び蔣介石の外交思想や外交政策を探究する論文を収録。

382765 『董作賓文物遺珍選輯:逝世五十周年紀念』
    陳正栄 編 博揚文化事業有限公司 2013年11月刊 21,000円
 董作賓(1895-1963、字彦堂)は、羅振玉(雪堂)・王国維(観堂)・郭沫若(鼎堂)とともに「甲骨四堂」と称される著名な甲骨学者であり、その代表作《大亀四版考釈》《甲骨文断代研究例》《殷暦譜》などは、中国甲骨研究の礎を作り上げたものとして世界の甲骨学界に高く評価されている。董作賓逝去50周年を記念して刊行された本書は、大量のカラー写真を配し、書法・信札・論著稿本・文芸作品・影写本臨本与拓本・生平照片・題識与其他・書款与鈐印の8つの部分にわけ、董作賓が残した文物を紹介する。

382902 『簡牘学報 21 第二届弱水簡牘研読会成果研討会専号』
    呉昌廉 主編 台北市簡牘学会、中華簡牘学会 2011年10月刊 16,800円
 本書は、台北で開かれた第二届弱水簡牘研読会成果研討会で発表された下記の論文を収載する。...(続き)