近代という社会的変革期にあたり、西洋との接触を通じて「中華―夷狄」の枠組みの転換を迫られた中国の知識人たちは、国際社会の中で「中国」をいかなる存在として捉え直していったのか。近代中国の「知の構図」を確立した思想家である梁啓超・胡適・王国維らをはじめとして、彼らの思想・歴史・文学・地理・言語・政治などに関する多彩な言説を材料として解明する。「中国知識人の自己認識」という問いは、中国思想史における大変動期の様相を明らかにするとともに、現代中国のあり方にも繋がる今日的な意義を持っている。
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