2014年1月31日金曜日

速報[1月31日③] これから入荷・発売する本~『新見隋唐墓誌集釈』『万暦嘉興府志』他

 
383537 『新見隋唐墓誌集釈』
    王連竜 編 遼海出版社 2013年9月刊 1,470円
 本書は、近年に新しく発見された隋唐墓誌から精選された50種をそれぞれ「墓誌拓本展示」と「墓誌内容考釈」の二部分から考証する。「墓誌拓本展示」部分は拓本の写真や図版を配し、これらの墓誌の出土年・出土地・形制・図案・書法・サイズなどを紹介し、「墓誌内容考釈」部分は歴史学・芸術学・文字学・文学・考古学・民族学・社会学などの研究成果を活用し、墓誌に考釈を加え、隋唐史研究に貴重な資料を提供する。

383447 『宋本芸文類聚(全3冊)』
    [唐]欧陽詢 撰 上海古籍出版社 2013年12月刊 22,680円
 唐武徳7年(624年)、諭旨を受けた中書令欧陽詢の主宰で編纂された《芸文類聚》は、100巻・46部・727の子目から構成され、「詩」「賦」「賛」「箴」に分け、唐代までの1,431種の古籍を収録する中国最古の百科全書的な類書の一つである。《芸文類聚》に収録されている古籍は、殆どが唐代以降の乱世に消失したため、その史料価値が極めて高く、後世の様々な典籍に引用された。本書は、上海図書館に収蔵されている現存する最も古い版本である宋版《芸文類聚》の影印本。

383450 『万暦嘉興府志』
    [明]劉応鈳 纂/[明]沈堯中 修/嘉興地方志辨公室 編校 上海古籍出版社 2013年12月刊 10,279円
 明万暦28年(1600年)に刊行された《万暦嘉興府志》は、明弘治《嘉興府志》や明嘉靖《嘉興府図記》をベースにして編纂された明代最後の嘉興府志であり、初めて《官師巻》《名宦巻》で郡や邑までの職官を記述したため、その史料価値が高く評価されている。本書は、台湾成文出版社の《万暦嘉興府志》初刻本の影印本を底本とし、上海図書館収蔵の《万暦嘉興府志》を参照して編纂された初の《万暦嘉興府志》点校本である。

383410 『三峡地区春秋戦国至漢代青銅器科技研究』
    重慶市文化遺産研究院 編 科技出版社 2013年9月刊 12,705円
 本書の章立ては、下記の通り。...(続き)

383412 『北京竜泉務窰遼代瓷器科技研究』
    北京市文物研究所 編著 科学出版社 2013年11月刊 14,175円
 北京市門頭溝区竜泉務村一帯は、遼代の白瓷・青瓷・黒瓷・三彩瓷の生産地であり、多くの遼代瓷窰が残されている。《北京文物与考古系列叢書》の一点として刊行された本書は、緒論・竜泉務窰及出土瓷器・竜泉務窰瓷器成分研究・竜泉務窰瓷器物相研究・竜泉務窰瓷器色差研究・竜泉務窰瓷器焼製温度研究・竜泉務窰瓷器微観形態分析・結語の8つの章に分け、竜泉務窰遼代瓷器の胎釉成分・物相構成・色度指標・焼製温度・施釉工芸・装焼工芸などを探究する。

383518 『先秦貨幣匯覧・方足布巻(1函3冊)』
    黄錫全、董瑞 編 北京出版社 2012年12月刊 157,468円
 春秋早期に使われていた貨幣「布幣」は、戦国時代になると次第に「尖足布」「方足布」「円足布」「雑形布」の四種類に変化し、その中、使用地域が最も広範なのは「方足布」であった。本書は、約600幅の正面・背面の写真を配し、「韓国方足布」「趙国方足布」「魏国方足布」「両周方足布」「燕国方足布」「楚国方足布」「文字或国別待定方足布」の7つの部分に分け、先秦時期の120余種の「方足布」を名称・銘文・使用地域や国家・重量・出土地などの面から紹介する。