2010年7月1日木曜日

速報[7月1日②]~これから入荷・発売する本

 
332409 『越南漢文燕行文献集成(越南所蔵編)』
    復旦大学文史研究院、越南漢喃研究院編 復旦大学出版社 2010年7月刊 予価315,000円
 越南漢文燕行とは、古代に中国に派遣されたベトナムの使節や中国を旅行した民間人により著述された漢文の紀行文のことを指し、その形式は、主に燕行記・北使詩文集・使程図の三種類である。本書は、ベトナム漢喃研究院漢喃書庫に収蔵されている、1314年から1884年までの500余年にわたるベトナムの陳朝・後黎朝・西山朝・阮朝の53人が著述した...(続き)

332372 『西班牙図書館蔵中国古籍書志』
    馬徳里自治大学東亜研究中心編 上海古籍出版社 2010年6月刊 12,600円
 本書は、スペインの9つの図書館に収蔵されている200余種の中国古籍を、書名・巻数・著者・版本・冊数・行款・サイズ・牌記・刻工・写工・原書序跋・鈐印諸項などの面から詳しく紹介する書志である。数多くの稀覯本が含まれているため、資料価値が高い。

332420 『明清両朝繍像、刻板叢書(第一輯)(全14冊)』
    全国図書館文献縮微複製中心 2010年4月刊 136,500円
 本書は、下記のものを含む明清に刊行された多くの繍像・刻板叢書を収録する。《古今名人像譜》:3種類の繍像画冊から構成。清康煕年間の画家劉源の作品《凌烟閣功臣譜》は、魏徴・房玄齢・尉遅敬徳・李靖など唐太宗の「開国功臣」24人を描いた名作であり、付している賛美詩は書道の名作でもある。同年代の画家金古良の作品《無双譜》は、《晩笑堂画伝》より古い古代人物画像集。道光年間の画家張士保の作品《雲台二十八将図像》は、...(続き)

332400 『漢達古籍研究叢書―先秦両漢典籍引《周礼》資料匯編』
    何志華、陳雄根編著 中文大学出版社 9,009円
 古代の国家組織制度を記述する《周礼》は、著者や著述背景など詳しい源流が不明であるが、戦国時代の著述と見なされている。東漢後期の経学大師鄭玄が《周礼注》を著述したため、《周礼》の地位は、《儀礼》《礼記》を超え、「三礼」の筆頭となった。本書は、香港中文大学刊行の《先秦両漢典籍逐字索引》を底本とし、先秦両漢の典籍に引用された《周礼》の資料を収録し、経学・訓詁学・声韵学の研究に便利を提供する。

332392 『媽祖文献史料匯編(第二輯)(全3冊)』
    中華媽祖文化交流協会編 中国档案出版社 2009年10月刊 35,700円
 《媽祖文献史料匯編》は、中国東南沿海地区及び一部の東南アジア国家の媽祖信仰に関する文献史料を収録する。本輯は、各地区の媽祖信仰の著録、様々な正史・野史・類書・地理総志・歴朝実録などに散在している媽祖信仰の資料、各地の媽祖宮廟の匾額や対聯を収録する。

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