2008年9月26日金曜日

速報[9月26日①]~これから入荷・発売する本

309875 『《四庫全書総目》精華録』
    司馬朝軍編 武漢大学出版社 2008年5月刊 18,900円
 中国の思想・文化・歴史・文学などの研究には、《四庫全書総目》は、欠かせない基本典籍であるが、その内容の膨大さが、研究者たちを悩ませていた。漸本《四庫全書総目》を底本とし、殿本《四庫全書総目》及び文淵閣《四庫全書》の巻頭提要を参照して編纂された本書は、中国文化を代表する経典文献であることと提要の文章が精彩であることを基準とし、厳選された《四庫全書総目》のもっとも重要な提要1,000則を収録しており、研究者に利便を提供する。

309877 『蒙古学百科全書・古代史巻』
    内蒙古人民出版社刊 16,800円
 蒙古民族は、世界史に大きな足跡を残したが、蒙古民族の歴史・文化・科技などを研究する蒙古学をテーマとする百科全書は、世界のどの国でも出版されていなかった。蒙古語と中国語の二つの言語で著述され、《古代史巻》《地理巻》《文物考古巻》《綜合巻》《国際蒙古学巻》など20の学科巻から成る《蒙古学百科全書》の刊行は、この空白を埋める。

309878 『中日関係史研究(2008年 全4期)』
    中国中日関係史学会 8,820円
 1984年8月31日、中国の有識者が、中日関係史研究及び中日学術交流の推進を主旨とし、北京で創立した中国中日関係史学会は、ハイレベルの民間学術団体である。20数年間、数多くの中日両国の専門家、学者、政治家、外交官などが、中日関係史学会主催の座談会、研討会、シンポジウムで中日関係史や当面の中日関係などについて学術交流を行い、中日友好関係の発展に貢献してきた。季刊《中日関係史研究》は、中日関係史学会の会刊。

309898 『済南通史(全6冊)』
    斉魯書社 2008年8月刊 25,200円
 本書は、白寿彝主編の《中国通史》(12巻)の体裁に沿い、6巻に分け、上古からの済南の歴史を記述する。各巻は、地図・写真・目録・前言・正文・歴史大事年表・後記で構成され、その内の正文部分は、綜述・典志・列伝から成る。

309879 『夏漢字典(増訂版)』
    李范文編著 中国社会科学出版社 2008年6月刊 52,500円
 155の異体字を含む6,000の西夏文字を収録する1997年刊行の《夏漢字典》は、西夏文字の解読に大いに役立ち、学界からの賞賛を浴びている。しかし、西夏の人により編纂された《同義》《同音》背注手抄本や《文海宝韵》《同音文海合編》《五音切韵》など重要な字書の内容及び西夏文字研究の新しい成果が反映されていないとうい欠点がある。本増訂版は、この10年間に新しく発見された130の文字及び誤訳・誤釈された54字、訛体26字、音韻不明の13字に訳釈・考証を加えた上で、追加収録した、もっとも完全な夏漢字典である。

0 件のコメント: