2014年1月31日金曜日

【再掲】[催事情報] 「台湾、沖縄、…分断と孤立のアジアをつなぎ直す」 書評会+シンポジウム(2/3,4)

 
【催事情報】
小社に寄せられた、中国関係のイベント・シンポジウムなどの情報をご紹介いたします。最新の情報はコチラでご確認ください。

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■台湾、沖縄、…分断と孤立のアジアをつなぎ直す
  鄭鴻生『台湾68年世代、戒厳令下の青春』出版記念書評会+シンポジウム



http://gensha.hit-u.ac.jp/news/20140203.pdf

アジアの冷戦構造が再編・再強化されようとしている、しかも日本が起点となって。一方、米国は一度として東アジアから去ったことはないのだが、何故か「米国のアジア回帰」と称される。今日、まだ依然として脱冷戦は<私たち>の最大の潜在テーマである。であれば、冷戦が揺れ動き、そしてまた修復されていった、幾つかのアジアの「瞬間」を今一度思い起こしてみなくてはならないだろう。例えば、基地が残されたままの「沖縄返還」、そして台湾で発生した「保衛釣魚台運動」からの民主化抗争…。そう、それらの「瞬間」は、まだまだ分断されたままである。まだ経験していぬ幾つかの「瞬間」を繋ぎ合わせる作業――その中でこそ<私たち>の脱冷戦アジアのイメージが鼓舞されるはずだ。

【第一部】 鄭鴻生『台湾68年世代、戒厳令下の青春』(作品社)出版記念書評会
▼日時:2月2日(日) 14:00-18:00(開場 13:30)
▼会場:明治大学和泉キャンパスリエゾン棟2階会議室
  〒168-8555 東京都杉並区永福1-9-1 京王線明大前駅下車5分
  URL:http://www.meiji.ac.jp/koho/campus_guide/izumi/access.html
▼スピーカー:鄭鴻生(著者)、仲里効(評論家)、浅井基文(元外交官、政治学者)
  通訳:丸川哲史(明治大学)

【第二部 シンポジウム】
▼日時:2月3日(月) 14:00-18:00(開場 13:30)
▼会場:一橋大学東キャンパス 国際研究館 四階 大教室
  〒186-8601 東京都国立市中2-1 JR中央線国立駅下車南口から徒歩約6分
  URL:http://www.hit-u.ac.jp/guide/campus/campus/index.html

▼プログラム:
  「台湾の民主化運動と1970年代」 松永正義(台湾研究、一橋大学名誉教授)
  「東アジア共同体の新たなベクトルの再検討―1970年代台湾の二つの思想変動を糸口として」 鄭鴻生(作家)
  「海のノモスと島の想念」仲里効(評論家)
  通訳:橋本恭子(一橋大学言語社会研究科博士研究員)

【共通】
▼予約不要・入場無料
▼主催:亞洲現代思想 Modern Asian Thought(通称:MAT)
  協力:明治大学教養デザイン研究科丸川ゼミ+作品社


【参考文献】
  台湾68年世代、戒厳令下の青春 釣魚台運動から学園闘争、台湾民主化の原点へ
    鄭鴻生 著/丸川哲史 訳 作品社 2014年01月
  [中国語原書] 青春之歌:追忆1970年代台湾左翼青年的一段如火年华
    郑鸿生 生活·读书·新知三联书店 2013年08月
 
http://www.toho-shoten.co.jp/toho-web/search/detail?id=4861824685&bookType=jp