2014年3月7日金曜日

速報[3月7日①] これから入荷・発売する本~『民国時期連環図画総目』『楚帛書研究(十一種)』他

 
*表示価格は税抜価格です。


http://www.toho-shoten.co.jp/toho-web/search/detail?id=383343&bookType=ch
383343 『民国時期連環図画総目』
    王志庚 主編 国家図書館出版社 2013年12月刊 26,100円
 中国特有の小型絵本である連環画は、ルーツを五代・宋に遡ることができるが、正規な出版物として多くの読者に受け入れられたのは、民国時代であった。1925年、上海世界書局により刊行された連環画《三国志》《水滸》《西遊記》《封神演義》《説岳全伝》《紅楼夢》は、一世を風靡し、民国時期における連環画出版の大発展を導いた。本書は、書目の形式で国家図書館に収蔵されている8,291種を含む民国時期の連環画13,895種を紹介する。

383345 『南京図書館民国珍本図録』
    南京図書館 編 国家図書館出版社 2013年12月刊 16,200円
 中華民国の首都だった南京では、大量の民国文献が残されている。本書は、南京図書館に収蔵されている孫文や蔣介石の手迹及び代表的な民国の重要な典籍・雑誌・輿図などを含む民国文献200種にそれぞれ「書影」(原物写真)を付して紹介する。

383346 『天津図書館古籍普査登記目録(全3冊)』
    国家図書館出版社 2013年12月刊 84,000円
 本書は、天津図書館に収蔵されている1912年までに刊行され、「古籍普査」により確認された古籍31,822種を、普査番号・書名・著者・版本・巻数・行款などの面から紹介する書目であり、巻末には書名筆画索引を附す。

383293 『海派書画文献匯編 1』
    張偉、黄顕功 主編 上海辞書出版社 2013年12月刊 10,890円
 《海派書画文献匯編》は、晩清・民国時期の様々な雑誌に掲載された上海や江蘇・浙江地区の絵画・書法・篆刻及び関係人物についての文献資料を収録する。第一輯は、綜合理論・人物・団体機構・展覧会・出版物・潤例・詩詞・消息など8つの部分に分け、《湖社月刊》《芸林旬刊(月刊)》《絵学雑誌》《造型美術》《国画月刊》《国画》《蜜蜂画報》《芸術界週刊》《芸術旬刊》《亜波羅》《真相画報》《上海画報》《北洋画報》《美展》《中国美術会季刊》など16種の民国雑誌から集めた関係文献を掲載しており、これらの文献の著者は、黄賓虹・賀天健・施翀鵬などの大家が含まれている。

383299 『吐魯番博物館蔵歴代銭幣図録』
    吐魯番博物館、吐魯番学研究所 編纂 上海古籍出版社 2013年12月刊 14,760円
 吐魯番地区は、古代シルクロードの要衝である上、極めて乾燥した気候なので歴代の貨幣が数多く残されている。本書は、大量のカラー写真を配し、吐魯番博物館に収蔵されている漢から民国までの歴代の中央王朝や地方政府の貨幣から精選されたものを紹介しており、いくつかのローマ・イラン・日本・ベトナムの貨幣も掲載されている。

383300 『北京考古志・昌平巻』
    王燕玲 主編 上海古籍出版社 2012年12月刊 9,240円
 本書は、1920年代以降の北京昌平地区に関係する考古資料を網羅的に収録する。これらの資料の研究年代は、先史時代から明清時代までであり、内容は、1500年前の古長城、張営大型墓葬、南口雪村遺迹などである。

383315 『楚帛書研究(十一種)』
    李零 撰 中西書局 2014年1月刊 4,950円
 本書は、「長沙子弾庫戦国楚帛書研究」「楚帛書与式図」「楚帛書目験記」「楚帛書的再認識」「中国古代的墓主画像」など考古学者李零の11点の論文を収録する。その中の「楚帛書与式図」と「楚帛書的再認識」には、英訳文が付してある。