2014年3月25日火曜日

速報[3月25日③] これから入荷・発売する本~『清代西蔵地方档案文献選編』『中国石窟・天水麦積山(第2版)』他

 
*表示価格は税抜価格です。

384981 『安郷湯家崗―新石器時代遺址発掘報告(上下)』
    湖南省文物考古研究所 編著 科学出版社 2013年11月刊 20,610円
 近年に行われた湖南省常徳市安郷県湯家崗新石器時代遺迹への考古発掘調査により、約6,000年前の城壁の痕跡が発見され、大量の石器・白陶・彩陶の残片が出土され、この一帯は洞庭湖古文明の発祥地であったことが判明した。本書は、この考古発掘調査の学術報告集であり、章立ては下記の通り。...(続き)

384986 『明直隷開州八都三尚書文献選編』
    濮陽県档案局 編著 河南人民出版社 2013年10月刊 27,000円
 明代の直隷開州(現在の河南省濮陽市一帯)は、9人の都御史及び兵部尚書、吏部尚書の出身地であるため、関係する史料が数多く残されている。本書は、「八都」「三尚書」と称されたこの9人の出身・恩命・人物・詩文及び石刻・墓誌・文集に関する資料を網羅的に収録し、明史や濮陽地方史の研究に貴重な一次資料を提供する。

384987 『海南民国档案資料選輯 1』
    中国第二歴史档案館、海南省档案局 編 海南出版社 2013年12月刊 84,000円
 本書は、中国第二歴史档案館や海南省档案局に収蔵されている、民国時期(1912-1949)における各中央機関やその直轄機構の海南関係の档案資料を影印収録しており、その内容は政治・経済・軍事・科学・教育・文化・衛生などに及ぶ。

385008 『民国時期西南辺疆档案資料匯編・広西巻(全30巻)』
    広西壮族自治区档案館 編 社会科学文献出版社 2013年12月刊 560,000円
 本書は、広西壮族自治区档案館に収蔵されている民国時期における広西の政治・経済・文化・海関・民政などに関する档案資料から精選されたものを影印収録する。

385019 『書苑菁華校注』
    [宋]陳思編 撰/崔爾平 校注 上海辞書出版社 2013年12月刊 5,390円
 宋代の学者陳思により編纂された『書苑菁華』は、書法・書勢・書状・書体・書旨・書品・書評・書議・書估・書断・書録・書譜・書名・書賦・書論・書記・書表・書啓・書箋・書判・書書・書序・書歌・書詩・書銘・書賛・書叙・書伝・書談・書意・書志・雑著に分け、宋代以前の書法理論文章160篇を収録する。中国書法の必読書と位置付けられているため、汪氏振綺堂刊本、『翠琅玕館叢書』本、『述古叢鈔』本、明善堂本、四庫本など多くの版本が刊行されたが、点校本はなかった。本書は、汪氏振綺堂刊本を底本とし、明善堂本、四庫本などを参照して編纂された初の『書苑菁華』校注本。

385041 『清代西蔵地方档案文献選編(全8冊)』
    西蔵自治区档案館 編 中国蔵学出版社 2013年12月刊 120,000円
 本書は、西蔵自治区档案館に収蔵されている、清代におけるチベットの政治制度・行政管理・経済貿易及び中央政権との関係などに関する档案資料1,522件を影印収録する。いずれも初公刊のもので史料価値も学術価値も高い。

385058 『随州葉家山―西周早期曾国墓地』
    湖北省博物館、湖北省文物考古研究所等 編 文物出版社 2013年12月刊 14,310円
 2011年から2013年にかけて、湖北省文物考古研究所が行った湖北省随州市淅河鎮蔣寨村葉家山遺迹への考古発掘調査により、140基の西周早期墓葬から大量の青銅器・陶磁器・漆器・木器・玉器が出土された。青銅器の銘文を解読した結果、この墓葬群が西周早期曾国の墓地であることが判明し、西周考古の重大な成果として高く評価されている。本書は、この考古発掘調査の学術報告集。

385061 『中国石窟・天水麦積山(第2版)』
    麦積山石窟芸術研究所 編 文物出版社 2013年7月刊 17,100円
 5世紀から13世紀までの800余年をかけて造られた麦積山石窟は、敦煌石窟・雲岡石窟・龍門石窟と並ぶ中国四大石窟の一つであり、古代における東西交通の要衝河西走廊に位置しているため、仏教・イスラム教・印度教など文明の影響が色濃く見られる。本書は、数多くのカラ―写真や図版を配し、現存する麦積山石窟の83の窟龕を雕塑・内景・外景及び関係論文などの面から詳細に紹介する。