11月4日の新着和書～『大人のための近現代史 19世紀編』『中島敦「山月記伝説」の真実』

　
「大人のための近現代史　１９世紀編」
　　　　三谷博編　並木頼寿編　月脚達彦編　東京大学出版会　2,730円
　　＊日本とその隣国に住む人々のために著された初めての東アジア近現代史。東アジアの近代に何が起こって、どんな関係を築かれてきたのか。第一線の歴史家たちによるわかりやすい叙述と、多彩なコメントから描く、初めて学ぶ人にも、学びなおす人にも最適な通史。

「纐纈城綺譚　文庫」
　　　　田中芳樹著　朝日新聞出版　630円

「精選　中国語基本文例集　ＣＤ付」
　　　　上野恵司編　白帝社　2,100円

「中島敦「山月記伝説」の真実　文春新書」
　　　　島内景二著　文芸春秋　798円
　　＊教科書の定番「山月記」を残して夭折した悲劇の天才、中島敦。実は当時、複数の大物作家が同じ説話を元にした作品を発表していた。なぜ無名の作家の「山月記」だけが生き残ったのか。そこに隠された真実とは。

「柳宗元　逆境を生きぬいた美しき魂」
　　　　下定雅弘著　勉誠出版　3,360円