2014年3月25日火曜日

速報[3月25日⑤] これから入荷・発売する本~『華僑華人研究報告2013』『中国古籍稿鈔校本図録』他

 
*表示価格は税抜価格です。

385153 『華僑華人研究報告(2013)』
    丘進 主編 社会科学文献出版社 2014年1月刊 6,490円
 『華僑華人研究報告』は、華僑大学により編纂された白書であり、2013年版の内容は、下記の通り。...(続き)

385121 『韓昌黎文集校注(上下)』(平装版)
385122 『韓昌黎文集校注(上下)』(精装版)
    [唐]韓愈 著/馬其昶 校点/馬茂元 整理 上海古籍出版社 2014年3月刊 [平装]5,390円/[精装]6,490円
 数多くの韓愈文集の中、桐城派文人馬其昶(1855-1930)が、明清の未公刊の抄本や手稿を含む様々な韓愈文集の版本を参照し、文字訓詁・名物制度・史実疏証などの面から韓愈のすべての文章に校正・標点・勘誤を加え、古典文学研究家馬茂元(1918-1989)の整理をも経た本書は、最も優れたものとして高く評価されている。「文集」(8巻)、「文外集」(2巻)、「遺文」(1巻)、「集伝」(1巻)、「附録:集外文」(3篇)から構成。『中国古典文学叢書』の1点。

385123 『滄溟先生集(上下)』(平装版)
385124 『滄溟先生集(上下)』(精装版)
    [明]李攀龍 撰/包敬第 標点 上海古籍出版社 2014年3月刊 [平装]5,940円/[精装]7,590円
 『滄溟先生集』は、「後七子」と称される明代詩壇の古文辞派の筆頭李攀龍(1514-1570、号滄溟)の詩文を網羅的に収録する。清道光27年(1847年)、李攀龍の末裔李献方により刊行され『滄溟先生集』は、明王世貞隆慶6年(1572年)刻本に綿密な校勘を加えたものであり、校勘の水準が高く評価されている。本書は李献方刻本に更に標点を付した最も完璧な李攀龍集整理本。『中国古典文学叢書』の1点。

385125 『劉元卿集(上下)』
    [明]劉元卿 撰/彭欣樹 編校 上海古籍出版社 2014年3月刊 9,790円
 明代の著名な理学家・文学家劉元卿(1544-1609)は、呉与弼・鄧元錫・章潢と並ぶ「江右四君子」の一人であり、後期陽明学派の重鎮である。本書は、「内編」部分で劉元卿の著述『大学新編』『山居草』『還山続草』『通鑑纂要』『六鑑』『劉聘君全集』を、「外編」部分で劉元卿が編纂に参与した『諸儒学案』『賢奕編』及び様々な佚文を収録し、年譜や伝記資料も付している。『陽明後学文献叢書』の1点。

385133 『中国古籍稿鈔校本図録(全3冊)』
    王世偉、陳先行 主編 上海書店 2014年3月刊 価格64,000円
 版本鑑定には、書影(原書の写真)と図録は欠かせないものである。本書は、稿・鈔・校本の3冊に分け、魏晋から清末までの300余種の代表的な古籍を紹介する。それぞれにカラー写真や詳細な書誌提要を付し、巻末には分類索引・書名索引・作者索引・字号索引が掲載されており、使いやすい。

385116 『張大千臨摹敦煌壁画最新詮釈』
    徐大緯 著 上海文化出版社 2014年3月刊 9,900円
 現代中国絵画の巨匠張大千(1899-1983)は、1940年から2年7ケ月に渡って、敦煌莫高窟に住み込み、壁画の模写に取り組んでいた。模写は、芸術的で美しい作品となるように古ぼけた各時代の変色し剥落した部分を推定して補いながら制作された。1942年にその成果が重慶で発表され、敦煌壁画の素晴らしさが大きく広まることになった。しかし、張大千のこの行為により敦煌壁画が取り返しのつかない損害を蒙ったとの指摘も数十年にわたって消えることがなかった。本書に収載された下記の10篇の論文は、近年に新しく発見されたものを含む大量の関係資料に依拠し、張大千の敦煌壁画模写の真相やその是非を探究する。...(続き)

385142 『域外漢籍珍本文庫・第4輯(史部)(全24冊)』
    人民出版社 2014年1月刊 245,000円
 本書は、アメリカ・日本・ベトナム・フランス・ドイツ・韓国の大学や研究機関及び個人が収蔵している中国古代の史書を多数影印収録する。その中、アメリカ国会図書館収蔵の明万暦刊本『延平県志』『汪氏世紀』や明抄本『大明興化府志』などの貴重な史料や、朝鮮沈大允撰『全史』など外国人の中国史論史評の著述は、いずれも研究価値が極めて高い。